METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI | |
1997年 12月2日 〜12月24日 |
12月の企画展 |
安田康彦展 |
Yasuhiko Yasuda |
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会 期 |
1997年12月2日(火)〜12月24日(水) |
作家名 |
安田 康彦 (やすだ やすひこ) |
作家紹介 |
彫刻を専攻していたが,従来の彫刻の範疇で捕らえる立体への意識ではなく,直接身体と関わる空間や建築的構造意識を作品へ取り入れ制作しています。また,使用する素材の中で,光や空間(空気の流れ)も作品へ取り入れています。 |
作 品 |
内容:インスタレ−ション 素材:木・鉄・ガラス・布(シルク)・光・空間 |
制作意図 |
現代における加速度的に発達した情報化社会の中では,視覚的意識のみが重要視されているように思える。しかし,我々が持つ身体の意識基準は視覚だけではなく,触覚・聴覚といった知覚機能が備わっている。 現在の情報化社会,つまり「都市型」の構造社会の中では,身体が消滅していくのではという恐れがある。 …『脳と視覚』を除くすべてのもの… 私は視覚以外にも備わっている身体的機能に着目し,作品を制作しています。 作品のコンセプトは,第1に「空間に置かれた身体」,第2に「その身体に纒わりつく,または身体を包む自然」,第3に「その自然と対立する領域(都市的なもの)の存在」,第4に「相反する領域の間に身を投じること」これらを用いています。 ある意味では,開かれている室内空間を更に構築物により遮断してしまう。しかし,それは完全に閉ざされているのではなく通気口のような部分で外部空間と繋がっている,その外部と内部・開かれた空間と閉ざされた空間を移動することによって,前に述べた身体的問題点が現出してくればと思っています。 |
略 歴 |
1965 鹿児島県生まれ 1993 東京芸術大学彫刻科大学院修士課程終了 【個展】 1992 Office PRIME(埼玉) 1994 ギャラリ− NWハウス ( 6月・12月)(東京) 1995 ギャラリ− 現(東京) 1995 ルナミ画廊(東京) 1996 ギャラリ− K(東京) 1996 ギャラリ− 現(東京) 1997 アンのギャラリ−(埼玉) 1997 METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI (12月) (印旛沼湖畔) 【グル−プ展】 1989 『5人展』 東京芸術大学(東京) 1995 『現代ア−ティストセンタ−展』東京都美術館(東京) 1995 『インパクトア−トフェスティバル』京都市立美術館 (京都) |
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