METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI
2002/１/６
　　〜２/11

1〜2月の企画展(屋内)

高橋靖史展

移植 -印旛沼-

会　期

 　2002年1月6日（日）〜2月11日（祝）

作家名

 　高橋靖史（たかはし　やすふみ）

作家紹介

 　日常的視点から，日本の肖像，あるいはセルフポートレイトのようなものを作りたいと考えています。そのために，立体作品の中に生物や映像を組み込んでインスタレーションとして表現することを多く用いています。

作　品

 　内　容　：　インスタレーション・立体ドローイング・銅版画
　素　材　：　金属・セラミック，他　

制作意図

 　90年代前半の樹木を素材やモチーフにした作品から，現在の古着を主な素材とした作品まで，一貫してものごとの表皮と内側の関係ということに関心を持ってきました。そしてそれは単に物質としての樹木や身体だけでなく，日本の自然や社会の表面と内側への関心へと発展してきました。今は制作を通して現代の人間社会の営みや生の記憶を生態系的な地層のように堆積させ，顕在化する手法を確立していきたいと思っております。

略　歴

 1986　筑波大学大学院修士課程芸術研究科彫塑修了
　　　　（芸術学修士号取得）
1987-89　パリ国立高等美術学校留学
　　　　（資格　フランス政府給費留学生）
　　　　　アーティスト　イン　レジデンス
1988-89　パリ国際芸術都市滞在（日仏文化センター助成）
1994　アーティスト・イン・レジデンス・ひので滞在
　　　　（東京都日の出町助成）
1995,96　Est-Nord-Est彫刻センター滞在（カナダ ケベック州）
1996　スカルプチャースペース滞在
　　　　〔アメリカ　ニューヨーク州ユチカ）
【個展】
1993　「森の記憶」ギャラリー日鉱〔東京）
　　　「銅の森」かねこ・あーとギャラリー〔東京）
1994　「銅の森」プラザギャラリー〔東京）
　　　"VeinR"- 脈道 -　プラスマイナスギャラリー〔東京）
1995　"Red Reflection" SKOLアートセンター
　　　　（モントリオール）
1966　"Red Reflection" THE New Gallery 〔カルガリー）/
　　　　　 Mercer Union（トロント）
　　　　ジャパン・カナダ・ファンド，国際交流基金助成
　　　"Red Reflection" ギャラリーVA（東京）/
　　　　ギャラリー・イン・ザ・ブルー（宇都宮）　　　
　　　"Injurious Inertia" La Chambre Blanche (ケベック）
　　　"Injurious Inertia" Deleon White Gallery（トロント）
1997　"Pages" ギャラリー・ドゥ（東京）
1998　"Injurious Inertia" Southern Alberta Art Gallery
　　　　（カナダ　アルバータ州）
　　　　ジャパン・カナダファンド助成
1999　温床　1999　ギャラリー・イン・ザ・ブルー（宇都宮）
2000　温床　2000　ギャラリー　フレスカ（東京）
2001　移植　ギャラリー・イン・ザ・ブルー（宇都宮）
2002　METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI（印旛沼湖畔）
【グループ展】
1992　「第４回東京野外現代彫刻展」世田谷区砧公園（東京）
1997　「エフェ・デュティリテ−ル」
　　ベイ・サン・ポール・エクスポジション・センター
　　　　　（カナダ・ケベック州）
　　　　ストーン・クォーリー・ヒル・アート・パーク
　　　　　（アメリカ・ミューヨーク州）
1998　「アート/生態系」宇都宮美術館（栃木）
1999　「第28回現代日本美術展」東京都美術館・京都市美術館
2000　「第29回現代日本美術展」東京都美術館・京都市美術館　　　　　「ヒロシマ・アート・ドキュメント」
　　　　　　旧陸軍被服支厰（広島）
2001　「先年の扉」栃木県立美術館

受賞歴

 　栃木県芸術祭奨励賞（1982）
　ハイネケン　アーティスト　サポート　プログラム（1992）
　栃木県文化奨励賞（1997）
　第29回現代日本美術展　佳作賞（2000）