METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI
2000年
 7月8日
  〜8月6日

7月の企画展

「都市化への記憶」

丸山常生展


 作家によるパフォーマンス 7/23(日)pm4:30より開催

会 期

 2000年7月8日(土)〜8月6日(日)

作家名

 丸山 常生(まるやま ときお)

作家紹介

 1979年より「都市におけるフィ−ルドワ−ク」をキ−コンセプトに美術家として発表活動を始める。環境,ことに都市化されつつある環境を,様々な物質・情報・視線・行為など,厖大なエネルギ−が流れる通過場としてとらえ,人間の活動や自然現象の様々な「記憶」をたどり,それらの断片をサンプリングし提示する作品の発表を続ける。
 絵画・立体造形・インスタレ−ション・写真・ビデオ映像・パフォ−マンスなど,様々なメディア,形式を用いる。不可視の通過場のエネルギ−を,新たな展望を拓く可視化された壮大な通過場として,再編成する作品作りを構想する。
 現在まで,個展は「都市−土地」・「標界」シリ−ズ・「接界」シリ−ズ・「土地の系」シリ−ズ・「時間の補修」シリ−ズなど22回。グル−プ展は「大谷地下美術展」「多摩川野外美術展」など多数参加。美術館企画展は「<物体>詩」・「線について」(板橋区立美術館)など。パフォ−マンス公演は「Land of information(情報の土地)」「On the Map」「Our Whereabouts(我らのありか)」「Faraway so close (遠くて近い)」「Transition(転移・移行)」シリ−ズなど,日本及び世界各地で70余回公演。

作 品

 内容:立 体 
 素材:金属・木材・その他

制作意図

 今を生きる人々の,増大化しつつある危うげな存在感の検証。我々を取りまく環境(外的な)が,都市化とともに,自然から近代的都市へ,そしてハイパ−メディア環境へと移行していくにつれて,人々の精神状況(内的な)が,善かれ悪しかれ様々な変化を余儀なくされてきていることに興味を抱く。それはヒトが生存していく上での宿命でもある。
 インスタレ−ションの作品においては,それを物質的なマテリアルの側面から,そしてパフォ−マンスの作品においては,非物質的な情報の流れや人々のふるまいの側面からアプロ−チしようとしている。

略 歴

1956 東京に生まれる
1982 東京芸術大学 大学院美術研究科絵画専攻
    (杉全 直/榎倉康二研究室)終了
最近3年間の主な活動
1998.1. 個展 SamazamanaME90"
    (かわさきIBM市民文化ギャラリ− 川崎)
2. 第5回日本国際パフォ−マンス・ア−トフェスティバル
    (新宿文化センタ−他)
3. “ Via #4 Festival”
    (C.R.A.N.E. Quincerot, Bougogne,他 France)
6. “ Castle of Imagination”
    (The West Kashubian Museum, Bytow, Poland)
8. トボロジカルな被膜(CASA 東京)
9. 加害/被害 Attack/Damage(板橋区立美術館 東京)
10. 個展 “In the Memory of Urbanization”
    (Calerie C.Delank, Bremen, Germany)
11. 個展 “Removal Projects vo1.2”
    (フタバ画廊移転準備室 東京)
1999.1. 個展 “BLOW UP '99 -vol.1"
    (トキ・ア−トスペ−ス 東京)
4. 多摩川野外美術展 '99(多摩川緑地福生南公園 福生)
5. “New Faces of Art IN Asia”
    (BWA Galeris Grodzka, Lubline, Poland)
9. “MMAC FESTIVAL in TOKYO '99"
    (ギャラリ−・スペ−ス21 東京)
10. 脱・現代美術教養論(板橋区立美術館 東京)
11. “Asiatopia II”(Saranrom Park, Bangkok, Thailand)
11. アトリエの謎 (板橋区立美術館 東京)
2000.3. 第7回日本国際パフォ−マンス・ア−トフェスティバル
    (キッドアイラックホ−ル 東京)        
3. 個展「都市化への記憶」#3(Ki・Ari 東京)
6. “Inter Azioni 2000"(ERSU Theatre, Sardinia, Itaria)
7. 個展・パフォ−マンス
    (Metal Art Museum Hikarinotani 印旛沼湖畔 千葉)