METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI
2000年
 8月12日
 〜9月10日

8〜9月の企画展示(屋内)

大塩博美展

-The Little Boy and The Fat Man Met in Japan-



会 期

 2000年8月12日(土)〜9月10日(日)

作家名

 大塩博美(おおしお ひろみ)

作家紹介

作 品

 内容:立体,オブジェ,平面
 素材:金属 その他

制作意図

 Iron Drawingとしての表現(性)

 鉛筆をもって,あるいは筆をもってプランを考える。それは直接的なイメ−ジの定着という,一つの意味を持つ。そしてそこには自由な開放された意識が具現化され,自然な形で現れてくるように思う。しかし現代美術において,計算された表現がマンネリズムを引き起こし,その未熟さが人々には受け入れようのない嬰児性として映るようなのである。がしかし,その未熟さを考えたとき,そこには計算された表現と同じように,熟練した意識のなかでのイメ−ジの具現という,個々の中での解決された意識がそこにあるのではないか。一回性の表現,あるいはインスタレ−ションとしての表現は,現実的状況の中で,物質,空,作者,見るものとの関係と意味をテ−マとしてきた。その状況との関係がそのイメ−ジの具現という,ドロ−イングとしての立場の中に見出だせるように思う。
 ドロ−イングと現実とがストレ−トに交信可能な状況を作ること。
 ドロ−イングとして素材を扱うこと。
 その表現(ドロ−イング)がインスタレ−ションとしての空間を作り出すこと。

略 歴

1955 長崎県島原市生まれ
1978 多摩美術大学 卒業
   第1回「北九州絵画ビエンナ−レ」展 入賞
     …'80出展…(北九州美術館)
   第12回「日本国際美術」展
   '78「日仏現代美術」展 入賞
1979 神奈川版画アンデパンダン展(神奈川県民ホ−ル)
1980 多摩美術大学大学院 卒業
   「絵画のアナグラム」展(横浜市民ギャラリ−)
   「表現の現場」展(多摩美術大学院構内)
   「概念と空間」展(千葉県立美術館)
1981 「様式」展(神奈川県民ホ−ル)
   「屈折の養分」展(千葉県立美術館)
1982 “International Impact Art Festival 82”
     (京都市立美術館)
1983 “International Impact Art Festival 83”
     (京都市立美術館・ソウル現代美術館)
1984 「大谷地下美術展」…'85,'86出展…
     (栃木県宇都宮市/大谷資料館)
   「夜間瀬川野外彫刻展」…'86,'87出展…
     (長野県山ノ内温泉郷/夜間瀬川)
1988 「近藤等則 有明MZAコンサ−ト」舞台美術 (東京)
1990 「検証,そして…」1990展 (千葉県立美術館)
1991 日韓現代美術交流展…'94出展…(船橋西武)
   多摩川野外美術展 (多摩川河川敷)
1992 「夏アルプスWaミュ−ジアム展」…'93出展…
     (長野/大町)
1993 日韓現代美術交流展(韓国/清州)
1995 ながさき・水の波紋'95展
     (被爆50周年祈念ア−トフェスティバル)
1996 東京湾・トラッシュ・ライブ(ゴミと美術家達)
      in 台場 潮風公園(東京)
   ア−トソ−コ53展 …'97.'98出展…
     (八王子/ア−トソ−コ 53オ−プニング企画)
1997 芝山国際ア−トフェスティバル (千葉)
1998 トラッシュ・ライブ(ゴミと美術家達)in 新宿
   高城病院レリ−フモニュメント「Lady Earth」制作 
     (長崎県島原市)
1999 「花咲美実」多摩川野外彫刻展 '99
     (多摩川緑地福生南公園)
2000 多摩美術大学油科講師(その他,個展・グル−プ展多数)