METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI | |
2000/4/29 〜5/28 |
5月の屋外展示 |
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行本詩麻展 |
それぞれの居場所 |
会 期 |
2000年4月29日(土)〜5月28日(日) |
作家名 |
行本 詩麻(ゆきもと しま) |
作家紹介 |
今まで鋳造を通じて金属による立体表現をしてきた。私が物をつくるうえで重点としているのが,幼い頃から手で触れて感じてきた記憶である。その感触を表すうえで,粘土やロウなど柔らかい素材を手で形づくる原型がそのまま金属に置き換わる鋳造は,私にとってとても良い手法だと思っている。特に鉄は出来上がりの素直さや手になじむ感じが良く,他の金属よりも暖かみを感じる。固く冷たいイメ−ジのある鉄を用い,柔らかさや暖かみを持つような作品をつくることで,観る人が固定観念を捨て,素材にとらわれず自由に何かを思い出したり,発見したりしながら感じてもらえたらと思っている。 |
作 品 |
内容 : 立体 素材 : 鋳鉄 |
制作意図 |
それぞれの居場所 −イマ,ココニイル− ある場所に固定されている不自由さ。 ある場所に固定されることの安定感。 どこにでも動くことができる自由。 動き続けて固定されない不安感。 自分が今,居るべき場所は何処なのか。 明らかなのは,今の自分がここに居るという事実。 それぞれ,ある場所に存在している。 それは変化するかもしれないし,変化しないかもしれない。 いつでもどこかの場所を求め探している。 それがどこであっても,今ココニイルと感じていたい。 感じることで確認する自分の存在。 それぞれの場所がある。今,ココニイル。 |
略 歴 |
1973.12 東京都国立市生まれ 1997.3 東京芸術大学美術学部工芸科鋳金専攻卒業 1999.3 同大学院美術研究科(鋳金)修了 2000.3 同大学研究生修了 個展 1997.5 「そっと未来を思い出す」ガレリアラセン(国立) 1998.6 「砂場の感触」カレリアラセン(国立) 1999.4 「穴」−日々のくりかえしと残されたもの− 松明堂ギャラリ−(小平) 1999.10 「もう一つの空間」ガレリアラセン(国立) 2000.5 「それぞれの居場所」 Metal Art Museum Hikarinotani(千葉・印旛沼湖畔) グループ展 1995.10 「展で話にならない」ギャラリ−スペ−スA(国立) 1996.7 「辞典自展」ガレリアラセン(国立) 1997.8 「ス−パ−マ−ケットに行くように」 SHIBAア−ト(大久保) 1997.9 「Metal Whispre Exhibition」 東京芸術劇場展示室(池袋) 1997.11 「妥妥展」SHIBAア−ト(大久保) 1998.1 「Select小品展」ガレリアラセン(国立) 1998.1 「生活の中の鋳物展」桃林堂ギャラリ−(青山) 1999.1 「Select小品展」ガレリアラセン(国立) 1999.10 「ア−ティストと鑑賞者がつくる美術」 新冠町明和小学校(北海道) 2000.2 「Select2000展」ガレリアラセン(国立) |
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