METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI | |
2000年 4月29日 〜5月28日 |
5月の企画展 |
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小山徹郎金属展 |
記憶のスケッチ |
会 期 |
2000年4月29日(土)〜5月28日(日) |
作家名 |
小山 徹郎(おやま てつろう) |
作家紹介 |
大昔の出来事なのに,なぜか,新鮮な記憶なのです。凍てつく冬の,ザ…ザ…ザ… とボタン雪が舞い降りる音が聞こえてくるほどの静寂の中で夜空を眺めていました。窓ガラスの水滴が見る見る間に凍り付いていく,それをツメで掻きながらわずかの隙間から暗闇を眺めていました。ヴァイオリンは“宝物”だったけれど,このまま出てこなければいいと思った。額のはげ上がったオ−マンディが居た。眼光鋭いトスカニ−ニが居た。これだけで充分に幸せだった。なのに… 今,このヴァイオリンが私の手元にある。 |
作 品 |
内容 : レリ−フ 素材 : 銅 |
制作意図 |
昔の記憶が“億れ”になることがあります。あの静けさがたまらなくいいとか,あの田舎の風景がたまらなくいいとか…。 冬の銀世界は広大な遊び場に変わり,その中を雪まみれになってころげ回ったものです。雪ダマを体中に付けて帰ったときの家の暖かさ。楽しさと寂しさが同居したのが田舎の暮らしでした。昔々の記憶です。その記憶を金属にのこしていきたいと考えています。 |
略 歴 |
1944 北海道出身 東京芸術大学大学院美術研究科彫金専攻修了 【展覧会等】 1963 第39回北海道展 1964 第40回北海道展,読売新聞社賞 1965 第41回北海道展,新人賞 第51回光風会展 1966 第42回北海道展 第53回光風会展 第6回県展選抜展記念賞展(文部省,東京都美術館) 1970 グル−プ展(銀座・松屋) 1971 個展(銀座・松屋) 1972 個展(銀座・松屋)ジュエリ−デザイン展,デビアス賞 1973 個展(銀座・松屋) 1996 個展(千葉・画廊椿) 第19回ジュエリ−ア−トコンペティション(麻布工芸館) (伊丹市立工芸センタ−) 【個展】 1998 個展(日本橋・千葉銀ア−トギャラリ−) 1999 個展(千葉・椿画廊) 2000 個展(千葉・METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI) |
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