樋の色や形はそれほど重要視される事がなく、いつの間にか設置されることも多いようです。実際に自分の家の樋の色が何色か知らない人もいると思います。 通常今まで樋の色の決め方は、屋根や壁、サッシの色に合わせたりしてきました。こげ茶のサッシでアイボリーの外壁であれば、こげ茶の樋を使用していました。 最近サッシの色で一番使っている色はステンカラーです。ちょっと昔のアルミ色よりも高級感のある、ステンレスに似た色です。その場合の樋の色は何色にするのか結構悩んでいました。無難に外壁のアイボリーと合うこげ茶にすることが多かったのですが、サッシ、外壁、樋がそれぞれ違う色というのがどこか違和感がありました。 最近発売されたのがメタリック調の樋です。軒樋も竪樋もメタリック調の銀色で塩ビの樋というよりも金属のように見えます。塗装の質がいいらしく、通常の色よりも耐久性もあります。サッシがステン色で、屋根がガルバリウム鋼板の銀色等の場合は問題なく使えます。 価格は通常色よりも少し上がってしまうので、見積時からスペックするほうがいいでしょう。 代表商品 松下電工梶@メタリック調軒樋
木造用のアルミサッシはメーカーごとに日々競い合い進化しています。ペアガラスの一般化や外壁通気工法による外壁厚み対応等はそれに対応するシリーズが当たり前になってきました。 こんなサッシがあったらいいなという商品も登場しています。 オープンウィンスライディングという商品は居間や食堂で、外部と一体にしたい空間で使用できる商品です。 外部に木製デッキをつくり、それと内部をカフェのように一体にしたいという要望はかなり前からありました。その場合折戸タイプのフォールディングドアしかありませんでした。 お店の場合と違い、住宅の場合は網戸が必要です。ほとんどの場合はアコディオンのようにたためる収納網戸を使用してきました。網戸を使用していないときは開放感があっていいのですか、網戸の使い勝手はいまいちでした。 オープンウィンスライディングは引き戸タイプの全開口サッシです。4枚ガラス戸があり、2枚づつ左右に引くことで全開口となります。サッシの両側が壁でしか施工出来ませんが、子供でも問題なく全開口になります。網戸も通常の網戸のように2本レールで4枚の網戸となり左右にしまうことで全開口となります。 レール部分もフラット、障子や鍵もすっきり納まっています。規格では9尺までの開口部に使用することになりますが、特注で3.4M程度までの開口部に使用できます。 欠点としてはやはりコストでしょうか。通常のサッシの3倍くらいになるようです。 代表商品 トステム オープンウィンスライディング
スペースが有効活用できるスライド式のコートハンガーです。 一般的に洋服収納は扉を開けると袖が見えるように縦に掛けられていますが、このスライドコートハンガーを使用すると洋服の正面が見えるようになっています。 取り出す時に手前にスライドさせ収納の外に持ち出すので明るい所で洋服が選べます。 又奥行きの浅い玄関収納や押入れのような奥行きの深い場所でも使用でき便利です。 今回紹介するのは、長さが70cmと80cmの2種類ありそれぞれ20cmの調整代があります。着替えに便利なように取っ手部分にもハンガーが掛けられる形状になっています。 取付けは壁面、天板の両方に可能でつくりもしっかりとしています。 代表商品 「ツルスター」 TE700、TE800 スガツネ工業
日々進化をとげる家電製品の中で洗濯機は最も様変わりしたものの一つです。 最近はたたき洗いのドラム式が主流となっており、上からのぞき込むこともなくほぼ正面から洗濯物の出し入れができ、作業動作がだいぶ楽になってきました。 乾燥方法も工夫され必要水量も少なくすむので省エネです。又脱臭や強い風を吹き付けてシワをおさえる機能等付加価値もついて今後ますます需要がのびそうです。 ただし従来の上部開閉式洗濯機に比べて重さも約2倍となり、縦横の寸法が大きくなっています。 (現時点での総寸法 パナソニック 9k/幅639o奥行716o高さ1021o 日立 9k/幅735o奥行620o高さ1050o) 洗面所のドア幅が60cmくらいですとまず入りません。 洗濯機パンはドラム式洗濯機専用のものを使用すると設置しやすいと思います。(幅740o奥行640o) 洗濯機の扉の右勝手、左勝手も考慮し、まず設置したい場所にどう入れるか十分に確認してから購入を決めた方が良いでしょう。 代表商品 「ななめドラム洗濯乾燥機」 パナソニック
住まいの耐久性を高めるために近年、壁内の湿気を通気層を通して屋外に出す外壁通気工法があたりまえになってきました。 構造用合板等に透湿防水シートを貼り断熱材にたまった水蒸気を放出するわけですが、今回紹介するのは構造用合板よりも約10倍透湿性に優れたボードです。 ケナボードはケナフという麻の一種である一年草の繊維を樹脂で固めボード状に形成した建材です。 強度も高く、地震や強風に耐える構造部分によく使用される構造用合板よりも薄く、同等以上の強度を発揮します。 又軽量なので施工しやすいという利点もあります。シックハウス対策でもF☆☆☆☆の大臣認定を取得しているので安心です。 気になる価格は構造用合板より高めですが大幅に予算をあげなければならないことはなく検討の余地がありそうです。 在来木造軸組工法専用「ケナボードS」と、2×4専用「ケナボード24」の二種類あります。 代表商品 「ケナボード」 パナソニック電工 |