Daily exercises for breath controlling
人間は目が覚めてから2時間は身体自体は眠っているという話を聴いたことがあります。
楽器を吹く前に、まず、身体から眠気を取ってやりましょう。
ストレッチ体操は心身を眠りから起こすだけではなく、トランペットを吹くために必要な「呼吸法」を身につけるのにとても有効です。全ての体操を、呼吸を止めないで(息を吐くときにリラックスすることに気を付けて)最低5回は行って下さい。決して反動を付けて無理に曲げようとしてはいけません。息を吐く時に、全身の力を抜くと、身体の重みで、少しずつ、筋が伸びてゆくのがわかります。そして、決して、他の人と比べてはいけません。常にマイペースで、自分の身体が曲がるだけ、伸ばしてやりましょう。
体操その1(画像協力:金子恭江と一橋管弦楽団金管セクション有志)
お腹と背中に手を当てて、その距離を遠ざけるように、息を吸いましょう。息を吐く時はtu-というタンギングをしながら、身体の力を抜きましょう。
体操その2
手首のストレッチをしながら、お腹の前が膨らむのを意識しましょう。その1と同じ様な息の吸い方・吐き方をしましょう。
床に頭を付けて、同じように呼吸をしましょう。この時、背中と脇腹が膨らむのに注意しましょう。
体操その3
今度は肩のストレッチです。息を止めないで、肘を引っ張って下さい。
体操その4
肘の少し上を反対の手でぎゅうっと胸に近づけます。肩胛骨の内側が開くのを意識しましょう。