□ 演奏の仕方

通常のアーティキュレイション

スタカート

レガート

テヌート

アクセント

ダブルタンギング

TKTKというシラブルで演奏する。

トリプルタンギング

TTK,TTKかTKT,TKTというシラブルで演奏する。

フラッター

巻舌でRrrrrrという。

グロー

喉を鳴らす。フランス語のRの発音に近い。

ベンディング

強制的に唇を緩めて、通常出る音程より低く吹く。個人差、音程差はあるが、半音よりやや広く下げられる。

リップ・レイズ

グリッサンドのように滑らかには移行できないが、高音域では倍音と倍音の幅が狭くなるため、音程をずり上げることが出来る。

リップ・トリル

倍音の間をトリルの様に演奏する。

ドゥードゥルタンギング(DOODLE TOUNGING)

舌を左右に速く動かしながら演奏する。ベリオは、DOODLE TOUNGINGと呼んでいる。

ハーフヴァルブ

ピストンを半分押した状態で普通に吹く。前述のリップ・レイズの際に同時に使うことでより滑らかな音の移行がおこなえるが、息の抜けが悪くなるため、大きな音では使えない。

アルタネートフィンガリング

指使いが二つ以上ある音程では、その指使いを交互に使う事によって、特殊な効果が得られる。通常の楽器の場合は使える音程が限られるが、ゼフュロスでは低音域を除けば、制限無く使うことができる。使える音程は以下のとおり。

ペダルトーン

強制振動により通常の音域より低い音を出すことが出来る。音程、音色ともかなり損なわれる。音程によっては、かなりしっかりとした音色を持つことも出来るが、個人差が大きい。

重音

声を出す

フルートなどと同様、声を出しながら吹くのであるが、息の圧力が高いため、実際の音と声の音程差はあまり広くない。(少なくとも曽我部の場合は。)

低音域での強制振動上下の唇をやや閉じ目にして、低い音を吹くと1オクターブ低い音と、倍音による4度下の音が同時に出る。

エフェクターを使う

ギター用のエフェクターはいろいろのメーカーから販売させているのでそれを流用する。私の知っている限りでは、そのエフェクト音をペダルによって上下させたり、同時に一つの音からいくつもの音が出せる機能を持っているのもあるようだ。また、キーとモードを設定しておけば、短3度、長3度を自動的に認識してくれる機能を持つものも開発されている。

その他の音の出し方

ピストンをカタカタならす。

息を強く吐きながら、ピストンを押すと、非常に小さな音ではあるが、カタカタという音のなかに、音程が聞き取れる。表3

またその際、タンギングをすると、もう少し大きな音で、表3の音程が聞こえる。

マウスピースを叩く

マウスピースを叩くと音程が聞こえる。表4

スラップ・タンギング

息を吐きながら、マウスピースを素早く舌で塞ぐと、ペタペタという音のなかに音程が聞こえる。これをスラップ・タンギングという。表5

吸って音を出す

グロボカールの曲には、吸う吐く交互に音を出す曲がある。


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