オンライン・レッスン No. 10


EBAKOS ON LINE LESSON NO.10

アーバン金管教本を使って(2)

前回は音の高さのエネルギーを上手く表現しましょうというのを、 実際の譜例を使ってやりました。 しばらくはこのことを体に覚え込ませるために、 色々な譜例を使って練習しましょう。

譜例NO.3です。

ブレスは2小節に1回の割合で吸います。音の低い方から高い方へ上がるときは、 クレッシェンドをしましょう。 もとの音に戻るときは、吹き方も元の音に戻るように気を付けましょう。 そしてその2小節の形を一つの雛形にして、2小節の形が相似形になるように 少しずつクレッシェンド、デクレッシェンドするように気をつけましょう。 目安として、初めの音形はmp、一番大きくなるところはfと思って下さい。

続いて、譜例no.4です。

この曲の最初の所は譜例no.3のちょうど1オクターブ上から始まっています。 これまでの流れからおわかりのように、この部分はfで始めなければなりません。 一番小さな部分はmpで吹きましょう。 2小節の形(クレッシェンド、デクレッシェンド)を一つの雛形にして、 音量に気を付けて吹きましょう。 ここでも、目安として1オクターブ上がることで、 音量が2倍になるように、決めて練習するのも良いでしょう。

譜例no.5とno.3の冒頭部分を比べて下さい。 no.3がミーファーミーーーとなるのに対して、no.5では、 ミーソーミーーーとなっています。 音のジャンプする幅が広くなっていますので、no.5では、 クレッシェンド、デクレッシェンドの度合いを大きくしてやらなければいけません。

譜例no.6はここまでのおさらいです。

音量とフレーズに気を付けて、4小節一息で吹くようにして下さい。

音の高さと音量の関係、つまり音の位置のエネルギーをうまく表現するようにしましょ う。 いつもこのことを忘れずに練習して、 <自然に>音のエネルギーが表現できるようになりましょう。


オンライン・レッスン No. 9に戻る

オンライン・レッスン No. 11に進む

質問のメールを曽我部清典に書く。

エバコス出没情報へ


Exclusive rights reserved. Last update 6/23/1997
Site authored & maintained by ebakos@jade.dti.ne.jp