【私からTGさんへ】

TGさん、こんにちは、質問をわけました。

>>それでもF位までの音を出したいらしく、高い音を出そうと一生懸命です。ただ、それを見ているとマウスピースを押したり、アンブシュアがくずれたりしそうなので、ちょっと心配なのですが、高い音が出るようになるためにはいま出るDの音をたくさんロングトーンして楽に出せるようになればもっと高い音が出ると言っているのですが、これは正しいのでしょうか?

どうでしょうねえ・・・ただ「出る」と言うだけでは、判断の材料不足です。

私のやり方はこうです。

中央のFから、練習を始めますよね?

そこから、徐々に広げて行くのですが、勿論、登って行ってのロングトーンは有効です。

つまり、スラーでF-G-A-Bb-C(long)-Bb-A-G-Fとやる。

それがうまく行ったらF-G-A-Bb-C-D(long)-C-Bb-A-G-Fというように、音域を広げて行きます。

その音を伸ばしたあと、又中央のFの音まで、上がったときと同じ音色・音程・音量で降りてこられるか、チェックしてみてください。

下がる場合も同様です。

たいていの子は上のBbからC、DからEb、FからGが難しいと思います。

下に向かって言うと、CからBbがレガートで吹くのは難しいと思います。

これはなぜかと言いますと、管の長さと音程の関係によるのです。

中央のFからGを例に取りますと、Gの音は管が長くなるのに音は高くなりますね?

そこで、倍音が切り替わるのです。

そこを、うまくレガートで繋げてやる練習はかなり有効です。

それと、上向形は必ず、息を増やして、クレッシェンドしてください。

そのことによって、唇を支える筋肉が、鍛えられます。

そして、その時に、唇の振動面が変わらないように注意しましょう。

巻き込んだりしてはいけません。

唇は常に受け身であることが肝心です。

おわかり頂けますでしょうか?

>>まだ、楽器を持って1ヶ月半しかたっていないのに、随分上手になりました。

それが、教師の喜びですね、引き続き、ガンバってください(^_^)

【TGさんから私へ】

EBAKOSさんこんばんは

高温域の出し方としては上って降りる音階練習ですか・・・

うちの生徒は、Fからだんだん上ってDあたりで、音がこぼれてしまいます。

(高い音が、まだ出ないので、唇に無理な力がかかっているのでしょう。)

また、音色も、聞くからに苦しい音になりますし、音程も低くなります。

この場合は、まだその音まで吹かせない方が良いのでしょうか?

それとも、そのまま吹かせて、音程や音色を直せるようにしていく方がいいのでしょうか?

スラーで吹くのは難しいですね。私も、ずいぶん長い間BからCへのスラーが怖かったです。

CにならずにAbになってしまうことがよくありました。

ですから、ソロなどの時は密かに(聞けばばれますが)タンギングをしてました。

それから、Fがでるようになって、その次のGが出るようになるまでに、随分時間がかかった気がします。

それらを楽器のせいにしていたのですが、そんなことはなかったのですね。

そういえば、昨年まで、18年くらい使っていた楽器を変えました。

(高校の時に買ったYAMAHAのプロモデルだったのですが、長く使っていると愛着がわきなかなか買い換えられませんでした。)

18年の間で、ほとんど楽器の修理もせずに使えました。

メッキがはげてきたのはしかたないですが、それ以外はなんともなく、金管楽器は結構長く使えることに感心しました。

この楽器は、知り合いの高校生が吹奏楽部に入ってトランペットをやることになったという事で、譲りました。

(あと何年使えるのか楽しみでもありますが、第2の人生を歩めることになってホッとしています。)

上向系は息を増やしてクレシェンドですか・・・

曲を吹くときも自然の流れではそうですよね。

そこにも注意をしてみます。

今日までが期末試験なので、今日から練習再開です。

これからもよろしくお願いします。

【私からTGさんへ】

TGさん、こんにちは

>>(高い音が、まだ出ないので、唇に無理な力がかかっているのでしょう。)

その時に、唇が巻き込んでないか、注意して上げてください。

顎の「張り」が、必要です。

顎が上に上がって、梅干しのようになると、あとで矯正がやっかいです。

無理な力なのか、必要な力が足りないのかは、実際見てみないと解りません。

その3へ続く

>>音色も、聞くからに苦しい音になりますし、音程も低くなります。

低くなるということは、アパチュアが広すぎるのでしょうね。

唇を閉じて、鼻から吸って、吹く・・・というやり方を試してみてください。

>>この場合は、まだその音まで吹かせない方が良いのでしょうか?

そんなにたくさんでなければ、毎日、一度は挑戦するのがよいと思います。

>>そのまま吹かせて、音程や音色を直せるようにしていく方がいいのでしょうか?

もちろん、音程や音色の改善は必要でしょう。

ですが、トレーニングとは、身体に負荷を掛けることですから、何事もチャレンジです。

同じ力を入れるのでも、必要な力を入れれば、結果は良くなりますし、不要な力を入れたら、「力む」と言われてしまいます。

>>私も、ずいぶん長い間BからCへのスラーが怖かったです。

>>Fがでるようになって、その次のGが出るようになるまでに随分時間がかかった気がします。

この二つのインターバルは、ちょっとした「壁」です。

細心かつ大胆に挑戦することですね。

子どもたちに頑張るように言ってください(^_^)

>>18年の間で、ほとんど楽器の修理もせずに使えました。

そりゃあ、すごい!!!

楽器も本望でしょう(^_^)

>>上向系は息を増やしてクレシェンドですか・・・曲を吹くときも自然の流れではそうですよね。

位置エネルギーの法則です。

>>今日までが期末試験なので、今日から練習再開です。

子どもたちは天才です。

ガンバって欲しいですね(^_^)

【TGさんから私へ】

EBAKOSさんこんにちは

普通に吐いて音が鳴るんですか?

ある程度低い音であれば、大丈夫かもしれませんが、高い音が自然に吐いて出るのであれば、すごく楽ですねぇ。

うちの生徒には、腹筋を使ってと言えばその時はやるのですが、普通の練習の時には、忘れているようです。

(疲れてきて姿勢が悪くなります。)

また、楽器にもたれ掛かるというのは、難しい表現なので、楽器を口に押しつけるのではなく、ということを言ってますが・・・

生徒からは、それだと高い音が出ないと言ってます。

私が昔習ったことを書いてみますと・・・

中学生頃は、口を楽器に向かって押すように吹くと言われました。

高校生頃は、口を少し横に引いて吹くと習いました。

(あっ、と・・中学生と高校生が反対です。口を横に開いて・・・は中学生です)

ただ、この講座を聞いていると違いそうな気もしてきたので、まだ言ってませんが。

1人の生徒は自分から口を横に引き気味で高い音を出しています。

3人の中で一番高い音が出ます。また、高い音がこぼれません。

(他の2人は自分の出る一番高い音の近くを吹くと、途中で音程が下がり下の倍音になってしまいます。)

このくらいになると3人ともやはり高い音に興味があり、しきりに出そうとしています。

いま練習しているのは・・・

マウスピースでバズィング(5分くらい)

ロングトーン(主にBのおとで、5分くらい)

音階練習(B、ES,等の音階練習で、Band School という教本を使っています。)

60の速さで、6拍吹いて2拍休んで次の音・・・と言うふうに。

そのあとに曲の練習となります。

本当は、自分たちだけで音階練習出来ればいいのですが、まだ、1年生という事で、ちょっと時間があると、お喋りに花が咲き、なかなか時間が有効に使えていません。

そろそろ、4分音符の吹き方をやろうと思うのですが(テヌートとかスタッカートとか)まだ早いかなぁとも思うのですが、あまり無頓着に曲の練習になってしまうのもとおもいまして・・・

それから、4分のスタッカートは、半分の長さになるから8分と同じくらいと書いてある本がありますが、そう教えてしまうと音がみな短めになりそうなのですが、どうなのでしょう?私は半分ではなくって3/4位の気持ちで吹きますが・・・

(オーケストラをやっていた時期は、作曲家によって吹き方が違う・・・と言われました。それでも、吹奏楽でやっていたときよりも長めに吹きました。)

コンクールは出ないことになりましたので、いまは文化祭に向けて「もののけ姫」を始めました。

私としては最初に、コラールのように和音が綺麗という印象を教えたいので選びました。ラッパの子達は3人で和音作りが気に入っているようです。

【KYさんからTGさんへ】

>>それから、4分のスタッカートは、半分の長さになるから8分と同じくらいと書いてある本がありますが、そう教えてしまうと音がみな短めになりそうなのですが、どうなのでしょう?私は半分ではなくって3/4位の気持ちで吹きますが・・・

よく楽典の本なんかにそのように書いていますが、実際は、TGさんがおっしゃるように、それぞれの音楽表現に応じて使い分けていますよね。

私はスタッカートを説明するとき(自分でも吹いてみせますが)に、「その音を前後の音と分離して演奏しなさい」と言っています。

「その音を短く演奏する」と数学的な規定をするのはあまりいいことではないと思います。

とがちゃんさん、こんにちは

>>普通に吐いて音が鳴るんですか?

そうです。

【私からTGさんへ】

>>ある程度低い音であれば、大丈夫かもしれませんが、

中音のF(トランペットのソ)を出すように、指導してください。

>>高い音が自然に吐いて出るのであれば、すごく楽ですねぇ。

それは、無理ですよ(^^;)

>>うちの生徒には、腹筋を使ってと言えばその時はやるのですが、普通の練習の時には、忘れているようです。(疲れてきて姿勢が悪くなります。)また、楽器にもたれ掛かるというのは、難しい表現なので

息を楽器にもたれ掛けるのですよ。

楽器には抵抗がありますから、それを利用してやるということです。

難しい表現ですが・・・実際見なければ、これ以上は、表現不可能です。

ご了承ください。

>>楽器を口に押しつけるのではなく、ということを言ってますが・・・

>>生徒からは、それだと高い音が出ないと言ってます。

もちろんそうです。

ちょっと問いから整理した方が良さそうだなあ・・・(^^;)

>>私が昔習ったことを書いてみますと、

>>中学生頃は、口を楽器に向かって押すように吹くと言われました。

>>高校生頃は、口を少し横に引いて吹くと習いました。

>>(あっ、と・・中学生と高校生が反対です。口を横に開いて・・・は中学生です)

>>ただ、この講座を聞いていると違いそうな気もしてきたので、まだ言ってませんが。

この「少し」というのが、文字では表現できません。

個人差もあります。

>>1人の生徒は自分から口を横に引き気味で高い音を出しています。

>>3人の中で一番高い音が出ます。また、高い音がこぼれません。

>>(他の2人は自分の出る一番高い音の近くを吹くと、途中で音程が下がり下の倍音になってしまいます。)

>>このくらいになると3人ともやはり高い音に興味があり、しきりに出そうとしています。

それは悪いことではありません。

高い音を出そうとするのはよいのですが、高い音から中音に降りてきたときに、

最初に吹いていた状態に戻れていれば、多少の無理は、平気です。

たいていの子は、高い音を吹いている状態のまま、下がってきます。

そこで、中音や、低い音を出そうとすると、かすれてしまうので、必然的に、アパチュアを広げて吹くようになります。

これが、癖になると、やっかいです。

>>いま練習しているのは、マウスピースでバズィング(5分くらい)

Fを吹きましょう

>>ロングトーン(主にBのおとで、5分くらい)

これは、低いBbですか?

だったら、これをFにすることですね。

>>音階練習(B、ES等の音階練習で、Band School という教本を使っています。)

>>60の速さで、6拍吹いて2拍休んで次の音・・・と言うふうに。

それでは、短すぎますね。

>>そろそろ、4分音符の吹き方をやろうと思うのですが(テヌートとかスタッカートとか)

>>まだ早いかなぁとも思うのですが、あまり無頓着に曲の練習になってしまうのもとおもいまして・・・

楽器屋さんから私が監修したビデオとか貰えませんでしょうか?

Let's try trumpet(楽器を買った人にプレゼントするらしいです)

その中に、アーティキュレーションの練習の部分があります。

>>それから、4分のスタッカートは、半分の長さになるから8分と同じくらいと書いてある本がありますが、そう教えてしまうと音がみな短めになりそうなのですが、どうなのでしょう?私は半分ではなくって3/4位の気持ちで吹きますが・・・

この辺はKYさんがお答えになってくださっているので・・・

>>(オーケストラをやっていた時期は、作曲家によって吹き方が違う・・・と言われました。それでも、吹奏楽でやっていたときよりも長めに吹きました。)

これも、私のオンラインレッスンの過去ログに出ているはずです。

(ニフティサーブ教育の部屋音楽室)

>>コンクールは出ないことになりましたので、いまは文化祭に向けて「もののけ姫」を始めました。

>>私としては最初に、コラールのように和音が綺麗という印象を教えたいので選びました。ラッパの子達は3人で和音作りが気に入っているようです。

良いことだと思います。セクションの結束も生まれるでしょう。

【men2さんからの質問】

EBAKOSさん、men2 de ganss.

>>高い音を出そうとするのはよいのですが、高い音から中音に降りてきたときに、

>>最初に吹いていた状態に戻れていれば、多少の無理は、平気です。

>>たいていの子は、高い音を吹いている状態のまま、下がってきます。

>>そこで、中音や、低い音を出そうとすると、かすれてしまうので、

>>必然的に、アパチュアを広げて吹くようになります。

>>これが、癖になると、やっかいです。

お久しぶりです。・・・・・・f^^;

じつは、私がこのやっかいなのに(たぶん)かかってました。

数年前、所属しているアマチュア・ビッグバンドで、1stトロンボーンをまかされました。

ご存じと思いますが、1stトロンボーンはヘ音記号でほとんどの音が五線内にありません。

がむしゃらに吹いているうちに、2年くらいで中低音が出なくなりました。すかあ、すかあ、ぷるるる、って感じでしょうか。

それを気にしているうちに、高音も息苦しさを感じるようになり、また唇に負担をかけ過ぎて腫れたりしてました。

EBAKOSさんのオンラインレッスンを読んだり、この前までのメールの転載を読んだりして、示唆を与えられて感謝しています。

個人練習の時間がなかなか取れなかったりして、思うように進みませんが、

調子のいいときには唇の間を通る息が感じられて、唇を閉じて息を吐くと音が出る感覚をつかもうとしています。

・・・・・でも、まだスムーズに音が出なかったりします。うー。精進します。

ROMになりがちですが、サジェスチョンお願いします。

【men2さんへの答え】

men2さん、こんにちは

>>ROMになりがちですが、サジェスチョンお願いします。

23日か25日にお会いするとき、楽器を持ってきてください。

百聞は一見に如かず


番外編その3 「そろそろ中年・アマチュアジャズトロンボーン奏者の苦悩」のページに行く


 

【TGさんから私へ】

EBAKOSさんこんばんは

トランペットの生徒が3人いると言いましたが、そのうちの1人がなかなか高い音が出ないと言う話を以前に書きました。

その時に、(高い音と言ってもBあたりですが・・・)大きな楽器にした方が良いかも知れないと言われ、

試しにユーフォニウムをやらせて見たのですが、これがびっくり、最初から結構大きな音で結構高い音も出るのです。

(ユーフォニウムをずっとやっていた生徒に負けないくらい・・・)

と言うことで、めでたく(?)その女の子はユーフォに、ユーフォをやっていた男の子は、

チューバとユーフォを持ち替えでやることになりました。

さて、腹筋を使っての練習ですが、「息を楽器にもたれかける」というのは、

ただ息を吐いていると、音が出ないので(ある程度の高さの音は)音が出るだけの空気のスピードが必要なんだよと言っています。

ただ、ご指摘の通り高い音を出して、中音域に戻ると音がかすれてしまうのです。

(私も最初の頃はそうでした。)そうするとやはりアパチュアを広げて吹こうとします。

この生徒には、高い音を吹くときにあまり口の形を変えないように言ってます。

口は、楽器と体を結ぶところだから音を変えるのは、空気の振動だから、

口はただ空気の通り道と考えて、腹筋を使って支えた、速い空気の固まりを楽器に入れてあげると考えるように言ってます。

(ただ、私も高い音を吹くときは少し口を閉めるので、全く正しいとは思いませんが高音域と低音域で2重のアンブシュアができるよりは良いかと思うのですが?いかがでしょうか)

音階練習ですが、以前6拍吹いて2拍休むと言うのでは短いとの指摘がありましたので

(というわけでもないのですが、だんだんのばしていき)

今は、4分音符=60で12拍伸ばして4拍休むというのをやっています。

(金管は良いのですが、フルートがまだ12拍持ちません。)

トランペットの場合この長さで練習しているとB、Cあたりは良いのですが、

F、Gの音階になると後半が音が高くなるので、音のでないところはオクターブ下げて吹くように言ってますが、

無理に高い音を伸ばしてアンブシュアを崩すよりは良いかと思ってそう言ったのですが、

今度はすぐに下げて低い音ばかり吹いてますが、かまわないでしょうか?

また、この音階練習で、休みの2拍(4拍)で、十分に呼吸をして、

次の頭を合わせることを注意しながらやっているのですが、

生徒は休みの拍の最後で息を吸い次の拍で吹き出すということをしています。

ただ、これでは十分に空気が体に入って来ないので、

休みの拍に来たらすぐに呼吸をして、余裕があるとき、

例えば4拍休むときは、3拍の間で息を吸って最後の1拍で次の音を出す準備をするように言っているのですが、

そうすると、頭の出だしが合わないのです。

これは、慣れていないからなのか、それとも正しくないやり方なのでしょうか?

ところで、Let's try trumpet と言うビデオは、管楽器のビデオのセットの一部なのでしょうか?

それとも、トランペットだけの単体なのでしょうか?

楽器屋さんに調べてもらっていますが、何せ、今年から来てもらったばかりで、

今、楽器屋さんはコンクールでいろいろな学校の楽器運搬で忙しいようで・・・まだ回答が来ていないのです。

次の練習が24日からなので、それまでにいろいろ勉強しないと痛感しています。

(特に打楽器と木管楽器)それに、うちの人数で出来るように編曲もしなければならないので、大変です。

(Finaleを使うときが来ました。)

そうそう、先日、ウインドウズマシンのHDDが壊れてしまいました。

大容量のデータのバックアップを取っていなかったので、今、大変な事態です。

(業者に頼むと壊れたHDDのデータのバックアップは1M1万円だそうで100Mで100万円・・・・これは高い・・・)

HDD業者に新しいHDDにデータの入ったディスク盤を入れ替えてくれないか聞いてみようかなぁとも思うのですが、だめだろうなぁ・・)

こう考えるとMOやZIPなんかを買ってバックアップをしておくべきでした。

(後の祭りでした・・・)

ちなみにこのアクセスは古いパソコンでやっています。

それからFinaleはかなり古いマックのPafoma550でやってます。

【私からTGさんへ】

TGさん、こんにちは

>>トランペットの生徒が3人いると言いましたが、そのうちの1人がなかなか高い音が出ないと言う話を以前に書きました。

>>その時に、(高い音と言ってもBあたりですが・・・)大きな楽器にした方が良いかも知れないと言われ、

>>試しにユーフォニウムをやらせて見たのですが、これがびっくり、最初から結構大きな音で結構高い音も出るのです。

大成功ですね(^_^)

最初に全員トランペットをやるというのも、適正をみるには良いのかもしれませんね。

そういう実践例をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

>>さて、腹筋を使っての練習ですが、「息を楽器にもたれかける」というのは

>>ただ息を吐いていると、音が出ないので(ある程度の高さの音は)音が出るだけの

>>空気のスピードが必要なんだよと言っています。

あっ!それ、逆です!

まず、最初に・・・

腹筋を使っての練習というのと、「息を楽器にもたれかける」というのは、別のことです。

「息を楽器にもたれかける」時に、腹筋は意識しません。

上向形の時や、クレッシェンドするときに、腹筋は意識するのです。

「息を楽器にもたれかける」のは、ロングトーンの時のことですよ。

それから、力んでいるなと思ったときに、意識するようにします。

>>ただ息を吐いていると、音が出ないので(ある程度の高さの音は)音が出るだけの空気のスピードが必要なんだよと言っています。

(ある程度の高さの音は)こういう大事なことを括弧付きで言ってはいけません。

「息を楽器にもたれかける」とは、ただ息を吐けば音が「出る」ということです。

そこからスタートするのですよ。

「出す」息に関しては、それからになります。

「出る」と「出す」を混同しないことです。

紙飛行機とジェット機を比べてみてください。

ジェット機は、燃料が無くては飛べませんが、紙飛行機は、手を離したら、滑空します。

楽器の音も、そういう風に出れば、楽だと思いませんか?

例えがわかりにくいかもしれませんが・・・

息のスピードを上げるにはどうするのだとお思いでしょうか?

それがわかれば、もう少し踏み込んだアドバイスができると思います。

【クマさんからのフォロー】

EBAKOSさん、TGさん、こんにちは。

新入生が入部すると、3つのグループに分け、

・トランペット

・クラリネット

・スネアドラム

を1〜2週間ごとにローテーションし、約1ヶ月で3つとも経験するというシステムで運営していました。

このようにして、適正を見て、その後、本人の希望も考慮しながら、パートを決定していました。

少しでも、一人ひとりの適正についてのデータをパート決め以前に集めようとした結果、このようなシステムを始めました。

参考までに。

【TGさんからクマさんへ】

クマさん、こんばんは

木管、金管、打楽器を一通りやらせるのですか?

この時は、どの辺を中心に見るのでしょうか?

うちは、今年木管の決定が上手く行かなかったので(と、まだ言うのは早すぎるかなぁ・・・)

適正もそうなんでしょうが、うちの中学みたいにどこかの部活に必ず入らなければならないところは、

やる気の無い生徒が何パーセントかいるのを考慮しないといけなかったようです。

(どこのクラブにもいるそうですが・・・)

本当はやる気のない生徒にも、やる気を出させるような指導が出来ればいいのですが・・・

ただ、今年は先輩もいないので、すべてのパートで私が面倒を見るので

ロングトーンなど単調な練習が多くなりがちになってしまいます。

【クマさんからTGさんへ】

とがちゃんさん、どうもお久しぶりです。

どの方法がベストかわからないので、自分なりに試行錯誤していた時のことで、あくまで参考ですが・・・。

最初は、すぐにパートを決定していたのですが、何年か経験しているうちに、だんだんと慎重になりました。

パート決めには1ヶ月以上費やして、生徒の適性をゆっくりと見てから決めるようになりました。

新入生が入部したら3つのグループに分け、ローテーションしますから、Tp.Cl.Per.の3種類は全て経験することになります。

OBや管楽器講師等総動員体制でかかりました。

パートが決定してないとはいえ、きちんとした練習になるように気をつけていました。

何でもそうでしょうが、最初が肝心だと思ったからです。

ここで、ふまじめだったり、いい加減な練習をすると、この先ずっとそうなるかもしれないので・・・。

3年間で、「一番大切な期間」と、とらえていました。

この期間に金管楽器・木管楽器・打楽器等それぞれの適性を見ます。

さらにグループ活動が割と長いので、人間関係や集団での適性、リーダー性なども、ある程度見えてくるかと思います。

それに、この頃になると学級担任からの情報も入りますので、多角度からの検討ができると思います。

もちろん、本人の希望も聞きます。しかしバランスの良い編成との兼ね合いは難しかったですね。

この期間には、ついでに簡単な楽典を学習したり(上級生が参考書を作ったり)

バンド雑誌等も読ませたり、たまにはレクをやったりと、飽きないように色々な活動を工夫しました。

ということでパートが決まるのは、早くて5月中旬だったかな?

でも上達は意外と早かったです。すでに3つのセクションを練習していたわけですから。

どの楽器でも、共通のものもありますし。

【TGさんから私へ】

EBAKOSさん、こんばんは

上向形やクレッシェンドの時に腹筋を意識するのはわかります。

ロングトーンの時に「楽器にもたれかける」のですか?

私は良くわかっていなかったようです。

ロングトーン時は、最初はお腹にたくさんの空気がありますから自然と吐き出す力で音が出ます。

ロングトーンの終わりの頃、お腹の空気が少なくなったとき、腹筋を使って音がこぼれないようにするものだと思っていました。

この時のロングトーンの最初が「息が出る」の状態ですね。

私の場合このあとの空気が無くなってきたときに「息を出す」の状態になるのかと思っていました。

>>息のスピードを上げるにはどうするのだとお思いでしょうか?

うーん、息の出だしで、腹筋?で空気を押し出すの・・・かなぁ・・・

自分が楽器を吹いているときにやっているのは、こうだと思います。

夏休みももう終わりに近づいてきましたが、金管楽器の場合、ロングトーン、音階練習、音符の練習(4分、8分aA3連符、16分)

それにリップスラーが定番のように書かれているのですが、うちの生徒には、まだリップスラーをやらせていないのです。

私が中学の時にそうだったのですが、あまり音域が広くないときにリップスラーをやると、

アンブシュアがくずれて、すぐつかれたり(そうでなくても当時はすぐ疲れてましたが)

リップスラーにほど遠く、無理がかかる気がするのです。

(まあ、出来ないから練習するものなのでしょうが・・・)

この点はいかがなんでしょうか?

PS・今日の午前中に学区域の小学校に生徒を連れて合同練習に行ってきました。

金管バンドがあるので、児童が30人くらいいました。(休んでいる人がまだいるそうですが)

来年、うちの中学に来て戦力になってもらうにはこちらの方にも、吹き方とか一緒に勉強しようかと思いました。

(音の大きさは小学生のが上だったなぁ・・・)

【私からTGさんへ】

TGさん、こんにちは

>>上向形やクレッシェンドの時に腹筋を意識するのはわかります。

はい(^_^)

>>ロングトーンの時に「楽器にもたれかける」のですか?

正確には、ロングトーンの音の始まりの時から、息が無くなってきたと感じるまでですね。

>>私は良くわかっていなかったようです。

>>ロングトーン時は、最初はお腹にたくさんの空気がありますから自然と吐き出す力で音が出ます。

>>ロングトーンの終わりの頃、お腹の空気が少なくなったとき、腹筋を使って音がこぼれないようにするものだと思っていました。

>>この時のロングトーンの最初が「息が出る」の状態ですね。

>>私の場合このあとの空気が無くなってきたときに「息を出す」の状態になるのかと思っていました。

それで良いのですが・・・あれ?文章の読解力の問題かな?

>>息のスピードを上げるにはどうするのだとお思いでしょうか?

>>うーん、息の出だしで、腹筋?で空気を押し出すの・・・かなぁ・・・

状況を整理しましょう。

普通にロングトーンしている状態から、息のスピードを上げる方法です。

1 腹筋で空気を押し出す

2 口腔をせばめる

3 唇をしめつける

このうち、2の口腔をせばめるは、多分音程が変わってしまいます。

3は音色が犠牲になります。

ですから、ロングトーンの場合、スピードを上げるのは、1しかありません。

多分TGさんは、ロングトーンの時と上向形の時の「文章の書き方」が、整理されてなかったのでしょう。

それで、うまく私に伝わらなかった・・・のだと、思います。

>>うちの生徒には、まだリップスラーをやらせていないのです。

>>私が中学の時にそうだったのですが、あまり音域が広くないときに

>>リップスラーをやるとアンブシュアがくずれて、すぐつかれたり(そうでなくても

>>当時はすぐ疲れてましたが)リップスラーにほど遠く、無理がかかる

>>気がするのです。(まあ、出来ないから練習するものなのでしょうが・・・)

>>この点はいかがなんでしょうか?

リップスラーをすると、形が崩れるのであれば、やらない方がよいですね。

その子には、ロングトーン中心のメニュウを与えてください。

形がある程度決まってきたら、リップスラーにも挑戦しましょう。

そして、そのやり方ですが、上記の

1 腹筋で空気を押し出す

2 口腔をせばめる

この2つの方法をとります。

>>来年、うちの中学に来て戦力になってもらうにはこちらの方にも、吹き方とか一緒に勉強しようかと思いました。

そうですね、悪い吹き方が染み着かないうちに、ちゃんと教えてあげてください。

【TGさんから私へ】

EBAKOSさん、こんばんは

「楽器にもたれかける」というのが、やっとわかった気がします。

確認ですが、「音が出る」状態から「音を出す」状態になるときも口の部分は変わらないわけですよね。

リップスラーや上向系の時に「口腔をせばめる」というのは上下の唇をつぼめるのでしょうか?

それとも口を少し横に引くのが良いのでしょうか?

金管楽器吹きの疲労というのは、この「口腔をせばめる」ことによっておきるのでしょうか?

9月の中旬に近くの中学と合同でパレードを行うために行進曲を練習しています。

やはり、とでもいいましょうか、トランペットの子にはまだ体力が持たないようで、途中で音が出なくなってしまいます。

また、それを気にしてか、ffの部分でも弱くなりがちになり全体として、貧弱な演奏になってしまいます。

(私も始めたばかりの頃は、休みのない行進曲1曲吹くのが大変だった記憶があるので、今の生徒の気持ちも分かるのですが・・・)

ちなみに曲目は、「士官候補生」「双頭の鷲の旗の下に」の2曲です。

ここでも、楽器を押しつけないように言ってますが。

PS・楽器にもたれかかる、という吹き方はTP以外の金管にも言えることですよねぇ?

【私からTGさんへ】

TGさん、こんにちは

>>確認ですが、「音が出る」状態から「音を出す」状態になるときも口の部分は変わらないわけですよね。

形としては、変えないように努めるのです。

勿論、筋肉の緊張状態は変わりますが、振動する部位が変わらないように、注意しなくてはなりません。

そして、それが、注意してやってるゾ・・というのではなく、自然にできるように、身体が憶えてゆかなければなりません。

>>リップスラーや上向系の時に「口腔をせばめる」というのは上下の唇をつぼめるのでしょうか?

>>それとも口を少し横に引くのが良いのでしょうか?

両方、違います。

「口腔をせばめる」のは、口腔の中の出来事ですから、唇は関係ありません。

舌の役目というか、シラブルによって、変えるのです。

>>金管楽器吹きの疲労というのは、この「口腔をせばめる」ことによっておきるのでしょうか?

全く、関係ありません。

しゃべりすぎて、疲れるということはないでしょう?

>>トランペットの子にはまだ体力が持たないようで、途中で音が出なくなってしまいます。

一言「体力」という言葉で片づけがちですが、適切なアドバイスこそ、必要です。

これ以上は、パソ通では、無理です・・・(;_;)

>>また、それを気にしてか、ffの部分でも弱くなりがちになり全体として、貧弱な演奏になってしまいます。

以前にも書きましたが、「鍛える」事は必要です。

勿論、一人一人にあったメソッドを用意するのは大変ですが、頑張ってください(^_^)

>>楽器にもたれかかる、という吹き方はTP以外の金管にも言えることですよねぇ?

金管のみならず、木管にも言えることだと思います。

【友人KYさんのフォロー】

EBAKOSさん

>>金管のみならず、木管にも言えることだと思います。

EBAKOSさんがお書きになっている奏法の話はほとんど木管と共通しています。

空気の流れをコントロールするのに舌の位置が重要であることも同じです。

(つづく)


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