【TGさんから私へ】

高い音を出すときに、生徒は唇は巻き込んでないようです。

また、顎は張っています。口の形は3人とも結構綺麗なのですが、3人3様で、見ていて面白いです。

まずは綺麗な音という事で、あまりきちんと音合わせ(チューニング)をしていなかったのですが、

木管楽器の一部の生徒と、ホルンの生徒が、指は正しくても音が2度くらい違うと言う現象がありました。

共通していたことは、音が細くて弱かったのですが、金管ならばともかく木管でもそんなに違う音になるのかと、驚きました。

(その3人には、もう一度マウスピースで正しい音が出るようにして、それから楽器を付けて吹く練習に戻りました。)

今日は、TBSのコンクールの東京予選でした。

うちの生徒には、見学に行かせました。

小学生が自分たちよりも上手に吹いているのを見て奮起してくれると良いのですが・・・

生徒にしてみれば、練習してすぐに結果が出るわけではないのでなかなか基礎練習が続きません。

簡単な曲を使って基礎練習の代わりをやっていこうと思います。

とりあえずは、賛美歌なんて良いのかなぁと思っていますが、賛美歌の譜面って、普通の店に売っているのでしょうか?

【KYさんからTGさんへ】

>>木管楽器の一部の生徒と、ホルンの生徒が、指は正しくても音が2度くらい違うと言う現象がありました。

>>共通していたことは、音が細くて弱かったのですが、金管ならばともかく木管でもそんなに違う音になるのかと、驚きました。

>>(その3人には、もう一度マウスピースで正しい音が出るようにして、それから楽器を付けて吹く練習に戻りました。)

サクソフォンの場合、同じ運指で2度くらいの幅の音を出せます。

実際、上級者になるとアンブシュアと息のバランスの柔軟性のために、音程の幅を自由にコントロールする練習をさせたりもします。

(通常はその指のピッチから下方向に音程を動かします。)

しかし、とがちゃんさんの生徒さんたちの場合は、単にアンブシュアと息の圧力が適切でないだけですよね。(^^;

>>簡単な曲を使って基礎練習の代わりをやっていこうと思います。

J・スウェアリンジェンのコラール集(First Chorales For Band, C.L.Barnhouse Co.)をお使いになるといいのではないかと思います。

【私からTGさんへ】

TGさん、こんにちは

>>3人3様で、見ていて面白いです。

そうなんですよ、この3人3様という意識が大切です。

一人一人、顔が違うように、その子にとって、最も合理的な吹き方は、少しずつ「形は」違うのです。

筋肉の機能は、同じですが・・・

>>簡単な曲を使って基礎練習の代わりをやっていこうと思います。

教科書でも良いんじゃないでしょうか?

授業で習った曲を吹いてみるのは、とても良い練習になると思いますよ。

【TGさんから私へ】

再びこんばんは

簡単な曲練習としては、教科書や童謡や生徒が知っている歌謡曲(歌の本にのっているナツメロですが)を、と思い生徒に聞いてみたらこんなのが出てきました。

・大きな古時計

・クラリネットを壊しちゃった。

・翼を下さい。

・グリーングリーン

・贈る言葉

・もしもピアノが弾けたなら

私の知っているのはこんなものでした。

あとは最近の歌謡曲とテレビアニメやドラマの主題歌が多かったようです。

上に書いた物はやろうと思います。

(心配は音が出る範囲で、間に合うかどうかです。)

【私からTGさんへ】

TGさん、こんにちは

>>あとは最近の歌謡曲とテレビアニメやドラマの主題歌が多かったようです。

なんでも良いのですよ。

但し、ちゃんと、譜面を見て、きちんとやることが大切と思います。

>>(心配は音が出る範囲で、間に合うかどうかです。)

本人が好きな曲であることが重要かな?

なんとかだそうとするときに「発見」もあると思います。

がむしゃらに、息を送るんじゃあ、ダメだと思いますが。

【TGさんから私へ】

EBAKOSさん、こんばんは

口腔を狭める件は、やはり自分で気にしたことがなかったので、ちょっと教えにくいです。

(昔使っていた教則本では、低音の時はDAと発音し、高音の時はTIと発音するように書いてあったのは、覚えていますが)

20年以上も楽器をやっていて、全然気にしていなかったなんて、恥ずかしいかぎりです。

>そして、その疲労を回復するときに、力が付いて来るんだと思います。

ということは、ある程度疲れるまで楽器を吹くことは必要なことですね。

自分の経験からいって、疲れると言う事は、楽器を押しつけていて唇が崩れて、高い音が出なくなる状態だったので、あまり疲れないようにと言うことと、唇を押しつけないようにと言ってました。

今までの話から、呼吸するようにして音が出ると楽・・・・それから、高音を出すときは口腔を狭める・・・という部分から考えると、普通にピストンだけでBからCに変えようとするとA−(アス)になってしまうのを、口腔を変えてCを出すのですね。

口腔を狭めるって、舌を上顎に近づけることでしょうか?

金管楽器が鳴っていない(音が小さい)件ですが、Band School と言う教則本を使っています。(今では売ってないようです。)

その、偶数ページの1番に各調の音階が全音符で書いてあります。

1オクターブいくと、そのあとに5小節和音がのってます。

ですから、13小節になります。

見開き2小節で、そのページの調の練習がいろいろ乗ってます。

この、音階を60の速さで、10拍吹いて2泊休む(を一小節として)というのを18ページまでやっています。

この時は、音の出だしと音がまっすぐ伸びているか、それから音の終わり方を注意しながらやっています。

これを毎日やって、他には、この教則本の他の番号で、音符の練習で、一小節ごとに音符の違いが乗っているもので、

1小節目は8分音符が4つ(8分休符と交互に)のっていて、次の1小節が全音符、3小節目が4分音符のスタッカートで4小節目が全音符、

5小節目が普通の4分音符(スタッカートとテヌートが書いてある)6小節目が全音符、7小節目が4分音符のテヌートで

8小節目が全音符となっています。音の高さはBでやっています。

それから、ときどきですが、いろいろなリズムパターンがのっている譜面をやっています。(これも基本的にはBの音で)

それから、最近ここで薦められた、ファーストコラールをやっています。

あとは、曲の練習です。

生徒は曲の練習をやりたがり、ちょっと目を離すと、基礎練をサボるという程度の意識レベルです。

(ただ、金管は部長がきちんとやらせているので一通りはやります。)

呼吸法とか、腹筋とかは夏休みにはやっていましたが、今は、学校ではやっていません。

(音楽の授業でやっているそうですが)家でやるように言っています。

ただ、パレードが終わって、他校の生徒より音が小さいのがわかったので、何とかしようと言う意識はあるようですが。

(ただ、他校も金管は木管よりも音が小さいのが気になりましたがそれでも3年生ですから、うちの生徒よりは大きかったので、良い勉強になったと思います。)

やはり音をならすためには、大きい音で練習することが必要ですよね。

私の場合も最初に大きな音で、綺麗な音を目指して、その後にその綺麗な音を小さな音でも出るようにしてきました。

ですから、その方向でやった方が良いと思うのですが、そうすると最初は長い音が出ないのでロングトーンとは別でやった方が良いのでしょうか?

でも、大きな音を出す練習の時だけで、他は小さな音で鳴って無くても良いというのも変ですし・・・どちらを優先したものか

(大きい音ならばまっすぐ伸ばすのは楽ですが、長く伸びないし、小さな音ならば、長くのばせますが、なかなかまっすぐ伸びないので腹筋の練習にはなると思うのです。)

*ちなみにリップスラーはまだやっていません。

そろそろかと思っています。

(ユーフォ、トロンボーンは大丈夫かと思いますが、ホルン、トランペットはまだ口が安定していないようなのでまだかなぁとも思っています。)

【私からTGさんへ】

TGさん、こんにちは

>>(昔使っていた教則本では、低音の時はDAと発音し、高音の時はTIと発音するように書いてあったのは、覚えていますが)

シラブルは音色だけではなく、音の高さにも関係するのですね。

>>20年以上も楽器をやっていて、全然気にしていなかったなんて、恥ずかしいかぎりです。

自然にやっていることだと思いますよ。

>>ある程度疲れるまで楽器を吹くことは必要なことですね。

もちろん、そうです。

>>自分の経験からいって、疲れると言う事は、楽器を押しつけていて唇が崩れて、高い音が出なくなる状態だったので、

それは良くないのですよ

>>あまり疲れないようにと言うことと、唇を押しつけないようにと言ってました。

疲れなくちゃ、いけないのです。

唇にマウスピースを押しつけるのも、高音域だけなら、さほど悪いことではありません。

そうでないと、なかなか高い音は出るものではありません。

中音域に戻ったときに、押しつけたままになっているのが、良くないのです。

押しつけたまま中音域を吹こうとすると、唇を開いてやらないと、息は出ませんから、自分で唇を開いてしまいます。

そうすると、高音域に上がる前の唇の状態とは違ってしまいます。

そのままでは、高音域に上がれませんね。

低音域もピッチがぶら下がってしまいますし、プスっといって鳴らなくなります。

>>普通にピストンだけでBからCに変えようとするとA−(アス)になってしまうのを、口腔を変えてCを出すのですね。

Bb管の場合、<BからCに変えようとすると>管の長さは音が高くなるのにも関わらず、長くなりますね?

ということは、楽器の息の抵抗が増えます。

呼吸もその抵抗に負けないように、少し多めに吐かなくてはいけません。

>>口腔を狭めるって、舌を上顎に近づけることでしょうか?

そうです。

口笛でグリッサンドで高い音に上がっていってみてください。

自然とそうなると思います。

ただ、こういうことを、中学生に説明しても「ん?」だろうと思いますから、上向形の時はクレッシェンド、下降形はデクレッシェンドしなさいと、いうようにしています。

シラブルに関しては、低い方からo-u-yiという感じでしょうか・・・・

>>金管楽器が鳴っていない(音が小さい)件ですが、Band Schoolと言う教則本を使っています。

うーん・・・なんともいえませんねえ

この教本が余り良くないのかもしれません

一度見てみましょうか?

ファックスしてみてください。

番号はメールで教えます。

とがちゃんからみて、どう判断なさいますか?

>>音階を60の速さで、10拍吹いて2泊休む(を一小節として)というのを18ページまでやっています。

すごく、時間がかかるでしょう?

>>最初は長い音が出ないのでロングトーンとは別でやった方が良いのでしょうか?

私のお勧めのロングトーンの方法はこうです。

簡単なウォームアップが終わったら・・・・

テンポ60で各楽器の中音域の開放(ピストンを押さない)の音

4拍吹く(なるべく残さず吐きましょう)4拍休む

8拍吹く               4拍休む

12拍吹く              4拍休む

16                 4

20                 4

24                 4

28                 4

32                 4

4拍休むというよりは・・・

残った息を吐いて、リラックス、お腹を意識して下から上へ息を吸う・・・

これだけのことを4拍の間にやるということです。

そのすぐ上の倍音とすぐ下の倍音でも同様のことをやります。

これだけで充分なような気がします、中学生くらいですと。

音階練習とは別にやります。

>>*ちなみにリップスラーはまだやっていません。

上手になってきた子には「こんなんできるか?」といって、TGさんがやってみせるのが良いかと思います。

彼らの方で、やりたがったら、もうこっちのもんですよ(^_-)

引き続き頑張ってください(^_^)


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