5 短7度(長2度)の練習
次の表を見て下さい。
先ほどの完全5度と同じように見てゆくと、短7度の振動比率は4:7になります。1.75倍の振動数になるわけですが、平均律の短7度がおよそ1.7817974363ですから、その誤差はかなりのものになります。
では、純正調の短7度を体験してみましょう。まず、playerAが 開放の運指(ピストンを何も押さない)で「ソ」を吹きます。playerBは1番と3番のピストンを押して3番管に付いたトリガーでユニゾンを合わせます。同様にplayerAは1番と3番のピストンを押して3番管に付いたトリガーでplayerBとユニゾンを合わせます。playerBはそのままの運指とそのままの唇で上の「ファ」を吹きます。これが純正調の短7度になります。この響きを覚えて下さい。
次に長2度下がる練習をしましょう。短7度と同様ですが、1オクターブ高い「ソ」を開放の運指(ピストンを何も押さない)で吹きます。playerBは1番と3番のピストンを押して3番管に付いたトリガーでユニゾンを合わせます。同様にplayerAは1番と3番のピストンを押して3番管に付いたトリガーでplayerBとユニゾンを合わせます。playerBはそのままの運指とそのままの唇で直ぐ下の「ファ」を吹きます。これが純正調の長2度になります。この響きを覚えましょう。