4 長3度(短6度)の練習


 まず次の表を見て下さい。

 先ほどの完全5度と同じように見てゆくと、長3度の振動比率は4:5になります。1.25倍の振動数になるわけですが、平均律の長3度は約1.2599210499ですから、その誤差はかなりのものになります。(半音が2の12乗根になるわけで、約1.0594630943592952645618252949461。平均律の長3度はその値の4乗)

 では、純正調の長3度を体験してみましょう。まず、playerAが 開放の運指(ピストンを何も押さない)で「ソ」を吹きます。playerBは1番と3番のピストンを押して3番管に付いたトリガーでユニゾンを合わせます。同様にplayerAは1番と3番のピストンを押して3番管に付いたトリガーでplayerBとユニゾンを合わせます。playerBはそのままの運指とそのままの唇で「シ」を吹きます。これが純正調の長3度になります。この響きを覚えて下さい。

 次に短6度下がる練習をしましょう。長3度と同様ですが、1オクターブ高い「ソ」を開放の運指(ピストンを何も押さない)で吹きます。playerBは1番と3番のピストンを押して3番管に付いたトリガーでユニゾンを合わせます。同様にplayerAは1番と3番のピストンを押して3番管に付いたトリガーでplayerBとユニゾンを合わせます。playerBはそのままの運指とそのままの唇で中央の「シ」を吹きます。これが純正調の短6度になります。この響きを覚えましょう。


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