1999.08.07.
★ タワーレコード心斎橋店 in store live ★

・・・・・まきぞうさん&高安さん

 心斎橋タワーレコードのインストアライブ、まさに至福の時間でした。
ライブは15:00から開始だったのですが、わたしたちは13:50頃お店に到着。
お店に入ると、ちょうど高樹氏がリハーサル中。少し遅れて泰行氏も登場し、念入りに音チェック。
その真剣な表情に、まきぞうもなんだか緊張してしまったのでした。

 「整理券を持っている人は、14:30に集合してください」と言われたものの、なにせすごい人で、いったん店の外で整理番号順に並び、2列に整列してステージ前に入場。真夏の真っ昼間に外で整列はツライぞ(涙)。
まあ、フロアが狭いからしょうがないけど。そもそも、1階のあの場所でイベントやるのはちょっと苦しいものがあるのでわ。
度々「入り口のところで立ち止まらないでくださ〜い」、とアナウンスしてましたが、それは無理です。要改善(>タワー)。

 そして、15:00。お二人の登場前、「牡牛座ラプソディ」のビデオクリップがモニターに流れる。
初めて見た人が多かったのか、場内に大受け。和やかな雰囲気になったところでキリンジ&山口ともさん登場!
兄:オレンジと紺のチェックのシャツ、下にオレンジのTシャツ、短パン、ワラビーっぽい靴
弟:生成っぽいBDシャツ、ジーンズ、ブルーのスニーカー(ジャック・パーセル?村上春樹も愛用とか)
ともさん:リハ中はカジュアルなシャツだったのに、ぴしっとしたシャツとネクタイに着替えてらっしゃいました。
(素敵なヘアスタイルのともさん。高樹氏によると、もみあげをさわるととっても怒るそうです(笑))

 まきぞうは高樹氏側の最前列で見せていただき、今年一年分のラッキーを使い果たした気分(苦笑)。泰行氏の足下にある「耳をうずめて」の歌詞カンペが、超ド近眼のわたしでも読めるほど近かった。(「高樹氏のすね毛もばっちり見えました」と書け!と高安が言っていますが無視)。
 しかし、肝心の演奏が始まると、緊張のあまり、お二人の顔も直視できず、ギターを弾く指ばっかり見てました(ええい小心者>自分)。

#一方、5列目くらいで見ていた高安なのですが、演奏してるステージが低く、
 さらにお二人は座っているので、見えない(怒涙)。
 ほとんど、一段上でパーカッションを叩いておられたとも氏ばかりみておりました
 (それはそれで面白かったのですが(爆))。
 でも、私の位置でそんな感じだったので、後ろの女の子などほとんど見えなかったのでは
 ないでしょうかね。要改善(>タワー)。

 最初の「風を撃て」では、演奏開始後「あれ、、ちょっと待って」の高樹氏の声でストップ。
泰行さんがギターにマイクを付け忘れていて(「アコギをエレキにするのを忘れてました」)、やり直し!の場面が。最初からやってくれます、泰行氏。
演奏を終えると、泰行氏タオルで顔をふきふき。
高樹氏「なんか汗かいてますね」
泰行氏「暑いですね。いや、冷や汗が、、(ふきふき)」
観客かぶりつきですもん。熱気とプレッシャー、すごかったでしょうね。しかし、泰行氏の声は、あくまでまっすぐで力強く、涼やか。 心に染み入りました。 

 その他、演奏の詳細に関しては、他の皆様のレポートに譲るとして(^_^;、今まで見たキリンジのライブは、基本的にアルバムのアレンジそのままの演奏だったし、この手のアコースティックなアレンジは新鮮に響きました。特に「耳をうずめて」はアルバムヴァージョン以上に心に響きました(感涙)。
インストアライブということで、一歩引いて見たら技術的な不具合なんかも多少あったのでしょうが、なにせ、まきぞうはお二人と場所が近かったので、聞こえてくるのはほぼ生音。幸運でした。

 ライブ後の質問コーナーでは、4人ほどの人が質問を読まれておりましたが、その中で、
「一番幸せな時は?」という問いに、
兄「食べているとき。何も考えずにこう、わーっと」
弟「夜中の3時とかに、好きな曲だけたてつづけに、つぎつぎCDをチェンジして聴いてるとき」
(兄も「あるねぇ」と同意(笑))

質問「大阪弁を話す女の子をどう思いますか?好きな大阪弁は?」には
兄「いちびりっていうニュアンスがいいですね」
弟「女の子と子供は、いいですね。でも(大阪弁の)おっさんは暑苦しい」(納得)

あと、高樹氏のあるくせに関して質問があったのですが、本人あまりふれられたくないみたいだったので割愛。

 キリンジは、「うまいミュージシャンたちと完成度の高い音楽をつくりあげる云々」といろんなところで評されているわけですが、それらを取り払ったとしても、楽曲の良さ、声の良さ、ギターのセンスで十分聴かせられる人たちなのだと改めて感じました。
 雑誌のインタビューでも、泰行氏は「もともとそんなに会話のある兄弟じゃないし」と言ってましたが(やっぱり?)、個性が全然違っても、一緒に生み出す音楽はまさにケミストリー。その錬金術にやられたわたしたち。

 ところでライブのあった日、まきぞうは、「今日は興奮して眠れないかも」などと思っていたのですが、突然「あああ今日はもう余計なこと考えたくない!」と夜の9時から爆睡してしまったのでした(失笑)。

 欲を言わせてもらえば、高樹氏のコーラス、もっと聴きたかったなあ。
what's in ESのインタビューで、「僕も歌ってみてもいいかなーと思っている」と言われていたので、今後は高樹氏の歌にも期待したいです。
 
 
出演‥‥堀込泰行/vocal, acoustic guitar
    堀込高樹/guitars, chorus
    山口とも/percussions

 ●Play List

 1.風を撃て
 2.双子座グラフィティ
 3.唐変木のためのガイダンス
 4.茜色したあの空は
 5.耳をうずめて



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