1999.08.03.
★ 福岡タワーレコード in store live ★

・・・・・さゆりさん

私が着いたのは4時半近くでしたが、メンバーの入りもその頃だったらしく、ステージ前のブースあたりを二人がウロウロ、、ひえぇ、と思いつつ見ていたらスタッフと挨拶後スタッフルームの方へ。
今回同行されたパーカッションのトモさんは設営と調整があるのでそのまま。
今日、トモさんを初めて拝見しましたが、やはりインパクトあり(笑)。 、、真剣なまなざしで楽器の微妙な調整をされていました。

その後ステージの設営もでき上がり、二人も出てきてリハーサル。
今日の出で立ちは泰行さんが白Tシャツの上から薄いグレーでボタンダウンのプルオーバーシャツにジーンズ、紺のスニーカー、黒っぽい肩かけバック (途中でさすがに外されましたが)。
高樹さんがパステルがかった紺や黄色の縞が入ったラガーシャツ、アイボリー色の半パン(本当に短かい、、)、茶色の皮靴でした。
2〜3曲程ギターの調子や歌のフレーズをを確認した後(ラララとか、鼻歌聞けたのがミョ〜に嬉しかった、、)
「よろしくおねがいしまーす」とギターを抱えて再びスタッフルームへ。

30分程(だったと思う)してからスタッフと思われる方が出てきて、 先にビデオから、、と『牡牛座ラプソディ』のビデオが映しだされる、、も途中でブチブチ(笑)。テープ古かったのか〜?と思っているうちに ビデオが終わって、ついにメンバー登場。

トモさんはTシャツから黄色いシャツにパンツと衣装替えしていましたが、 二人はそのままでした。
高樹さんのギターはすぐにセットできたものの、泰行さんの調整が上手くいかずチューナーを高樹さんのと交換したりして悪戦苦闘、、。
その間、高樹さんは客に「アルバムは聞いてもらえましたか?」と尋ねたり、
「強力な、というか、強烈な個性の」とトモさんを紹介したりしてました。 泰行さんの調整も完了して(「ま、イイや」と言ってましたけど、笑)曲へ。

『風を撃て』 前回のインストアでは、ボックスで音を出してギターを弾くスタイルだったので生のパーカッションが入るとかなり違いました。
チューナーなしで演奏する高樹さんに「サスガですねぇ」と泰行さん。
「サスガじゃないですよ(笑)次、どうしましょう?前のシングルでも?」と笑いながら答えた高樹さんに、今度は泰行さんが笑いながら
「どうしましょう?って、決まってた事じゃないですか」、、そして曲へ。

『双子座グラフィティ』 二人のギターとトモさんのパーカッションが相まって夏らしさ倍増(ボサノバっぽいから?)ゆったりした雰囲気がとても良い感じ。

高「新しい曲やりましょうか。カントリータッチの。(泰行さんに)曲目は?」
泰「え〜、、、『唐変木のためのガイダンス』
この曲ではトモさんがウッドペッカーや笛など、いろいろな楽器を使うので メチャメチャ忙しそう、、コンガ(というのかな?)の上に楽器を乗せて 次々に演奏していました。最後に出てきた楽器は、ミョ〜な形をしてました (魚かオウムのようにも見えましたが??)。曲は途切れずに次の曲へ。
『茜色したあの空は』
演奏が終わってからこの曲の入っている『キリンジ』と『冬のオルカ』が カップリングされたCD『2in1』の宣伝をする高樹さん、ひとくち水を飲んで
高「ちょっと休ませてください、、緊張しますね(苦笑)」
泰「前回来た時も緊張したんだよね」、、そして次の曲へ。
 
高「さて、、次は何をしますか?」
泰「え〜『耳をうずめて』という曲を」
今まで泰行さんが使っていたアコースティックギターを高樹さんが受け取って、泰行さんは歌詞カードを見ながらの演奏、、この曲の間、泰行さんは 歌詞カードより上に目を向けなかった様な(笑)。
トモさん、高樹さんの演奏と泰行さんの歌声が甘い空気のように辺りを包んで 皆、うっとりとステージを見つめています。
今回のライブで改めて思った事が、泰行さんの(歌)声の良さ。
生で歌うミュージシャンがオーディエンスを魅了する事を、個人的に 『魔法をかける』と言ったりしていたのですが、 泰行さんの魔法は格段に強くなってます!! もう、釘付け。
伸びのある歌声や、ちょっとした声の震わせ方など、 聞き逃すのがイヤで、身動きもできずに聞き惚れておりました。
それにしても、前回のまだ不慣れだったインストアからすると、 驚くべき成長ぶり!!どこまで上昇するのか心配になる程に、、。
3人だけの編成でしたが、物足りなさを微塵も感じさせないライブでした。

ひとしきりの拍手の後、「ハイ!どうも有難うございました!!」と雰囲気をスッパリ切るようなスタッフのアナウンスにちょっと「うぇぇん」と思いつつ、今度は質問コーナーへ。
ライブ終了後に感想を聞かれて
高「1回目より上手くできましたね」
泰「目の前に人がいるので、友達に聞かせてるみたいな気がして緊張する」。
質問のコーナーではアルバムジャケットのコンセプトについて
高「僕がVIPで、何か疑惑があるらしいんですよ。でも、何でそうなったかは
  タケイ・グッドマンに聞いてみないとわからない(笑)」
泰「やっぱり自分たちでやらないとダメだぁ、と思いましたよ(吐き捨て気味、笑)」

高樹さんが誰に似ているか?という質問に
高「トミーズ雅とか(会場、笑)NHKのニュース読んでるアナウンサーに
  凄く似ている人がいるんですよ、親戚に言われる位、、あとは、、」
泰「あと、ナンバーガール」
高「それ、メガネ、だけ!カタチ全然違うし、、僕の方がオシャレじゃない?
  (お客さんに向かって)誰かに似てるって言われるんですか?」
客「横浜ベイスターズの佐々木投手、、」
高「ああ(笑)ハマの大魔人ですか?それ、デカいってだけじゃ(笑)?」

そんな感じで(どんな感じだか、(-_-;))質問コーナーも終わり、
最後に二人からインストアにきた人にメッセージ。
高「今回ライブで九州には来られないんですが、学園祭なんかも考えてて、
  声がかかればやりたいと思っていますので、宜しくお願いします」
泰「ええと、『47’45”』はお友達にも勧めて貰って沢山売れたらイイなと。
  そして福岡にもライブに来たいと思いますので宜しくお願いします」

その後のサイン会もかなりの人数が並んでいて大盛況(150人位いたかも?)。
それでも一人一人丁寧にサインをしたり会話をしてくれる二人がとても優しくて素敵。サインを貰った後も、名残惜しさから近くで見続けたりして、、。
帰り際に一礼して帰りながらも、高樹さんは両手を掲げ振ってくださいました。(それも何回か)、、、うぅ、、ええ人だぁ。

『楽しい時間はあっという間に過ぎる』という言葉をしみじみと 噛みしめながら家路につきました。
 
出演‥‥堀込泰行/vocal, acoustic guitar
    堀込高樹/guitars, chorus
    山口とも/percussions

 ●Play List

 1.風を撃て
 2.双子座グラフィティ
 3.唐変木のためのガイダンス
 4.茜色したあの空は
 5.耳をうずめて



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