2004.8.8. 京都αステーション
★「α-MONTHLY COLORS」キリンジ・第2回★


キリンジストーリー part.2

書き起こし/らみさん

〜メジャーデビュー後、レギュラー番組、ツアーあちらこちら〜

泰《どうも、キリンジの堀込泰行です。
高《堀込高樹です。
泰《8月のαマンスリーカラーズを担当しております。
高《はい。
泰《うーん。それではまず、キリンジの“YOU AND ME” を聴いてくだい。

♪YOU AND ME ♪
☆☆☆
泰《どうも、キリンジの堀込泰行です。
高《堀込高樹です。
泰《えー、我々キリンジは出すね、
高《はい、
泰《えー、5月から、3ヵ月連続リリースってんでね
高《うん 。
泰《あのー、一生懸命頑張っておりますが。
高《そうですね。
泰《うん、あのー、さっきかけたYOU AND ME という曲はその、第一弾で、ね、
もうもう発売中でありますんで。
高《そして6月にはベスト盤ね。
泰《うん。
高《シングルを集めたベスト盤出ました。
泰《はい、ね。
高《なかなか、出してますね。
泰《出してますね!
高《出してないと、思われてるかも…、しんないけど、な…(ぼそぼそ。)
泰《ふふふ。ねー。いやいや、これでも、あれですよ、ね?今年ももう夏にな
りましたけども。
高《そうなんだよ、ふふふ。(もったいぶるふたり。)
泰《そう、
高《あのー、夏ですけどもね、あの、秋からツアー、があるんだよね。
泰《ハイ。
高《リハーサルがボチボチはじまるんだよね。
泰《うん。
高《と、いうことで、今回どうしようかな〜ということでね、色々考えてます
けどね。
泰《ねえ?ライブハウスのツアーなんで、なんかね、そのー、ホールでやる時
の、こう、ふわー、という、音でこう、包みこむような感じのとはちよっ
と違う、
高《そうね。
泰《もちょっとこう、ライブバンドっぽい感じというのかな、音のカタマリで
こう、ガンガン!として、ま、空気感を共有する、みたいな。ということに
なるかなー?とは思うんですけどもね。

高《でもリハーサルってほんと疲れるよね、あのー、一日…。
泰《あはははは。ぐちってるねぇ!
高《いや、愚痴ってはあないんだけど、疲れるなあ、あれ!と
思ってさ。7時間くらいでしょ、だいたい。まあちよっと残って8時間でしょ、
泰《大変だよね、うん。
高《それとさ、10日間くらいでやるんだけどさ。ほら、ステージは2時間立ち
っぱなしなんだけど、あのー、リハーサルでも立ってやったほうがいい、っ
てんでさ、立ってやってるじゃない?そーすっと、けっこうもう、肩とか
泰《うーん。体力的にもまあ、疲れるし、やっぱりねえ?我々が進行しない
と、どうにもならないからね。
高《そうそうそう…ははははは。
泰《ふははははは。当たり前だけど。で、まあ、曲の未完成な部分なんかを
こう、演奏の未完成な部分をちょっとチェックしたりとか。
高《うんうん。
泰《それを説明すんのに、どういうふうに言ったら一番いいかな〜、とかさ、
なかなか大変だよね
高《そうそう、あと、こっちでこう説明してんのに他で、なんかクチャクチャ
(喋る)とかってそういうなんか、バンドのメンバーがふえてくと、そうい  
うことがなんかね。ウシャシャシャ〜(←笑い声のこと)とかいってんです
よ、向こうで。
泰《あー、ハイハイ。
高《こっちが真剣に説明してんのにね。あーゆーのはなんとかならんか!?と。
(←あくまでも笑いながら言ってます。)もっと強権を発した方がいいのかな?
とかって。
泰《そこはね、まあ、なかなか、あれだよね。練習…しだしたりしちゃうからね。各々が。
高《そそ。そうなんだよ!
泰《だからそんときは、まあ、けっこう、まあ、あれだね、(…間。)あれなんだよね、なんかね。(暫しの間。BGMだけが流れます。)なんてんだろ?…ムードだよね、ムード。
真剣なムードを、
高《ムード?そうだよ。そそ、うん。長くバンドのメンバーもやってるからさ。そーだな。和気靄々はいいんだよ。
泰《たまに、
高《たまにそう、度が過ぎるときもある。
泰《あるね。
高《そういう時はもう、なんかね。電源切っちゃう!くらいの勢いで、こう"バ---ン!"って。なんか。
泰《ふふふ。
高《そんくらいの勢いの気持ちでやりたい…(←聞き取れません。早口。)…わかりませんけど。(笑い声で。)まあ、どうなんだろう。まあ、仲良くやりましょうよ。
泰《いやいや、頑張りますよ。ね。(危うくもまとまった様子に、ほっ。)
さあ、じゃあ、今日はあの、二回目なんで、あの、一曲きいてもらった後
は、あの、キリンジストーリー-パート2を。
高《ハイハイ。
泰《あの、お届けしようかなと、思いますんで。じゃあ、さっそく最新シング
ルを聴いてもらいますか。
高《聴いてもらいますか。
泰《聴いてもらいますか。はい、キリンジで"十四時過ぎのカゲロウ"

♪十四時過ぎのカゲロウ♪
☆☆☆
泰《はい、それではさっそくですね、キリンジストーリーパート2を、お送り
したいんですけども(←なぜかひとりで笑いをこらえながら)
高《うん、はい。
泰《お送りするって言ってるわりにはアレなんだよね。まとまんないんだよね。
高《難しいんだよね。あのー、こう、思い出したことをとつとつとしゃべって
く、だからどうしても話が前後してしまったり、(泰《うーん。》まあ
、するんですけども。あーのー、どっから話しますかね。
泰《メジャーデビューしてぇ、…ってところからかね?まあ、そのキャンペーンを
色々行って。
高《うん。
泰《まあ、なかなか不慣れな事が多かったっていう、
高《そうそう。
泰《のは、こないだ話した…うーん。
高《そだね。で、まあ、あのー、非常にー、評判が良かったー、じゃないです
か、アルバムの。
泰《うーん。そうだね。
高《あれは、こう、恐いね。なにかこう、舞い上がるじゃない。
泰《うーん、ナハハハハ。
高《今までインディーズで、ライブもたいしてやってこなくて、こなかった
ヤツが、CD出して。
泰《うーん。
高《誉められる、じゃん。それがまた凄い売れる、とかってかんじの、翻弄
のされ方とは違うじゃない?
泰《うーん、うんうん。なんかほら、この、持ち上げてくれるひととかいる
じゃん?うーん。
高《あーゆーのも難しいよね。あーゆーのをこう、浮かれないようにするの
がさ。
泰《あー?あった?そんな経験。
高《俺はなんかもう、うーん、"誉められたからってイイ気になっちゃいけない
イイ気になっちゃいけない、"って思って、自分に言い聞かせてたよ。
泰《あ、ほんとぉ?…素晴らしい…。
高《ほんと?(泰行は)イイ気になってた?あ、違うんだね、そういう感じ
じゃないんだね。
泰《いやー、まただから、そうだね、うーん、なんかメジャーのレコーディ
ングのシステムとかで、うーん、アレだよね、なんか面食らってた感じ
はあるよね。
高《うーん。
泰《だから凄くいいスタジオで、あ、プロデューサーの冨田さんもいて、
凄くいい、ね、整ったものが出来ていいなあ、と思う反面、と、あとまあ
 自分はもうちょっとこう、リラックスしたムードで…うん、サウンドが好き
だなあ…とか、ま、そういうのに悩みつつ、でも評判だけはなんかイイ、良
くてさ。っていうのにちょっと戸惑ってたよね?
高《うーん。
泰《なんかその、自分では、もうちょっとこう、こうしたい部分があるなー、
とか、ねえ。不満の部分もあるのに、でもそのCDに対して世の中はイイ、
イイって言ってる感じっていうのかねえ、うーん、それはちょっとあった
かな、最初の頃は。
高《タイミング的になんかそういう、こう、なんだろうな、バンドっぽいポ
ップスを、こー、なんつうの?ネオアコっぽい音楽でやってる人はけっ
こういたけど。
泰《うーん。
高《あーゆーなんか、なんつーのかな、モロ70年代っぽい感じの感触のある
音楽をやっていたバンドっていうのがちょっと見当たらなかったんじゃ
ない?当初。
泰《そうだね、ちょうどなんか居なかったんだよね、あのー、な(ナハハハん、
と照れ気味)ーんか、キリンジみたいなのが。
高《そうそう、だからなんかそういうのもあったんだね。(泰《うーん。)
そういうの好きな人が待望してたところにデビューしたっていうのね。
泰《あったかもしれないね、なんかこー、エアースポットみたいのっていうの?
なんか…ちょうど…いない…誰も居なかった、っていうかさ、被る人がそんな
に。あの同時代には。そだったね。あとなかなかアレだね、インタビュー
とか難しかったね。(高《うーん。》答えるのが、そのー、自分で話して
て…、で、何聞かれてたんだっけ?ってわかんなくなっちゃう事がすごい
(高《そうそうそうそう。》多かった。ま、今でもたまにあるんだけど。
ほんとにその、いっぱいいっぱいっていうかさ、(高《うん。》アマチュ
アでやっぱ散々やっててー、言いたい事の量は蓄積されてんだけどさ、き
れいに出せない感じっていうの?
高《そうだな。
泰《うん。
高《後はあのー、口から出任せに適当に言った言葉が活字になるとけっこう恐
い!っていう。
泰《あはははは〜、ふはは、言ってたねえ。
高《別になんかその場しのぎで言ったこととかけっこう活字でみると、あれえ?
こわ…俺、何言ってんだろう?みたいな。
泰《うーん。自分で、だって、"老けた、ゆず"みたいなことをさ、ナハハ、
なんつって冗談で言ったら。
高《そそ。ちょっと見出しになっちゃったもんな!見出しにすんなよ!とも思
うんだけどさー。
泰《はははは。えー、迂闊なこと言うとほんとそうなるんだよね。活字…。
高《そう、それから気を付けようと思ってさ。ま、気を付けても言ってんだけ
どね。
泰《そうそう、うーん。
高《すべりまくってんだけど。口が。難しいね。ほら、やっぱり対外的なこと
がしんどかったね。あの、音源を作るとかそういう事じゃなくて、(イン
タビューとか)そういうのの量が変わってくるもんね。なんか。
泰《そうだね、一番。その、取材がいっぱい来るとか、その、音楽を作ってCD
出して、っていうのは、そんなに、インディーズの頃も変わんないじゃな
い、やってることは。
高《そうだね。
泰《うーん、そうだね、そういうのはあったね。なかなかまあ、そういう部分
もゆっくりとね。凄いゆっくりとだけどちょっとずつは巧くなってんだけ
どねー、へへへ。
高《そうね。
☆☆☆
高《このくらいでなんか、ラジオのレギュラーとかしてなかったっけ?
泰《やったからもう、(うまくなった、と言いたい?)
高《(遮って?)突然。突然ってこともないんだけど。一時間番組とか。
泰《あの、ペーパードライバーズミュージックっていう番組だよね、確か。
ペーパードライバーズ・レディオだっけ?
高《へへ?ペーパードライバーズミュージックじゃない?
泰《そうだね。
高《そんであの、もう、アレだもんね、やる気がないの丸見えとかさ、
今険悪な感じが丸伝わり、みたいな感じの。
泰《ねー!ううう〜ん(かなり唸。)
高《よく…あー、やってくれたよね?ディレクターさんは…アッハッハ、
ほんとに。
泰《いやあ〜頭下がるよね!
高《ね!
泰《喧嘩いくらしてもいいから!とりあえず、はは、続けろ、キリンジは!
っつってね。かなり、だから、三年くらいやったんだよね、これでも我々。
高《ハハハハハ!そう、三年くらい。ハハハハハ、いやあ〜。
そう、一時間番組三年やってたの。
泰《最後はさすがに多少流暢にはなってたね。
高《まあ、流暢っつってもこれくらいなんだけど。(笑)
そうそうそう、ははは。
高《そうだよー、やってたよー。(しみじみ?)
泰《いやー、はー、すごかったね!放送事故ばっかりだったよねぇ。
高《あと風邪ひいてー、薬飲んでるせいか、わかんないけど妙にテンション
高いとか。風邪薬のせいかわかんないけどさあ。熱のせいかわかんないけ
ど。
泰《そうそう、熱でしょ?
高《熱か、風邪ひくと妙にテンション高くて、なんか"今日良かったです、"と
か言われたりなんかして。
泰《うーん。
高《あー、そうなのかなあ、なんて。
泰《あるね…。あとはその、レコーディングとかで、あのー、もうクソ忙しいと
きのほうが、で、もう、ね?ラジオ休みたいよ、っていうかさ、ちょっと
キツイなあ、と思ってる時の方が案外良かったりとか。
高《うーん。そうなんだよね。
泰《なんだろね、あの、なんかちょっと、あの、テンション高いのがキープさ
れてるっていうかさ。
高《うん、ね。そうだね。うん。
泰《そういうアレもあったかもしれないね。なかなか、だからー、メジャーに
なってからは色々スケジュールも決まってきて、コンスタントにこう、暇
ってことはなくなってきたからさ。
高《そうだね。
泰《だからヘンに悩む時間もなくなったっていういい面もあるかもしんないね。
高《うん、そうだね。
泰《ま、忙しさの副産物ですけどね。思わぬ…。(間?)ちょっとまったりした
んで、
高《ふふふ
泰《じゃあ、
高《ふふふ、すいません、ちょっと(泰行の間に)どうしようかと思った。
泰《曲きこう!(気を取り直して?)
高《はい。
泰《はい。"アルカディア"と"グッデイ・グッバイ"を続けてお聴きください。

♪"アルカディア"♪"グッデイ・グッバイ"♪
☆☆☆
泰《えー、八月のαマンスリーカラーズは、えー、キリンジの堀込泰行と
高《堀込高樹がお届けしています。
泰《えー、今夜はまあ、キリンジストーリー・パート2ってんでね。
高《はい、えーっと、さっき"アルカディア"と"グッデイ・グッバイ"を聴いて
もらいましたが
泰《うーん。
高《この年はね、けっこう、あの、ライブをマメにやっていて、シングルを年
間4枚出したんですね。(泰《うーん。》冬に"アルカディア"を出して、
で"グッデイ・グッバイ"を春になんですけども、その間にツアーをやって。
(泰《うん。》で"グッデイ・グッバイ"を出して夏にシングルをだすんで
すけどもその間に(ライブをやる?)って感じで。(泰《うーん。》
シングルを出す間はツアー、(その後は)レコーディング、みたいな感じ
だったんだよね。
泰《そうだね、だから、シングル4枚出してツアーを3回やったのかな。
高《そうそう、もう、それまでになくアクティブな年だったんですけども。
泰《うーん。ここで、あれだよね、ライブが好きになったよね、さんっざん
やったもんね、もう。
高《そうね…ま、好き?…俺はまだ好きでもなかった。
泰《あはは?そう?オレなんか、あのー、あのー、なんか良かったね。熱くて、
こう、スイッチが入る感じってか、あのー。
高《オレそういう事よりも、なんかアレだな、その、なんつの?
ライブせいさく(制作?政策?)みたいなのが苦手だったんだね。
泰《うーん?ライブせいさく?
高《なんかそういう、スタッフで"ガハハハハ!"みたいなノリが。
"もう一軒いこーぜ!兄ちゃん!兄ちゃん、キャバクラ行かないの?"
(←例のだみ声で。)みたいな(泰《ふふふふふふ。》そういうのが。
"もうオレ、早く帰ってねたいんですけどォ。"みたいな。そーゆー。
泰《ンヒャヒャヒャ。(ウケテル。)いや、いいんじゃない?ソレは。
そらー、まあ、ひとそれぞれだからねぇ?
高《ヒャヒャ。それが辛かったの。ライブはけっこう楽しかったんだけど。
泰《あー。まー、そこはやっぱライブはまあ、スタジオに比べたらお祭りっぽ
い雰囲気あるからね。
高《だからけっこう、この年は色々廻って、四国も廻って、九州も、ってほぼ… 
全部、全部でもないか、だいたい廻って、中部も廻ったでしょ?東北はあ
んまり、あれ?行ってないのか?
泰《それから仙台、(高《仙台廻ったなー。》新潟、行ったかなあ。まー、で
も色々行くようになったよね?
高《そうすっとほら、いろんなところで美味しいものを食べたりなんかほら、
食べさせてもらったりとかさ、だんだん、こう、ね、食い道楽みたいなの
がはじまってくるの、これくらいからだよね。(泰《うーん。》ぼちぼちね。
泰《なんとなくね。各地のうまいもんを…。だいたいそうだね、
大阪は何食っても美味いでしょ?(高《うん。》福岡も何食ってもうまいね。
高《何食ってもうまい、って…、何の話もしてないじゃん!フハハハ。
(←泰の言い方がおかしかった?)
泰《いやいや、おいしい、まずい、…、いやいや(笑)ナンテんだろ?あのほら、
(高《笑》普通の値段でうまいもんが平均的に食える、
高《そうね。
泰《あとやっぱ西はうどんが美味いね!あの立ち食いとか食ってもー、あれな
んだよね、東京のうどんの立ち食いとは全然やっぱ違う。
高《そうだね、うどんに対してシビアらしいからね、やっぱり。西側の人はね。
泰《うーん、それだから毎回あれだね、別にその、うどんの有名なとこには行
かないんだけど、あのー、新幹線の駅で食ったりとか、は、やるね、オレ。
空港で食ったりとか。うどんは。
高《あー、そー。福岡は刺身がね、美味かったかな。(泰《うまいね》でも、
たまり醤油じゃん、基本的に。たまり醤油ってか、甘いでしょ?あれがね
ぇ…。(←あまり好きじゃないのか?)…(間。)あれと焼酎ってあうのかな
あ?(間。)長年の疑問ではあるんだけど。あの甘い醤油と焼酎って??
泰《うー、ん。どうなんだろうね。でもまあ、どうなんだろうね。あ、やっぱ
でも、そういうのってアレなんだろうね、ずっとそこに住んでるとそれが
スタンダードになるっていうか。
高《そう、うん。
あと松山かなんか行ったときに、なんか、打ち上げの後に行ったのが、
あ、打ち上げじゃないか、ライブの後に行った所がなんか、そういう家庭
料理みたいなものを出してくれる所で、そこの煮物とかすごくおいしかっ
たなー。それもなんかミリンの量とかいっぱい使ってる感じの料理だった
んだけど、それがすごい、おいしかった。
泰《ラーメンも甘かったもんね、松山は。
高《くはは。甘かったよね、甘かったね。
泰《うどんのつゆ、みたいな感じだったね。
高《で、みょうがの量が半端じゃなかったね。あれ、初めて食ったね、あのラ
ーメンはね。あと何かな?名古屋…、名古屋はアレが良かったな、浜松だっ
け?ウナチャ。
泰《うなぎ?静岡じゃん。
高《静岡?まあだいたい…。
泰《まあね、鰻文化圏。
高《鰻文化圏。フハハハハ。鰻ワールドで。
泰《鰻でつながる、フフフフ。
高《鰻でつながる人の輪、みたいな感じの、意味なんですけど。
ウナチャがおいしかったなあ、うん。
泰《うまいね。でも、あれだよね、だいたいそれでMCでひつまぶしの話とか
しても、あんまり実は食べなかったりするんだよね。その、あっちの、
地元に住んでる人は。
高《そうなんだよ。みたいだね。
泰《うん、そんなん言われても、って感じのね。
高《そーそそー。あと、大阪で、大阪キャンペーンかのときに、あの、
韓国料理、家庭料理だったんだけど。
泰《うん。
高《お店の名前がさあ、お店の名前とか言っちゃって平気なのかな?(マイク
外して確認中の様子。)あのー、日本語のお店なんだけど『昔その家』っ
ていう。
泰《ああ〜!はいはい。
高《下が、その、なんつの?物産売ってて、二階が食べるとこなんだけど。
『昔その家』どういう訳なんだろう、って気になってて。
泰《んー。もしかしたら、その韓国語では、なんかある、ある単語なのかも
しれないね。
高《なんかアレかな、特別な意味が?
泰《なんか"懐かしき我が家"的なさ。
高《あー!日本語にしたら?あー、そうかそうか。(←妙に納得の様子。)
泰《それをなんかこう、直訳しちゃったんじゃないの?
高《そうか、直訳したら…『昔…、その家。』(←気持ちを込めて。)
泰《わかんないけどね。
高《なんかかっこいいネーミングだなー、と思って。『昔…その家。』って。
泰《なんかアレだよね。詩的なものを、意図したかのような。
高《そーそーそー。そー。たぶんあんまりそういうつもりじゃないと思う
んだけど。(←納得してたやん?)けっこうまあ、その店のネーミングにグ
ッときたね。
泰《案外だから、アレだね、あのー、そうそう、だから、よくライブとかでよ
くミュージシャンの人が行きますよ、連れてかれますよ、っていうとこも、
まあ、いいんだけども、ちょっとそういうんじゃないとこに連れてかれる
と、なんかおもしろい事が多いとかね。
高《そうだね、うん。
泰《その『昔その家』もアレだもんね。なんか、その、店のさ、あの、おばち
ゃんと妹みたいなのがやってて(高《そうそう。》妹の愛人の、なんかさ
あ、(思い出し笑い?) おじさんが来て…。
高《おじさんが来てなあ、なんかベタベタしてなあ、ま、そんなんいいんだよ。
(←話題を軌道修正。)
泰《ただならぬ仲だな、っていう。なんかそういうのがおもしろい。
高《おもしろかったねー、あれはねー、ま、いいや…。
曲聴きますか。
泰《うーん、聴きますか。はい、じゃあキリンジで、"君の胸に抱かれたい"

♪君の胸に抱かれたい♪
☆☆☆
泰《えー、はい、お送りした曲はキリンジの"君の胸に抱かれたい"という曲で
す。
高《そうです。
泰《で、まあそんな我々も、パート2、キリンジストーリー・パート2を話して
きましたけれども。
高《まあかなり端折ってますけども、ふふ。
泰《端折って…韓国料理屋の話とか
高《どうでもいい話になったりもするんですけど。
泰《なんだろねぇ。
高《ま,色々話してるとほんと長くなってしまいますから。
泰《うーん。
高《ま、しょうがないんですけど。
泰《うーん。
あのー、7年も経ったんだね。
高《あのー、98年メジャーデビューから7年目?
泰《だからね、6〜7年って感じか。
高《まあだから組んだのが96年だからもう8年とかそのくらいですね。
泰《早いね。あっとゆーまに10年選手とかになっちゃいますよ。
高《ねえ。泰《ぼやぼやしてると。
高《ほんとだよね。
泰《うーん。
高《でもまあ、なかなかアルバムを5枚目とか6枚目とか出すアーティストは
ね、実はあんまりいないからね。
泰《うーん。そうかもしんないね。
高《いっぱいでね、デビューすると。(←?)だからまあ、がんばってます、
(そしてスーッと息吸って)なかなか。
泰《うーん。
ふふ。ねえ。そうだよ。全然でも、あれですよ。武道館の話とかし
てないじゃない。
高《あー・忘れてた、武道館でやったの。フフフ。
泰《ンフフフ。
高《フフフ。忘れてたよ!(←早口)やったんだよ、そういえば!去年。
泰《やりましたよぅ。うん。
高《そんなこんなでやってるうちに武道館まで、できたんですよね。
泰《そうだね、だからまあ、なんだろうなあ、それほどセールス的にはすごく…
(高《だっは〜!言うな、言うな、言うなっていう…。←小声で叫ぶ。》
っていうグループではないんだけど、それでも武道館でできた、ってい
うのはね、良かったよね。それでも武道館でできたんだな、って思った。
もちろん武道館は全国からきてくれたんだけども。ファンの人が。
(高《うんうん。》でもそういうのは、やっぱ励みになるよね。
高《そうね。
泰《うん。
高《それでお客さんもなんか、こう、ちゃんときいてくれてるお客さん多いじ
ゃない?(泰《うん。》ま、キリンジのライブにしろCDにしろ。
まあ、すごい大切にしてもらっている、というね。
泰《うーん、そうだね。
高《(大切にしてもらっている)感じはしますよ。まあ、それにどれだけ僕ら
が答えられているのか、っていうのは、ちょっとわからないんですけど。
泰《うん。
高《まあ、一応なんかね、ちゃんとしたものを作る、というなんかね、ことで
ね、こうね、誠意をね、(泰《フフフ。そうね。》そう、誠意を表してい
きたいと。(←照笑い)思いますけども。
泰《征夷大将軍(タイショウグン)ね。あったでしょ、昔。
高《征夷大将軍ね、うん、ありましたね。
泰《うーん、ちょっとオレ…変な…変なの挟んじゃった?ゴメンゴメン。
高《いや、いいよいいよ、大丈夫、大丈夫。誠意大将軍になるべくね。
(←やさしくフォローしてますね。)
泰《ま、更なる飛躍を、そうそうそう、大将軍の域をめざして、うん。
更に頑張りましょう、ってことで。
高《ふふ。かなりシドロモドロじゃないですか?
泰《いやいやいや…。
高《自分で征夷大将軍、とかふっといて。
泰《うーん、ねえ。アレなんだよ、普通は一人すごい上手い人、が、
いるんだよ、人の番組でると。ラジオパーソナリティっていうかね。
高《そうそうそう、そうね。
あのね、今日は我々任されててね、喋ってるんですけども。
や、でも、でも大丈夫ですよ。あとまだ3週間ありますから。その間に
こう、見事な喋りをね。
泰《もう、こう、あれね。加速度的にね!うまくなりましょう。
高《どんどん尻上がりに。はい。
泰《えー、と、いうわけで、キリンジで"エイリアンズ"を聴いてください。

♪エイリアンズ♪
☆☆☆
泰《えー、と、いうわけで、今夜はキリンジストーリー・パート2をお送りし
てきたわけですけども。
高《はい。かなり大雑把なストーリーなんですいません、って感じなんです
けども。
泰《うーん。
高《でもまあ、あれだよね。一応要所要所は押さえてある…。だいたいキリンジ
はこんな感じです、はい。
泰《こんな感じで、アレなんだよ、だから凄く、こんな感じで喋ってるから
アレなんだよね、凄くマイペースに、活動もしてると思われるんだよね。
高《そうなんだよね。
泰《実は一年にちゃんと一枚アルバム出して、けっこう、あれだよ?
(←自慢気?)精力的にやってんだけどね。ねえ?のんびりやってると思われ
ちゃうね。
高《のんびりやってないですよ。
泰《うーん、ねえ?みなさんそこの所をぜひ、お願いします。と、いうことで。
***(メッセージの募集、割愛。)
☆☆☆
泰《来週は3回目ですね。
高《はい。
泰《キリンジの近況、そして二人のパーソナルに、えー、クローズアップして
みます。
高《ナルホド。
泰《はい。と、いうわけで、今週もスウィートソウルでお別れです。
えー、お相手はキリンジの堀込泰行と、
高《堀込高樹でした。

♪スウィートソウル♪           〜END〜

2004.8.25. up



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