消防無線のコーナー


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福岡県甘木朝倉広域市町村圏事務組合

福岡県甘木市・朝倉郡(夜須町・三輪町・朝倉町・杷木町・小石原村・宝珠山村)を管轄

周波数:
第一市町村波:150.27MHz
第二市町村波:153.83MHz(最近増えたようです)
救急波:153.11MHz(救急車側は149.11MHz)
県波:152.77MHz
全国波:150.73MHz
中継波:365.15MHz

消防署受け持ちコールサイン
本署甘木市10番台まで・91,97
東部分署杷木町20番台・92
朝倉出張所朝倉町30番台・93
西部分署夜須町・三輪町40番台・94
東出張所小石原村・宝珠山村50番台・95

毎朝8時47分から通話試験をやってるので、それを聞けば本署・分署のコールの割り当て原則や、車両の数などもすぐ分かると思います。

某日の通話試験例:
1.AVM試験:甘消1,2,5(救助工作車),21,31,41
AVM信号は第1市町村波でやりとりしている。「AVM試験。甘消1どうぞ」「ピギャ(甘消1)」「ピギャ(本部)」「甘消2どうぞ」・・・「AVM試験終了、以上甘消本部」

2.第1市町村波試験:甘消101,102,103,104,105,106,107,108,110,111,甘消杷木,20,21,30,31,40,41
「甘消本部から各局、本日は晴天なり本日は晴天なり本日は晴天なり。第1市町村波試験、甘消101どうぞ」「甘消101メリット5」「了解メリット5。甘消102どうぞ」・・・
なお、3桁は携帯局となっている。

3.救急波試験:91,97,98,93

4.中継波試験:50,51,95
「甘消白石開局。甘消本部から東出張所向け試験電波の発射を行う。本日は晴天なり本日は晴天なり本日は晴天なり。甘消50どうぞ」・・・
宝珠山村小石原村は山の中にあり本部から直接通信が難しいので中継局を使う。
なお、中継局はクロスバンドレピータの模様で、
甘消本部:送信365.15,受信365.15
東出張所:送信150.27,受信150.27
のようになっている。

5.甘消杷木から各局向け:甘消本部,甘消1,2,3,4,5,10,11,12,13,14,15,201,202,203,204,205
甘消杷木のみ中継局を使う。(実は中継なしで通信可能だから)つまり、
甘消杷木:送信365.15,受信150.27
そのほか:送信150.27,受信150.27
となる。

昔は、1日15日に県波、全国波の試験まで行ってましたが、今はどうでしょう?

【中継局について】
昔から周波数を知りたくて色々スキャンもしてみたのですがわからずじまいだった周波数。99年のRL手帳にひょっこり登場し吃驚したのですが、365.15だったという事にもまた吃驚でした。
よく調べてないのでわかりませんがトーンは使ってない模様。中継局を閉じ忘れてた時に同じ150.27を使う消防平戸が中継されてましたから(^^;

ちなみに、昔は本部のコールが、「消防甘木」(今は「甘消本部」)だったし、AVMやらFAXやらは配備されてませんでした・・・


池田市消防本部

大阪府池田市を管轄。本署と、細河分署。
池田市は人口10万人くらい。平成9年中の火災は30件だそうです

周波数:
1ch:153.11MHz(救急)
2ch:151.59MHz(消防)
3ch:153.53MHz(府共通波)
4ch:150.73MHz(全国共通波)
5ch:158.35MHz(防災相互連絡波)

通話試験は毎朝9時3分から。1ch,2chは毎日やるようです。それによると・・・

本署:池消1,2,3,7(はしご車(旧)),8(はしご車(新)),9,10(救助工作車),11,16(資材運搬用トラック),17,19(出初め式の視謁で市長を乗せて走った車),20,21(救急車),23(救急車),25(救急車)
分署:池消5,6,18,22(救急車)

火災などでは合成音声の指令が消防波で流れますが、かなり不自然な合成音声です(^^;
(例)(ピーピーピーピー)池消本部から池消各局へ、本署管内建物火災、場所**○丁目○番、本署、池消1、池消2、池消10、分署、池消5、池消6、第一出場、以上。(ピポパポ〜)

池田の消防で気になる点は、AVM(見てみたら日電製でした)の送信が長すぎて大事な通話と輻輳する事です。(消防波でAVM送信している)
一回で「ぴ〜ぎゃ〜ぴ〜ぎゃぴ〜ぎゃ〜ぴっ(車両)」「ぴぎゃぴぎゃぴっ(本部)」もかかり、他よりもかなり長めです。
あと、呼んでもなかなか本部が出てこなかったり、聞いていて心もとないです(^^;頑張って頂きたいものです。

通話コードは警察を表わす40(よんまる)くらいしか使ってないようです


豊中市消防本部

大阪府豊中市を管轄。

周波数:
1ch:151.71MHz
2ch:150.17MHz
3ch:154.07MHz
救急:147:50MHz

署所とコール(調査中)

豊中市消防本部/北消防署		58.23.24.4.301.5.2.
豊中市消防本部/北消防署/東泉丘出張所	35.63.43.82.15.
豊中市消防本部/北消防署/原田出張所	34.52.30.83.
豊中市消防本部/北消防署/蛍池出張所	50.59.29.87.
豊中市消防本部/北消防署/桜井谷出張所	31.54.20.90.32.51.89.
豊中市消防本部/北消防署/新千里出張所	33.53.25.85.

豊中市消防本部/南消防署		22.27.26.86.40.3.
豊中市消防本部/南消防署/服部出張所	36.41.88.60.80
豊中市消防本部/南消防署/小曽根出張所	
80〜は救急車

(番外編)大阪国際空港の消防

空港には万が一の飛行機事故に備えて化学車などの消防車が配備されています。
大阪国際空港の場合、管制塔・ターミナルビルと滑走路を挟んだ反対側に消防の車庫が有ります。
さて、使用する無線は、149.45MHzと153.45MHz。どちらも運輸省航空局の割り当てですね。
空港消防ではこのうち149.45MHzを主に使います(専用波)。基地局は「空港消防」、移動は「空港消防+数字」のコールサインになっています。

コールサイン&何号車か(専用波)
空港消防10〜携帯
空港消防11〜?
空港消防12〜2号車
空港消防13〜3号車
空港消防14〜4号車
空港消防15〜5号車
空港消防16〜6号車
空港消防17〜7号車(指揮車?)
空港消防18〜11号車(搬送車?)
空港消防19〜携帯
空港消防20〜携帯
空港消防21〜?
空港消防22〜携帯?
空港消防23〜9号車(電源照明車)
空港消防24〜携帯

ちなみに98年の空の日のイベントで貰った資料によると
空港用大型化学消防車2台
空港用高速化学消防車1台
給水車1台
空港用救急医療作業車1台
連絡車1台
高速機動破壊救出車1台
指揮車1台
救難照明車1台
パトロールカー1台
の計10台だそうです。

飛行機のトラブルはそう頻繁に起こるものではないので(起こったら大変ですね(^^;)、通話の頻度は少な目です。普段聞こえてくるのは、「空港消防こちらは空港消防16、6号車走行テスト。ドライバー○○。以上」「はい空港消防了解です」といった無線くらいです。
たまに「大阪航空の旅客機がエンジントラブルで10分後に緊急着陸」等の想定で訓練をしているようです。

さて、空港消防には153.45MHzの無線機もあります。こちらはグランド波と呼んでいます。
これは主に滑走路やライトのチェックをする黄色い車が管制塔などと交信するのに使われる周波数です。消防車は何も起こらなければ滑走路に入ってくる事も無いので普段グランド波に出てくる事はほとんどありません。でも一応グランド波でも毎朝通話試験を行っています。
グランド波では基地局は「大阪グランドコントロールファイヤー」、移動は「ファイヤー+数字」というコールサインを使います。移動局の数字は号車の番号だと思われます。
(グランド波でコールが英語になるのは何か規則でもあるのでしょうか?)

コールサイン(グランド波)
ファイヤー1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11

なお、毎朝9時過ぎから、グランド波、専用波で通話試験をしています。基地局だけでなく消防車がキー局になって試験をする事もあります。珍しいパターンだと思います。(キー局やることがあるのは指揮車のようです)


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