―親鸞聖人の帰洛路路を歩くー茨城・稲田から京都・本願寺までー

5区平成221218日 天気 晴 

東京教区 千葉組 西方寺門徒 西久昭

5区のレポート (北松戸駅から築地本願寺まで)         


 
5区のコースは、常磐線北松戸東口を出発し、江戸川堤を通り浄土宗光増寺、金町駅、隅田川の白髭橋を渡り稱福寺、墨田区横網にある慈光院に立ち寄り、築地本願寺までの24.1Kmである。


 武蔵野線のトラブルで出発時刻までに到着出来ないので参加を諦める人、又見送りに来たけど参加出来るのなら参加したい方、途中の金町駅で合流出来る方と色々ありましたが、取合えず定刻9時には出発しました。



坂川遊歩道を通り、江戸川堤では対岸の柳が川面に映る素晴らしい光景を眺め、遠くには建築中のスカイツリーや、富士山を見ながら親鸞聖人ゆかりの寺、浄土宗光増寺で小休止、金町駅で二人が合流して総勢26名で次の目的地浄泉寺へと歩を進めた。浄泉寺で期待していた物は、アショカ王がインド史上初の国家を統一し大帝国を完成し、即位17年目に第三回経典結集を行い、仏教流布の為に碑文を刻んだ石柱を多数立てた。その石柱がこの浄泉寺にあるのです。

看板によりますと、日本には奈良東大寺とここにしかないとの事です。

国道6号水戸街道を上り、隅田川に架かる白髭橋を渡ると間もなく稱福寺



門徒さんが出迎えに出ておられた。こちらで豚汁の接待を受け昼食、その後、墨田川川沿を歩く、アサヒビール建物にスカイツリーが映り何とも言えぬ美しさです。慈光院に参拝の後、一路築地本願寺へ、本願寺では教務所長以下大勢の僧侶方に迎えられ、教務所長の挨拶に続き重誓偈の唱和の後、整理運動を行いほとんど全員がご苦労様会のビールで疲れを癒しました。



手記と歩行者 塘幸生

親鸞聖人のみあとを訪ねて〜稲田から本山へ歩く〜 に参加しました。

    2010年12月18日() 北松戸駅〜築地本願寺

 

 今年最後の5区の行程は、北松戸駅東口を9時に出発し、全員が無事に築地本願寺に16時20分に到着する事が出来ました。

 

 天候は快晴、風もなく、素晴らしい天気にめぐまれ、参加者26名(うち教務所1名、スタッフ5名)を3班に分け、実に楽しい雰囲気の中での出発となりました。

 お二人は、全区間参加しておられます。また一区の見返橋参加の82歳のおばぁちゃんは、

エントリ−しましたが、体調崩し不参加になり残念でした。遇いたかったで〜す。

 

北松戸駅出発後、坂川遊歩道から江戸川堤のハイキングコ−スを歩き、葛飾大橋を渡り東京都に入り葛飾区金町にある<浄土宗>光増寺(750年以上の歴史を持つ親鸞聖人のゆかりのお寺)にて休憩しました。
浄土宗 攝取山蓮池院 光増寺のホームペ−ジより

親鸞聖人ゆかりの寺宝や葛飾区指定文化財を守り、日本庭園としての魅力も持つお寺です。光増寺という名前は、親鸞聖人が名付けました。開創は、1222年(貞應元年)。

 

光増寺から金町駅〜中川(中川大橋)〜立石5丁目〜荒川(四つ木橋)〜隅田川(白髭橋)の川を

越えて、お昼食事休憩場所の東組・称福寺(台東区今戸)へ13時20分に着きました。

 ここでも称福寺さんの方々が、心温まる出迎えと、お茶、豚汁、ミカン等を用意していだきました。 豚汁のおいしさは、ぴか一で、おかわりしました。感謝申し上げます。

 

称福寺にての記念撮影(14)後も、お寺の方々が、隅田川沿い(吾妻橋)までも一緒に歩いていただき、今話題になっている完成間近のスカイツリーの大きさに圧倒されながらの歩きとなりました。

アサヒビ−ルの金色の建物側面に映し出されたスカイツリ−は、「黄金ツリ−」と呼ばれていて、その日の天気()、時間( 1420)と場所(墨田川沿)が一致したときにしか 観ることができないようです。  まさに阿弥陀如来の黄金の光が私を照らしてもらっているようでした。 おかげさまで御同朋の心遣いには、感動しました。

 
そして、築地本願寺慈光院(大正12年の関東大震災を記念して築地本願寺が建立)に寄り、隅田川(両国橋)〜水天宮前を通り、まだ明るい内に築地本願寺に到着する事が出来ました。
 築地では、大勢の僧侶と東京教務所の山本所長が出迎えてくれました。本堂では、教務所長からお言葉をいただき、お勤め・重誓偈に全員参加し、記念写真を撮り、クールダウン後に解散しました。
その後、有志による懇親会を近くお店で行いました。何と13名の方(組長、石川住職、スタッフ、他)が参加して親鸞さまとの法味に酔いしれました。

記念行事に参加できた歓びとともに、完歩の達成感・充実感を共有できたことに感動しました。全ての仲間が同じように感謝・感動しておられました。

参加者の皆さんは、親鸞聖人の大変なご苦労を想いながら、お念仏の味わいを深める事ができた1日になった事と思います。

関係者の皆様から、無量の命と光をいただき、感謝申し上げます。

 

5区は、千葉が担当区間でしたが、千葉組長藤崎住職そして宗真寺・石川住職はスタッフの1員として全区間を歩かれました。今回のガイド役としても活動していただき、こんなうれしい事はありませんでした。のぼり旗が、しっかりと受け継がれました。

 

 今回は、千葉から東京への旅でしたが、川と橋がこんにも多かったとは・・・。

来年の私の旅は、築地本願寺から川崎駅までのスタートになりそうです。

いろいろなものに支えられ聞かされて今を生きている。

大慈悲を受けながらの歩みです。ご恩報謝の生活の始まりです。

 

                         5区担当 塘幸生