28区 土山宿から石部宿(JR草津線甲西(コウセイ)駅)まで 21.2キロ

平成23327日(日) 晴れ時々小雪

参加者 赤座規子 西井幸子

参加者総数 13名(築地別院2、スタッフ2、参加者9

 

手記 西井幸子

 

830分 甲西市土山支所(JR貴生川(きぶがわ)駅からバスで30分)に集合。

昨日「またどこかでお会いしましょう」と言って別れた島組野3人が

「親子で話し合った結果、参加させていただきます」と80キロの道程を再び来られて一同感動。

この3人と東京、栃木、茨城、静岡、千葉(私たち)県の昨日と同じ12名のところに、

滋賀県山東組の方が参加された。


850分 出発。連子格子の町家が並ぶ旧東海道を歩く。

土山宿の道標と万人灯が多く設けられていた。

そして浄土宗のお寺が多いと感じた。

1030分 国道沿いの水口宿で休憩。

同行している静岡のFさんが「おまんじゅう」を差し入れて下さり、美味しく頂いた。

1045分 出発。宿場町らしい町並みが残っている旧東海道を歩く。

1145分 コミュティーセンターの公園に到着。昼食とトイレ休憩。

1245分 出発。国道を歩き115分甲南市に入る。


旧道に入り天上川の下りを通り、しばらくすると今日最後に立ち寄る

「報恩寺」(甲南市夏見)の坊守さんと総代さんたちが出迎えて下さっていた。


210分 「竜王山 報恩寺」に到着。

「歓迎 稲田から本山へ歩く御一行」の垂れ幕が目に入る。

ご住職(来年2月に18代になられる)と総代からお話を伺う。

『重誓偈』を唱和し心落ち着く時を過ごした。

17代が102歳でご存命とのことで酒は百薬の長とのこと。

19代(予定)も紹介された。

この地で売られていた「ところ天」という「ういろう」をご馳走になり、

「食事の言葉」を書いた割り箸をお土産に頂いた。

 

報恩寺の沿革

天正年間(15731591)第11代顕如上人が御世(15431592)僧道味の開基である。

道味は俗人から天台宗に帰依してのち、真宗に転じてこの地に創建。

明治11年(1878)第21代明如上人御世(18501903)に失火したが、

21年(1888)報恩寺住職第15世の時、新築されたのが今の堂宇である。

現在の住職は第18世。(頂いた資料からの抜粋)

3時 出発。大ぜいに見送っていただく。

3時20分 「甲賀駅」に到着。

記念撮影、ストレッチ 挨拶の後解散。

 

お世話になったお寺さんの心温まるおもてなしに

おかげさまで身も心も休まりました。ありがとうございました。

2日間ほぼ同じメンバーで歩き、ピッチも早く感じられましたが、

築地の方やスタッフの方々のおかげで和気あいあいとした雰囲気で

完歩できましたことを感謝申し上げます。

東日本巨大地震で多くの死亡者・被災者の方に

私ができることは何かと考えながらの旅でした。