第27区 関宿(せきじゅく)から土山宿まで 17キロ
平成23年3月26日(土) 小雪、小雨、曇、晴れの繰り返し
参加者 赤座規子 西井幸子
西井・海老原・赤座さん 関駅
参加者総数 12名(築地別院2、スタッフ2、参加者8)
手記 西井幸子
JR関西本線の関駅に集合。
スタッフの海老原、村杉さんから挨拶とコース説明があり自己紹介した。
滋賀県高島組の親子3人が80キロの道程を車で来られて初参加。
この高島組は本願寺派が33ヶ寺あると聞き、み教えが行き届いているのだと感じた。
9時 出発。
9時10分 延命寺に到着。
ご住職のお話を伺い茶菓子の接待を受ける。
延命寺到着 旧川本本陣の門 延命寺にて
延命寺山門は旧川本本陣の門を移築「市指定文化財(建造物)」
名物(和菓子)の「関の戸」をお土産に頂いた。
9時30分 出発、歴史的な街並木が残る道を歩く。
10時 西願寺に到着。茶菓子の接待を受ける。トイレ休憩。
ご住職から鈴鹿峠は、中学生の時に途中の鎧岩まで行っただけで
二度と行きたくないと思ったと伺い、天候が不順なので益々不安になった。
延命寺にて
10時30分 出発。坂下宿あたりから旧道を歩く。
10時10分「鈴鹿馬子唄会館」に到着。暖かい室内で昼食をとることができました。
外はまたたく間に真っ白になった。
11時50分 出発。小雨の中を国道沿いに歩く。
12時20分、いよいよ峠越え。急な斜面は細く、小雨と小雪がちらつき、
濡れている上、落ち葉で覆われ滑りやすく「頑張れ!」とつぶやきながら遅れないように進む。
一人ではとても歩くことができない峠越え、
この一行に参加できた喜びを感じると共に親鸞さまのご苦労を思わせていただきました。
12時45分 木立を抜け頂上に着くと晴れ上がっていて茶畑が広がっていた。
その先の「万人講大石灯篭」を横眼に峠を下った。
鈴鹿峠にて
2時 「道の駅あいの土山」に到着。
ここまで来る途中、国道沿いを30分くらい横殴りの雪の中をひたすら歩いた。
トイレ休憩。
2時15分 「道の駅あいお土山」を出発。晴れ。
2時40分 「甲賀市土山支所」に到着。解散。
親鸞聖人のみあとを訪ねて 27回 関宿〜土山宿 17km
手記 赤座規子
『折角』の旅
折角前日から行くのだからと、早々に柏を発ち、昼頃には亀山宿着。
乗り換え時間を有効にと、宿を散策。
雨がポツポツと降り始め、あたふたと駅へ戻り関宿へ向かう。
雨だけど、明日はゆっくりと見学も出来ないだろうし、
折角だから出かけましょうと、東の追分から西の追分までを歩く。
当日早朝、雪がチラホラ。
そのうち雨も混じりはじめ、歩けるのだろうかとつぶやく声に応えて、
宿の人の「凍らなければ大丈夫ですよ。」との、少しはんなりとした口調でのアドバイスに少しだけ安心。
が、凍ったら危ないのかと・・・。かなり不安。
3月26日 関駅集合
参加者(西井幸子・赤座規子)
参加合計人数12名(内、築地別院2名)
駅舎構内で空を見上げながら、折角来たのに、折角来たんだから、と合羽を着たり脱いだりしながら一人鬱々。
(単なる旅人の心境)少し明るさを見せた空を見上げほぼ定刻、「よしっ、折角頑張るぞ!?」と意気込み関宿出発。
【延命寺】【西願寺】で、心温まるお迎えを受け休憩。
その後も不安定な空模様の下、坂下宿に入る頃には、
雨やら霰やら、霙やら雪やらどう区分してよいものか、色々と降ってくる。
お昼の休憩にと、〔鈴鹿馬子唄会館〕の暖かい一室を貸していただき恐縮。
昼食中にあれよあれよという間に、外の芝生が真っ白になる。不謹慎にもちょっとワクワク。
折角ここまで来たのだから、と、行を積むという折角の覚悟で峠に出発。
鈴鹿峠は難所、とのインターネットでの情報に肩透かしの感あり。
思ったより楽に越える事ができて内心小躍り。
が、峠を越え滋賀県の甲賀に入ってしばらくすると、よこなぐりの重い雪に見舞われる。
眼鏡に吹き付けくっつく雪で視界が阻まれ、足元が不安定。それに加えて寒い。
ただただ祈るように、折れそうになる気持ちを奮い立たせて歩く。
本当の難所は平地にあった。一緒に歩く仲間の存在が心丈夫。
最後の30分は穏やかに晴れ、土山支所に全員無事到着。何も考えずにただ黙々と折角完歩。
27・28回と参加させていただいたご縁に感謝いたします。ありがとうございました。
今回は折角折角と折角の連発だったので、調べなければと思い、
(わざわざ)の他に力の限り尽くす事の意味があることを知りました。
心配した足腰の痛みも無く、今日は元気に働いています。
感想文でした。
赤座