親鸞聖人のみあとを訪ねて

平成23130日 天気 晴

東京教区 千葉組 西方寺門徒 西久昭

11区レポート(箱根駅伝ミュジアムから三島駅まで)

 11区は三島のキッズサンガ小学3年から5年生までの15人と、大人23人で箱根駅伝ミュジアムから旧街道の石畳を利用し三島駅までの17kmの下り坂がほとんどと言うコースです。

 

朝の気温マイナス7℃、出発前に地域の世話人様から、途中コンビニも食堂もありませんので、昼食の用意の無い方は車でお送りしますので昼食の準備をして下さいの注意があり、定刻を少し遅れて9時10分に出発。芦ノ湖に富士山が写り清清しい朝ですが、少し寒い気温です。赤石坂の雪の石畳を登り、釜石坂、風越坂と登り、看板に「当時(1680年)の石畳は、坂道だけで集落や平らな場所は石は敷かれませんでした」とありました。登り切れば箱根峠で道路の気温表示板はマイナス2℃ですが寒いとは感じません。



 ここからは、全て下り坂で、竹のトンネルが続き、豊臣秀吉が小田原征伐の時に兜をこの上に置いて休んだと言われる大きな「兜石」があったり、「念仏石」

といわれる石に「南無阿弥陀仏宗閑寺」とあり、旅人が行き倒れとなり、宗閑寺で供養した碑でした。

 面白いのが墓石に盃と徳利が浮き出して彫られた墓「雲助徳利の墓」で雲助達がお世話になった剣術の先生を偲んで先生が好きだったお酒を死んでも飲んで貰おうと建立したものだそうです。これを見ていますと、悪者の代表のように言われる雲助達が、箱根の坂を登れない弱い女性や病人、重い荷物を運んでくれた暖かい人情が感じられます。

 山中城址で昼食の後、富士山の雄姿と相模湾を遠くに眺めて成真寺着が14時20分、成真寺御住職の箱根神社、箱根権現の謂われを拝聴して三島駅解散15時半、全員落伍者なしの楽しい一日でした。

 

〜親鸞聖人のみあとを訪ねて〜

 

手記と歩行者 塘 幸生

1区 23年1月30()、天気 晴れ

箱根駅伝ミュジアム(芦ノ湖湖畔)から三島駅(静岡)まで

 

1区 1月30日は、箱根駅伝ミュ-ジアムから箱根旧街道の石畳の上を箱根峠までは登り、三島駅までは一気に坂を下る17.5キロの行程でした。   

参加者32(参加者17名、三島門徒キッズ小学3-5年生13名、教務所2名、キッズ引率者・世話人7)の御同行、御同朋でした。

昨日宿泊したペンションを8時25分に出発し、5分ほどで今日の出発地点の芦ノ湖湖畔の「箱根駅伝ミュ-ジアム」に着いたら次つぎと集まってき来ていました。

いつものように、受付で記念バッチをもらって、出発前に世話人様の心遣いによりコンビニにて昼食と飲み物を調達、記念の集合写真撮影後、入念に準備運動をして、910分に出発しました。

今朝の芦ノ湖の気温は、マイナス 7度でした、のお話しがありましたが、さほど寒いとは思いませんでした。 多分みんなもそのように・・何しろ心身ともに燃えております。

凛とした空気のなか、芦ノ湖湖畔から仰ぐ富士山の美しさには感動しました。

 国指定史跡 箱根旧街道・石畳道路の急坂を「向坂」〜「赤石坂」〜「釜石坂」〜「風越坂」と順に雪の登り坂が続きました。また坂の両側には、往時の杉並木も残っています。940分 箱根峠(846m)にかかる「挟石坂」(はさみいしさか)を登り切りました。

箱根峠(静岡県)の気温はマイナス 2度でしたが、汗だくで寒さなんかありません。

 箱根旧街道を山中城方面へ一気に下っていくと、実にお見事な竹のトンネルがありました。105分 道路標識発見・「是より京都へ100里」と、あと400キロです。

箱根八里西坂・「山中一里塚」より三島方面へ行くと、「念仏石」の前に「南無阿弥陀仏・宗閑寺」と刻んだ碑があり、これは旅人の行き倒れを、宗閑寺で供養して建てた碑でした。

1050分に三島市へ入り、箱根旧街道をさらに下ると「雲助徳利の墓」(盃と徳利が浮き出して彫られた墓石)そして、山中城跡で昼食休憩し、三島宿・富士見平方面へ下ると、日本一の三角推の富士山(三島の語り)の雄大な景色を写真に撮り込みながら、また相模湾を一望し、「笹原一里塚」〜「こわめし坂」を経て一気に下り「初音ケ原石畳遊歩道」を歩きました。

 石畳遊歩道の「錦田一里塚」で小休止し、箱根旧街道出口の「河原ケ谷」を通過し、1420分に成願寺(真宗大谷派) の御住職から箱根神社、箱根権現の謂われを拝聴させてもらい、ミカンまでいただき感謝申し上げます。

 成願寺での記念撮影後、三島神社の脇を通り1525分に三島駅に着きました。

三島駅でも記念撮影をして、解散となりました。

私個人し、10区に引きつづき、のぼり旗担当にさせていただき、感激でした。

のぼり旗を高く掲げて歩くと、歩行者の方や車の社内からも、沢山の方が見ておられます。 町の中では、「なんですか」と声までかけてもらいます。「親鸞聖人のみあとを訪ねて」です、「どうぞよろしくお願いします。」と答えながら布教活動かも?との思いがします。 次の参加の時も担当にさせていただきたいです。楽しい信心の旅でした。