ことこと日記
2004年9月20日(月祝) 生後304日目 アタック
のい兄が風邪気味なので、もうすぐ運動会だし、念のため軟禁。
ドイツから持ち帰ったビタミンCの粉末を水に溶かして飲ませる。アスコルビン酸配合でかなり酸っぱいが、
酸っぱいもの好きの彼は、全然平気らしい。しっかり飲んで治してくれ。
夫に子供たちを見てもらって、私は一人で買い物へ。車を運転していても、何か忘れてきたような、
肩がスースーするような物足りなさ。歩いていても何か手持ち無沙汰。子連れじゃないときに
小汚い格好をしていると、言い訳が効かないなあ〜。
結局探していたものはなく、秋刀魚弁当と松茸ご飯弁当を買って帰った。
ことことは、口に入れてもらえるものは、何でも美味しそうに食べたが、甘い梨を刻んだのには、
一番幸せそうな顔をしていた。夜は餃子の中身を入れたお粥をうまそうに食べていた。
麺を食べるときはなぜか唸りながら。この唸り方が何かに似ている…と思ったら、
テレビニュースで見る、北朝鮮中央テレビのアナウンサーのしゃべり方であった。うぬぬ。
夜、風呂上がりのことことは絶好調。のい兄が夫に絵本を読んでもらっているところに近づいては、
のい兄に身体ごとアタックしていたらしい。夫とのい兄が大笑いしていた。
夜中にことことが泣いたときには、眠っているのい兄が寝返りを打って、
眠ったまま、ことことの頭を撫でるかのごとく手を差し伸べたので、びっくりした。いいなあ仲良し兄妹。
2004年9月19日(日) 生後303日目
夫とのい兄は遊びに出たが、しばらくすると忘れ物で戻ってきて、
昼になったら「のい兄が熱があるんじゃないか」とまた戻ってきた。
どうやら今朝、テレビのデカレンジャーを観るのに早起きをしすぎて、
調子を崩したらしい。昼寝をさせたら、元気を取り戻した。ことことは、のい兄が昼寝を始めても、
せっせと探検をし、借りてきた絵本の箱に被せておいたバスタオルを外してしまったり、
コンセントカバーを触るので、立てかけてあったダンボール製の屏風(古布を貼ってある)を倒して外したり。
賢くなってきた。
夕方、ことことの傍に座っていた夫がトイレに立ったら、泣きながら夫を追っていった。
父ちゃんの後追いもするのね。でも追っている途中で私を見つけて、
今度は私の方へ。あらあら。
2004年9月18日(土) 生後302日目 後追い
座って遊んでいることことを置いて、風呂場の方へ用事を片付けに行ったら、
ことことが泣きながら這って来た。おお、後追いだ。
夕方、夫が帰ってきてからも、夫が居るのに私を追って、
私が通った道順で追ってくるので(本当は逆回りの方が近いのに)、可愛い。
2004年9月17日(金) 生後301日目
犬のぬいぐるみで遊んでいたら、ことことが「ばうばうばう」と言った。
洗濯物からのい兄のパジャマを引っ張り出して遊んでいるときに、
私が「それなーんだ?なーんだ?」と言ったら、「なんなんなん」と言った。
まあ、偶然の一致でしょう。
だんだん、一人でも遊べるようになってきた。
今日は、去年のい兄が幼稚園で作ったペットボトルのマラカス
(中身は切ったストロー。蓋は開かないようにテープで止めてある)を喜び、
舐めたり、ひっくり返したりして、集中して探索していた。
また、いつの間にか、ビーズコースター(針金を曲げて、木の大きいビーズを通した乳幼児向け玩具)のビーズを
自分で動かせるようになっていて、びっくり。自分で台ごと動かして、一生懸命遊んでいた。
2004年9月16日(木) 生後300日目 フラフープ
前歯が4本になった。といっても下の歯ばかり4本揃ったので、
下あごを突き出して「ふしゅ〜」と妙な音を立てて遊ぶことも。
ちょっと前は、息を吸いながら、おじいさんのような声で“なん語”を話していた。
いろいろ試して、何か学習しているのだろう。
のい兄も一時期、下あごを出して面白い顔をするのが得意で、保健所の歯科健診にて
「受け口かも。要観察」と指摘されて心配したけれど、結局なんともなかったし。
優しく穏やかなのが、ことことの基本的表情だが、
毎日家の各所を冒険し、家族のすることを観察し、好奇心一杯の顔になってきた。
一生懸命探索している顔はますます可愛くて、見ていて全然飽きない。
さて、先日、生協の共同購入で、組み立て式のフラフープを手に入れた。
私が子供の頃は、フラフープは“腸がねじれるから”などと言われて禁止されていたので、
私も初体験だ。のい兄と一緒になって、昨日から練習を始めた。
二人ともちょっとコツをつかんで、私は今朝11回も回せた。
しかし、私が必死で回す格好が面白いと、夫が大笑い。ことことまで一緒に笑ってるし!
ことことは、カラフルなフラフープを触ってはニコニコ、立てたフラフープの中を通ってハイハイもした。
後ろ足がなかなか上がらず手伝ったが、初日はこんなもんでしょう。
製図の添削が返ってきた。初めてのAランク。嬉しい! このまま本番まで行けるようもっと力をつけて頑張るぞ。
2004年9月15日(水) 生後299日目 父ちゃんの顔で遊ぶ
朝、家族の中で一番最後に起きた ことこと、周りに誰も居ないのに気づいたが、
泣きもせず、ハイハイで居間に出てきた。のそ…のそ…と予想もしていなかった何かが足元にやってきたので、
ちょっとビックリ。ピンクのイグアナ出現!な〜んて(失礼)。ピンクのパジャマを着たことこと でした。
昼間は蒸し暑かったせいかなかなか眠らず、午後遅くなってから寝るので、
またしても夜になって一人だけ元気に。のい兄は運動会の予行練習でお疲れなのに。
ことことは、横になった夫の顔にハイハイで近づいていって、
嬉しそうにベチベチ叩いていた。「だれか助けて〜」と叫ぶ夫。面白いので助けずに笑って見ていた(鬼)。
2004年9月14日(火) 生後298日目 ば〜
久しぶりの絵画教室。熊本の長陽村で展示する大きな作品を製作。
兄ちゃんたちが絵の具だらけになって奮闘するので、そこら中が絵の具だらけで大変。
私とことことは教室の隅で、エスキスしたり授乳したり。
ことことも、兄ちゃんたちの雄叫びに一緒になって「ひゃーあ!」などと叫んでいた。
乳を飲んでぐっすり眠ったので、最後には私も雑巾を持って拭き掃除を手伝った。
ふと起きたときに、私がいないので泣いた。そのとき私はちょうど教室の反対側の隅にいたのだが、
私が走っていくより早く、よその兄ちゃん2人が、ことことに駆け寄って「ば〜!」とあやしてくれていた。
ビックリして泣き止んでいた。
2004年9月13日(月) 生後297日目 ジャンジャカジャンジャンジャン
ハイハイで色んなところに行くようになった ことこと。
手と足の両方を地面につけて意欲的に動く様が、まるで行進のよう。
見ながらつい、♪ジャンジャカジャンジャンジャン♪と歌ってしまう。
図面を描きながらふと気づくと、またベビーベッドの下を捜索したらしく、
尻ふき前段階用トイレットペーパーを引っ張り出して千切っていた。
ヨダレでペーパーが溶けてるし、口の周りにもベタベタな紙がついてる〜。
慌てて片付けた。しばらくすると、今度はゴミ箱をひっくり返そうとしていた。ゴミ箱は台の上に上げる。
夜、なかなか眠らず、電灯を消して皆が寝たふりをしたら諦めるかと思いきや、ハイハイで一人、
枕元の絵本を捜索し、胸に抱いてニッコリしたりして。暗くても全然怖くないらしい。
2004年9月12日(日) 生後296日目
全国的に晴れなのに、大分は今日も雨。洗濯物が全然乾かなくて困る。
のい兄と歩いて近所のコインランドリーへ。乾燥を待ちながら、しりとりをする。
「じ」で私が詰まった。のい兄が知っていそうな言葉で「ん」で終わらないもの……うーんうーん。
すると、のい兄が言った。「いろいろあるや〜ん、ほら、“じりき”とか」。へ!!
自力……。5歳児の口からこんな言葉が出てくるとは。どこで覚えたのか尋ねたら、テレビニュースだそうな。
ことこと は、よく食べる。出されたものは残さず食べる。コップで飲むのもだいぶ上手になったが、
やる気がないときはまだこぼす。コップに顔を突っ込んで遊ぶのはやめてくれ〜。
2004年9月11日(土) 生後295日目 剣の練習?
ぐずる ことことに、夫とのい兄が手渡した紙の剣(広告紙を細く丸めたもの)の少しヘナヘナ気味のが、
えらく気に入られた。振り回したり、手で玩んだりして、随分長く遊んでいた。
「お姫さまも、いざというときには剣を使えなくちゃね」なんて周りで言ったりして。
またしても今日は大雨。ここのところ毎週土曜の朝は、のい兄とパン屋さんまで片道20分かけて散歩しているが、
途中で雨が激しくなって、足がずぶ濡れになってしまった。昼間は夫とのい兄は図書館へ。
ことことと私は家で遊んだ。雨が小降りになった隙に、オンブで食料品の買い物へ出たくらい。
夕方、皆が揃って、私が夕食の支度をしているときに、ことことがベビーベッドの中でバランスを崩し、
柵に頬を強くぶつけた。すぐに冷やしたが、少し内出血して可哀想だった。本人は機嫌良し。
2004年9月10日(金) 生後294日目 握手
ことことはハイハイができるのに、私と二人だけのときはそう動かない。
昼間はちんまりと座って、小さなビーチボールやセロテープの輪っかを持って遊んでいた。
あまり大事そうに持っているので、「ちょうだい」と手を出すと、
何を思ったかニッコリ笑って、玩具を持っていない側の手をこちらに差し出し、手を掴む。
おや、握手じゃん。「ちょうだい」と言って手を出しても、「握手」と言って手を出しても、
どちらでも握手になるので笑える。
しかし、夕方にはボールやテープの輪自体に執着がなくなったらしく、
「ちょうだい」と言うと、こちらに渡すこともあった。
皆が帰ってくると、ことことも張り切って動く。ベビーベッドの下に入っているものをゴソゴソ捜索するので、
夫やのい兄が「ことちゃん!」と大声で注意すると、呼ばれた方に振り向く。
自分のことを“ことちゃん”と認識しているのか? 確認のため、二人に「のいくん!」「Yちゃん!」など、
別の名前でも叫んでもらったところ、やっぱり振り向いていた。あっはっは。
添削が帰ってきた。完璧!と思って出したのに、結果はCランク。
自分の思い違い、今までは意識していなかったが偶然出来ていて指摘されなかったところを
キチンと指摘してもらえたんだから、良かったとも言えなくないが、ショックはショック。
うあああああ!と叫びたくなった。途中まで描いていた次の課題も描き直しだ。頑張るぞ。
2004年9月9日(木) 生後293日目 油断はキン○ツ
小学校のときの担任の先生から、昨夜「庭になったカボスをとりにおいで」と電話があったので、伺った。
のい兄を園に送ってから、産直野菜を買いに寄って、ことこと を担いで先生宅へ。
オンブ紐とベビーカー、花卉用ハサミを持って、「採るぞ!」と張り切って行ったのだが、
既に早朝に先生が取ってくださっていた。あらあら。先生の背丈ほどの低木なので、大丈夫とのこと。
8歳と50歳だったのが、今では36歳と78歳である。ことことは、先生の顔を丸目でじっと見ていた。
近所の公園で運動会の練習をしている園児を見て、「あーだだだだ」と言っていた。
お兄ちゃんがいると思ったのかな? スーパーでものい兄くらいの幼児がいると、しきりに何か言う。
家では、ハイハイで3〜4歩以上進むようになり、自分の思ったところに行っては機嫌よく遊んでいた。
のい兄がいつも座って絵を描いている場所は、ことことの気になる場所だが、
突進しては長いクッションに阻まれていた。
泣いても、私が抱き上げるとすぐ泣き止み、小さな柔らかい手で私をペトペト触ってくれるのが気持ちいい。
運動量が増えたせいか、食欲もますます旺盛になり、取り分けで用意したものはペロリと食べてしまう。
その場では満足しているが、夜中に何度も泣かれて乳をやるはめに。もうちょっと離乳食の量を増やそうっと。
昨日の のい兄の、テレビの気象情報での聞き間違いが、ちょっとしたブーム。「油断は金髪」。
笑っちゃって、油断しまくりだ。
2004年9月8日(水) 生後292日目 授業参観…ていうかバス移動は大変!
台風一過で晴れ。早朝から台風の後片付けでベランダ掃除。その後、速攻で溜まった洗濯物のうち半分を干す。
今日は授業参観だ。のい兄を幼稚園に車で送ってから、また帰宅して洗濯物2回目分を干す。
園には駐車場がない。近所のスーパーの駐車場などに停めて張り紙などされるのも嫌だし、
今度はバスで再び園へ。
ことことを抱っこ紐に入れ、ベビーカーは担いでバスに乗った。
バスを降りたらギリギリの時間。ことことをベビーカーに下ろして、園まですたこら小走り。
まずホールで運動会の説明。ことことは、隣の2歳児の女の子の髪を引っ張ろうとするので、制止せねばならなかった。
次に園庭で運動会の練習。親子競技の練習もあった。
ことことは前向き抱っこ。暑いのに帽子をすぐ取って玩具にしてしまうので、
持っていたハンカチで即席の帽子をつくって被せた。
のい兄は、人目もはばからず、ことことにチュッチュッ!
ことことが、のい兄のクラスと同じ色の服を着ていたので、「ぼくの組だね〜」と喜んでいた。
それから、クラスに分かれて、車座でお話し合い。車座で乳やり! ことことは、乳を飲んで眠ってしまった。
バスの時間(1時間に1本あるかないか!インタネで時刻表が見られるようになった。便利に感謝)が迫っているのに、
話がなかなか終わらず、予定時間を大幅にオーバー。予定のバスには乗れず。
園児が帰りの会をしている間、眠っていることことをベビーカーに下ろして、園庭で待った。
結局、2つ先のバス停まで歩いて、30分に1本のバスに乗れた。のい兄が夏休みの間にすっかり身体がしっかりして、
少々歩いても文句も言わなくなって助かった。お昼過ぎで「電池が切れた」と言うのを予想していたので、
飴を用意しておいたのも良かった。
バスに乗るのに、いちいちベビーカーをたたまなきゃいかんのよね〜日本は……と悪態をつく暇もなく、
さっさと抱っこ紐を装着し、さくっとベビーカーを1発でたたんで、
のい兄に「一番後ろの席が空いてたら、そこに座ろうね」と予告して、
うまいこと座れたのでほっとする母であった。子連れ移動のコツは、先回りシミュレーション…っと。
しかしバス移動がまあまあうまくいったにもかかわらず、長時間の抱っこのためか午後は疲れて、
自分の勉強は何も出来ず。のい兄の作品整理+ゴミ捨てに付き合った。
2004年9月7日(火) 生後291日目 台風また襲来・お姫さま“見習い”に降格
台風18号襲来。またかよ〜という感じ。交通機関は皆止まり、幼稚園は当然休みで、絵画教室も休みに。
夫も休講となったため、皆で家にこもる。停電になると即断水になってしまうので、
電気が通じているうちにと、風呂を洗って水を張り、一日分の食事を全部つくって、
台風が通り過ぎるのを待った。木の枝木の葉が真横に飛ぶ飛ぶ。
東側のベランダに置いてある物がほとんど全て、風で北端に移動。前回より威力が大きい。
午後2時半ごろ、雨が小降りになって、風だけになった…と思ったら、生協さんが配達にやってきた。
来る途中、近所の空き家がこの台風で崩壊していたそうな。街が動き始め、夫も仕事へ。
台風の間、のい兄は、忘れかけていた玩具を次々と発掘して遊んでいた。夕方は、
久しぶりに積み木を出して、かっこいい要塞をつくって満足気。「おとうさんにも見せるから、そのままにしておいてね」
と置いてあったのを、私が掃除に夢中になってちょっと目を離した隙に、ことことがハイハイで近づいていき、
破壊!!
のい兄は大泣き。泣きながら「こんな悪いことするの、お姫さまじゃな〜い」と怒っていた。
「赤ちゃんだから、もう許してあげようね。お母さんも悪かった」と謝るが、のい兄は悔しくて悔しくて泣き止まない。
気持ちが分かるだけに可哀想だった。ことこと本人は、なぜのい兄が泣いているのか分からず、
笑顔で近づいていき、怒りの火に油を注いでいた。しかし、のい兄は怒っていたが手は上げなかったので偉かった。
やっと泣き止んだ後、ことことは「お姫さま」から「お姫さま“見習い”」に降格が決定(苦笑)。
お姫さまは、優しくて賢くて可愛くて、決して積み木を壊したりなんかしないのじゃ(爆笑)。
しかし一体誰を手本にして「見習う」って〜んだ??
2004年9月6日(月) 生後290日目 ことことビーバー、テーブルをかじる
いい夢でも見たらしく、朝、笑いながら起きた ことこと。その後も可愛い顔で笑っているので、
みんなから何度も「ことちゃん、おはよう〜」と言われていた。
食事のとき、だんだん満腹になってくると、テーブルをかじるようになった。
やめてくれ〜。元々、古道具屋で買った傷だらけのテーブルだけどさ…。
はいはいが出来るようになったのはいいが、生来ののんびり屋さんらしく、2,3歩進んでは休憩するので笑える。
とうとう、妹一家がメキシコに行ってしまった。次に会えるのはいつの日か……。
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