ことこと日記
2004年8月5日(木) 生後258日目 鳥の巣展
一昨日、のい兄がテラスの鉄柱に登ろうとしていたのにヒントを得て、
「この夏は登り棒と鉄棒にチャレンジしてみようか」と、のい兄に打診したら、「やる!」との返事。
早速、車で、鉄棒と登り棒のあるところへ。しかし初日の状況は……う〜む、道遠し。
帰りに、アートプラザにて、今日から始まった『鈴木まもる 鳥の巣展』を見た。
のい兄は、鉄棒登り棒のときとは打って変わって、いきいきと見てまわった。
「とても親切に解説をしてくれるお兄さんだな〜」と思ったら、当の鈴木氏だった。
知らずに鈴木氏に向かって、のい兄「マルショクにツバメの巣があってね〜」
私「可愛かったよね。親に餌をねだる姿が、この赤子にそっくりで」と、馬鹿話してしまった……。
帰りに、鈴木氏の描いた絵本を購入、サインしてもらった。
のい兄は、ちょうど会場に入ってきたカマキリを画用紙に色鉛筆で描いて、鈴木氏にプレゼントしていた。
ことことは、ピボット(うつ伏せの腹を支点にして、クルクル回る)をさかんにするようになった。
先日の健診で、「ピボットするようになったら、ハイハイが始まるよ」とI医師から聞いていた。そろそろかな。
食べることが大好きなことこと、今日は、プルーン入りの蒸しパンを食べ、
夜、出張から戻ってきた夫が土産に買ってきてくれたカステラも、
少し口に入れてやったら、おいしそうに食べた。卵は大丈夫らしい。でも気をつけようっと。
2004年8月4日(水) 生後257日目 パン
ご飯好きの夫が不在なので、夕食にもパンを食べてみた。
ことことには、パン粥をつくったのだが、我々の食べているロールパンにも興味があるらしく
手を出すので、ちぎって口に入れてやったら、美味しそうに食べた。
後で食品の表示をよく見たら、卵も入っているパンだった。しかし特に変わった様子はなく、ホッとする。
夜、大量の野菜がまた届いた。前回割れていたと夫が伝えてくれたおかげで、
今回は厳重な梱包の上、「ワレモノ」のシールまで……さすがに割れていなかった。
2004年8月3日(火) 生後256日目 夕立
夫は朝早くから、2泊3日の出張調査へ。
のい兄は、毎朝、夫を見送りがてら「Ready,go!」と叫んで、夫の自転車と競争しているのだが、
今日もやっていた。ことことは私に抱かれてお見送り。
午後は、アートプラザで絵画教室。出ようとしたら激しい夕立で、
ことことをベビーシートに乗せるだけで、背中がびしょびしょになってしまった。
のい兄が描いている間、ことこと と二人で子どもルームへ。
4月の放火火災により、エアコンのある部屋やトイレ、講堂が焼けてしまったため、
この夏はお客が少ないらしい。N先生は、ことことを見て「家では寝てばかりなの? ここに連れてくれば、
他の子のハイハイを見て、刺激を受けて動き出すかもしれませんよ」と助言して下さった。
別に焦っているわけじゃない。正直言えば、10月10日(二次試験日)までは、あまり動いて欲しくない。
でも順調には成長もしてほしいし……難しいところだ。
ちょうど研修に来ておられた、前の幼稚園の担任の先生ともお話。愚痴をきいてもらう。
絵画教室終了後には、のい兄も久しぶりに先生に会えて嬉しそうにしていた。
あれ?しゃべりながら、のい兄がテラスの鉄柱につかまって登ろうとしているではないか。
ちょっと練習したら、登れるようになるかも。
2004年8月2日(月) 生後255日目 時間厳守娘
のい兄の誕生日プレゼントの下見のため、車で行ける本屋へ。
今年は昆虫図鑑と植物図鑑にしようと決めていたのに、ギリギリになってしまった。
細かい部品のついた玩具は、これから動き回る ことこと に危険なので、新規購入は当面自粛することにしたのだ。
店頭で「これでいいかな?」と思ったのを、インタネ書店で調べてみると、
その道の人には、あまり評判がよくないよう。それより評価の高い図鑑を発見。
これは店頭にはなかったものだが、夫と相談し、そちらを夫にインタネで注文してもらった。
ことことは、車で連れ回されて、車の中で眠ってしまった。
花の好きな ことこと も、植物の写真を楽しめるといいね。
ところで「パンクチュアル〜時間厳守」……とは高校の英語教師によく言われたフレーズだが、
ことことがまた時間厳守の好きな娘で(苦笑)、大抵、夕方は6時半頃になるときっちり泣いて食事を催促し、
その後、8時少し前になるとまた泣いて風呂を要求する。
ことことの泣きより先回りしようと頑張っているのだが、ここのところなかなか間に合わず、泣かれてばかり。
2004年8月1日(日) 生後254日目
朝、ことことに乳をやってから、のい兄と、近所にできた美味しいパン屋さんまで散歩。
歩くと、再開発のため、どんどん街が変わっていくのを実感できる。
今日は夫が行事のため出勤したため、昼間は母子家庭状態。家の中で平日同様。
2004年7月31日(土) 生後253日目 バイバイはまだできません
台風10号が東から接近中だが、雨も風もさして強くない。強くなる前に…と、ことことをおんぶし、
のい兄の手をひいて、近所へ買い物へ。
ことことが手足をバタバタさせるのを見て、若いカップルの女の方が「バイバ〜イ」と手を振ってきた。
ことことが自分に向かってバイバイしていると思ったらしい。
のい兄は、ジェルでつんつんに逆立てた髪を、他の客や近所の人に「かわいい!面白い!」と笑われていた。
2004年7月30日(金) 生後252日目
幼稚園の特別預かりは、本日はキャンセル。昨日それほど楽しそうでもなかったし、
私自身の製図もはかどらなかったので。かえって、のい兄が家にいてくれる方が、
ことことも退屈しないし、私が手を離せないときに ことこと の相手をしてくれたりするので助かる。
今日は、私も座り机を出して和室で製図。のい兄は寝室で工作。1台のエアコンを効率的に使えた。
2004年7月29日(木) 生後251日目 預かり保育
今の幼稚園には、預かり保育というシステムがあり、夏休みも1日千円の特別預かりがある。
今日は、のい兄を預けてみた。家でことこととのんびり〜という訳ではなく、目的は製図。
しかし、1枚は仕上げたが、期待したほどははかどらなかった。
ことことは基本的に、静かでよく眠る機嫌のいい赤子ではあるが、やはり赤子は赤子、
こちらの思う時間には眠らないから、作業も中断されるし。
幼稚園には送り迎えしないといけないから、自分の作業量も多くて、結局大変なのは同じ。
2004年7月28日(水) 生後250日目 坊主にしたい・頬杖
「ことちゃんみたいに、坊主頭にしたい!」と、のい兄。そろそろ髪がうざったくなってきたので切ってやろうと、
「どんな髪型にしようかな」と尋ねたらこの返事。確かに、ことことの頭は涼し気でよろしいが、
坊主頭は、後で伸ばしたくなったときに苦労する。
短くしたい希望に応えてザックリは切ったが、頭頂部には長さを残しておいた。
刈り上げがとても上手に出来て(自画自賛♪)、我ながらウットリ。
刈り上げるときの櫛の使い方を今まで間違えていたと、今日初めて気づいた。
一応は参考書で勉強してあったのよ。子どものヘアカット。でもいつも独特の不思議な髪型にしちゃって(苦笑)。
ことことは、腹ばいになって、片方の手で頬杖をつくようになった。まあ、一昔前ならアンニュイって感じか?
大人っぽいアカンボだな〜。
2004年7月27日(火) 生後249日目 アートプラザで囲まれる
午後、のい兄を絵画教室のあるアートプラザへ送った後、私とことことは図書館へ。今年の製図課題の資料を借りるため。
しかし、夏休みの午後だから?駐車場が満車でなかなか入れず、暑い中、ことことが疲れないか心配した。
15分ほどで入れたのでホッとする。資料はすぐに探せてラッキー。
アートプラザに戻ると、ベビーカーのことことは、管理のお姉さん、おばさん、おじさんたちに次々と囲まれて、
注目を浴びていた。「指をよく吸う子は“意地がいい”って言うね」と、おばさん。
「なーんで、こんな可愛い子たちを虐待やらするかねえ」。
子ども好きなのに実子ができなかったというおじさんが「もらっちゃおうかな〜」。
お姉さんたちは「早く赤ちゃんを産みよ。ほら、こんなに可愛いやろ〜」と、おばさんに言われ。
ことことは一部始終を憮然とした顔、真ん丸お目目で見ていた。
時間になったので、イソザキ独特の不気味なスロープを通って、絵画教室の部屋へ。
たどり着くと、よそのお兄ちゃんが、ことことの頭をなでて「どうして髪が薄いのお?」。
のい も 私も薄かったんだよ(苦笑)。
お兄ちゃんたちが暴れて危ないことをしていたので、私が思わず注意しに走ったら、
ことことは置いていかれたと思ったのか、ベソをかいていた。
2004年7月26日(月) 生後248日目 夏の家庭訪問
家庭訪問。本来は5月に行われるものだが、のい兄のクラスは担任がその頃替わったため。
約束の時間になってもなかなか先生が来られず、外に何度も見に出る。
先生が着くと同時に、ベッドで眠っていた ことこと が泣き出し、話の間中、ずっと抱っこ。
片手でお茶を出す始末。のい兄の作品の数々を見ていただいた。
2004年7月25日(日) 生後247日目 湘南2日目
朝、ことこと とJちゃん、二人の赤子を着替えさせるのに、オムツ一枚にしておいたら、
二人で並んでくっついてニコニコ。可愛い〜。思わず妹を呼んで、写真撮影会。
赤子二人を転がしておいて、またしても妹につくってもらった朝食。私はIちゃんの隣で。
私が小さかった頃の失敗話(魚屋で赤貝に指をはさまれて取れなくなった!)をIちゃんにしたら、
すぐに覚えて、「やっちゃん、貝にはさまれたんだね〜」「もうしないんだね〜」。可愛い。
朝8時、既にメキシコで暮らしている義弟から国際電話。
「メキシコ、どうですか?」と能天気な質問をしたら、
「実はこの頃治安が悪くて……今日、現地人の従業員が強盗に撃たれたんですよ」って……ショック。
ゆっくりのんびり遊んで、ことことはオヤツにスイカも食べさせてもらった。
おや? 下の前歯2本が生えてきた!
正午に出発。妹は、私のお昼用のおむすびも作ってくれていた。魔法みたいに速い。
駅まで車で送ってもらい、「とにかく生きて帰って来るんだよ」と言いながら別れた。
滞在23時間だったが、ほんとに3人に会えて良かった。
久々に電車。ことことは初電車。
東海道線では、抱っこ紐の中の ことこと を見上げて「可愛いね」と言いながらも、
ぜ〜んぜん席を替わってくれない母娘(小学校中〜高学年?)がいて、
喧嘩を売りたくなったが、他に席が空いたのでササッと座って、喧嘩はせず。
ちなみに昨日、羽田空港からのバスでも、「シートが熱い」とか何とか、
母親に文句ば〜っかり言っている小学生男子がいて、内心、
「なんか腐ってるんちゃう?都会の子。子供はひ弱すぎ、親は甘やかしすぎやん」と毒づいたことだった。
都会の子全部が全部こんなんではないと思うが、
のい兄と ことこと には、こういう風にはなってほしくないもんだ。
京浜急行への乗り換えもかなりスムーズで、すんなり空港に着いた。
荷物が少ないのと、のい兄連れでなかったので、かなり楽だったのかも。
羽田空港のガレリアで、久々に「へえ〜」とお土産新商品の数々を見て歩いた。
帰りの飛行機内では、耳がツーンとならないように…と乳を含ませようとしたら、
怒って泣いた。後は機嫌よし。大分空港からのバスではよく眠った。
のい兄たちは、大工さん体験+上棟式・もちまき に参加。参加者最年少だったらしい。
愉しく遊んでいたのい兄、主催のボーイスカウトにスカウトされたとか。本立てを作って帰ってきた。
2004年7月24日(土) 生後246日目 湘南1日目
朝7時に家を出て、9時発の飛行機で東京へ。空港まで夫とのい兄が送ってくれた。
ことこと にとっては初めての飛行機。旅自体が初めて!
できるだけ身軽に行こうと、ベビービョルンの抱っこ紐に、リュック一つだけの軽装。
隣の席に座った兄さんが、縞のスーツにごっつい指輪を複数はめている方で、初め「こわ…やば…」と思ったのだが、
実はとてもいい人だった。ことことが、兄さんの広げた新聞を叩いても怒らないし、
私がボーッとしている間に、ことことが兄さんに向かって伸ばした手をとって、笑顔で握手してくれていた。
隣で乳やったりして、目障りだっただろうに……降りるときに御礼を言ったことだった。
羽田空港からは藤沢までバス。久々の都会、赤子連れでの電車の乗り換えにビビったので。
実妹が停車場に迎えに来てくれた。シーズンの湘南は、海水パンツ姿の人がウロウロしてて変な感じ。
ことこと とJちゃん(生後4ヶ月になったばかり)は、一目見るなり笑顔で手を差し伸べ、つないだ。
髪の薄さ加減も同じだし、いきなり仲良しペアって感じ。ビックリ。
でもJちゃん、すごすぎる。生後3ヶ月で寝返りしたなんて……。
2歳10ヶ月になった姉のIちゃんは、のい兄が「IちゃんJちゃん、こんにちは」と話すビデオ(大分空港で撮った)
を何度も「のいくん、見る!」と言って見て、
その度に画面の のいに向かって「こんにちは」と返してくれた。
子供たち3人そろって昼寝の後、もう夕方だったが、海に近い公園を散歩させてもらった。
湿っぽい風。赤子たちはベビーカー。
帰宅してお風呂。赤子2人を順番に私が入れて、その後で実妹とIちゃんが入浴。
ことことに風呂上りの乳をやっていたら、Jちゃんが指4本を口に入れてひもじそう……に見えた。
ことことは、張っている方の乳を飲み干して満足していたので、残りの片乳をJちゃんへ。
何も疑いも嫌がりもせず、すんすんと飲んじゃった! 生後8ヶ月と4ヶ月とでは、吸う力が全然違うな〜。
夕食は、私がボーッとしている間に、ぱっぱと実妹がつくってくれていた。
離乳食までいつの間にかできていて、「姉妹なのになんでこんなに手際が違うんだ…」と愕然とする。
手巻き寿司、おいしかった。
食後はIちゃんが絵本を読んで(実は、覚えてしゃべってる)くれて、面白かった。
夜は、土曜の夜の本場・湘南暴走族の爆音を聞きながら就寝。
2004年7月23日(金) 生後245日目 お題発表
一級建築士試験、今年の製図のお題が発表になった。「宿泊機能のある「ものつくり」体験施設」ですと。
育児の合間に、急いで湘南行きの準備をする。夜9時半にもなって野菜の大箱が届いた。
しかも中で割れてベチョベチョになってる……。半ベソかきながら怒りながら、処理。
明日の荷造りをし、留守中の注意事項をメモ書きしたら、
頭が冴えてきて眠れなくなってしまった。
2004年7月22日(木) 生後244日目 鬱→GO!
昨日のとびひ再再発ショックが尾を引いていて、私は鬱状態。
医師は、「こういう乾燥肌(軽いアトピー肌)の子は、
夏のとびひシーズンは、常にとびひになるリスクがあると考えたほうがいい」
と言っていた。簡単に とびひ になってしまう人を連れて、
猛暑の東京に出たら、どうなるか。もし、とびひがまた出たら、まだ幼い姪たちにも感染してしまう。
やっぱり湘南行きは諦めよう。すごく悔しい。メソメソ泣く。ゴム風船が一旦膨らんで空気が抜けた後みたいに、
身体がふにゃふにゃで力が入らない。自暴自棄な感じ。
たまりかねて夫が、「のいの面倒を見てやるから、会って来なさい!」と言ってくれた。
夜、ことこと と二人だけで、湘南の実妹宅へ行くことにした。カレンダーを睨んだら、この週末しかない!
妹に無理矢理スケジュールをあけてもらって、行くことが決定した。航空券はインタネで予約購入。
2004年7月21日(水) 生後243日目 とびひ再再発
朝、夫のスケジュールが決まり、
私と子どもたちも、9月から1年半の間、メキシコに行ってしまう実妹たち(のい+こと にとっては叔母と従妹)に
会いに行くことに決めた。湘南へ。私にとってはたった一人のきょうだいだし、
その娘たち、私にとっては姪たちに、ぜひとも会っておきたい。
午前中、買い物などの用事のため外出。ことこと は車と抱っこ紐で移動。
のい兄の同級生の母から、遊びの誘いの電話があったのだが、とびひなので断ったら、
「薬の塗り方が悪い」だの何だの言われて、少々ダークに。そんな矢先、
のい兄の膝にできていた、一つだけポツンとできていた とびひ を消毒しようとしたら、
周りに、怪しい発疹がパラパラとあるのに気づいた。飛び散ったか!
問い質すと「自分で掻いた」と言う。怒髪天突!! 夕方だったがまた小児科へ。
医師に、同級生母の言った内容について真偽を尋ねたら、全く根拠なしとのこと。
「何度も とびひ になるのは乾燥肌だからで、薬を過剰に塗っても効果はない…」と言ってもらい、
少しスッキリした。念のため、痒み止めの内服薬も出してもらった。
帰りの車中、ことことは兄貴を励ますかのように、ベビーシートの中から のい兄の方に首をかしげて、
可愛い声を出しては笑っていた。のい兄は、掻いたことを叱られすぎて元気がなかったが、
ことことのおかげで和んでいた様子。
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