ことこと日記

●生後7ヵ月後半



2004年7月20日(火) 生後242日目   豚の母子
朝、気がつくと私は豚になっていた……私の腹に、ことこと と のい兄、2匹の子豚(失礼)の頭が。 暑いのに、どうして くっつきに来たものか。ぶーぶー。
今日はのい兄1学期の終業式。園へ送っていった後、暑くてぐずる ことこと をなだめながら、 バタバタ用事を済ませていたら、製図をする間もなく、のい兄が戻ってくる時間になってしまった。 あーあ。でも、ことことは嬉しそう。 私が手が離せないときに、「のいくーん、ことちゃんを頼む!」と頼んだら、 さっとベビーベッドに駆け寄ってくれ、しばらくすると、ことことの大きな笑い声が。 「ことちゃん、笑いすぎると、しゃっくり出るよ」と、のい兄。後で「何をして笑わせてたの」と尋ねたら、 「口に唾を溜めて、グチュグチュいわせてたの」ですと……汚ねぇ…。
二人が昼寝している間に、夏休みの計画表を作成。この調子で二人に引きずりまわされていては大変。 先回り先回り、と。献立欄はもちろん、「のい兄」の欄も。彼にさせる仕事や手伝い(遊びの一環)も先手先手、と。



2004年7月19日(月祝) 生後241日目   くっつく
朝、ゆっくりと起きて、ことことはのい兄のところへ転がってくっついて、静かに笑っていた。 のい兄は、迫ってこられても「ことちゃん、いいよいいよ。ちょっと狭いけど」と寛容である。 さすがに、ことことが、しゃぶった生ぬるい指で触ると「きゃっ」と逃げていたが。 転がるのと、後ろへのズリ這いで、かなり移動できるようになって、本人も嬉しそう。
昼間は、のい兄と夫は、春に新装オープンした、水族館マリーンパレス「うみたまご」へ。 ウツボの赤ちゃんに大受けしたり、クラゲやエイをさわったり、セイウチのショーを見たり、 海の日ということもあって混んでいたが、楽しんできたらしい。
私とことことは、近所をベビーカーで散歩したくらい。それもすぐに汗だくになった。 あとは家事と製図。



2004年7月18日(日) 生後240日目   ベビーカーで街へ
製図のテキストと定規を買うため、市内中心部の繁華街へ。3kmほどの距離だが、家族4人、車で行った。 のい兄と夫は、公民館のイベントへ。二人が遊んでいる間に、ことこと と私はベビーカーで本屋文房具屋を回った。 地面に近いところにいる ことことは、アスファルトからの照り返しのため、私よりもずっと暑いはず。 暑い中、口を開けてポーッとしている。これはいかん。 用事をそそくさと済ませ、焦って公民館へ戻ると、ことことはぐっすり眠っていた。眠かったのか。 せっかく街に出たが、疲れるといけないので、帰宅して昼食。ことことも離乳食をもらえた。



2004年7月17日(土) 生後239日目   布団乗っ取り事件?
のい兄は、年に1度の折り紙の先生が来られる日なので、登園。 土曜なので夫が送っていった。午後は、夫とのい兄だけで、図書館へ。 ことこと と私はずっと家で過ごした。それ製図製図!…と思うが、ことことの相手もしないといけないので、 思うようには進まない。気分転換として育児を勉強のプラスに持っていかないとね。
ことことは、どうやら食べることが大好きらしく、食事のテーブルに連れてくると、特に顔が輝く。 「んむんむんむ……」と言いながら、意欲的に食べる。夫が食べさせているときに 私と目が合うと、「おいしいよ♪」とでも言っているような顔でニッコリする。 しかし暑いので、お粥の量は少なめ。 スモモ(はらんきょう)の皮を剥いて小さく切ったのを喜んで、 両手を前に出し「もっともっと」という感じでせがむ。
夜は、皆と同じ布団に転がれるのが嬉しくて、キャハキャハとはしゃぎ、 寝付くまでに、のい兄と二人でゴロゴロ転がっていた。 結局、ことことがのい兄の布団のど真ん中で「大」の字に、 のい兄は皆の足元に、皆とは直角の向きで、二人ともぐっすり眠り込んでいた。



2004年7月16日(金) 生後238日目   大掃除
午後、幼稚園の大掃除へ。学期末ごとにあり、年に1回参加が義務らしい。 午前保育で帰宅したのい兄と、早めの離乳食+乳で準備ばっちりの ことことを連れて車で園へ。 のい兄は、門を入るなり、外の遊具に向かってすっ飛んでいってしまった…朝とは大違い。 ことことはベビーカーで日陰の土間に。私は先生に言われるまま、雑巾を持って玩具や椅子、棚などを掃除。 ことことは初め、珍しいものをキョロキョロ見ては愉しそうにしていたが、 だんだん眠くなってくると泣いた。予想通り。で、用意しておいたオンブ紐で私の背中へ。 しばらくすると眠ったので降ろし(ちょうど隣に先生がいたので抱っこを頼んだ)、再びベビーカーへ。 あとは、終わるまで気持ちよく眠っていた。暑くて暑くて、のい兄が水筒のお茶を全部飲んでしまってビックリ。 3人汗だらけで帰宅して、早速シャワーを浴びた。今日はことことはシャワーでも泣かず。うれしい。
昨日発掘したヌイグルミたち、かび臭いので洗濯して干しておいた。夕方、ふかふかになったヌイグルミたちを取り込み、 のい兄は「くんくんくん」、ことことには「しまじろう」を渡すと、二人ともうれしそうにそれぞれを抱っこ。 可愛かった〜。



2004年7月15日(木) 生後237日目   ヌイグルミ
エアコンを入れているのに、今一つ、よく眠らない ことこと。 鏡の前でお座りの練習。鏡の中の自分を見て、ニッコリ微笑んでいた。
思いついて、久しぶりにヌイグルミを出してみた。 ことことの前に、羊のメーメー、犬のくんくんくん、しまじろう…と3つ並べてみたら、 ことことは、しまじろうを掴んだ。こいつは日本の子どものツボをくすぐるよう、巧妙にできているからな〜。 私が指を入れて手や頭を動かすと、キャッキャと喜んでいた。 しまじろうを持ってしげしげと眺めては、一人でも遊んでいた。
のい兄は、久々に再会した犬のくんくんくん が新鮮なようで、抱いたり、くんくんくんの絵を描いたり、 くんくんくんに手紙を書いたり、それを自分が郵便配達人になって配達したり。配達カバンも自分でつくっていた。



2004年7月14日(水) 生後236日目   泣き〜鼻歌
明け方に一度起きて乳を飲み、そのまま朝の繁忙時間に突入すると、次の乳は、 のい兄を園に送った直後あたりになってしまう。しかし、ことことが大泣きしない性質なのをいいことに、 家まで一気に帰る。ごめんねえ。泣いていたと思ったら、そのうち鼻歌を歌っていた。えらいなあ。
あまりに暑いので、今日の昼寝はエアコン付き。28℃に設定したら、子どもたちのよく眠ること。
夜、近くの八幡神社のお祭りで、小学生のチキリン大会があったので、皆で見に行った。 ことことは、チキリンより、周りの人たちを大きなお目目でキョロキョロ見ていた。



2004年7月13日(火) 生後235日目   暑いね〜
のい兄は園へ。とびひも殆ど治ったし、今日は7&8月生まれの誕生日会だし。
ベビーカーで出るようになった生協の配達、私が2mも離れようものなら、ことことは顔をゆがめて泣きそうになっていた。 いつも眠くなる時間帯に外に出たので昼寝のタイミングがずれ、暑さもあって、いつまでも寝付けず、グズグズ。 結局、お昼前になってから、やっと眠った。その隙に、昨日買った豆アジをさばいて南蛮漬にする。ふう。
午後はお迎えに出てから、のい兄の美術絵画教室へ。寄り道していてアートプラザ到着が遅れ、 駐車場からダッシュしたら、車にベビーカーを忘れた。 いつもの立ち話の切れ間に退出し、ことことに果汁を与えに市役所の授乳室へ。 ことことは、奥ゆかしい人なので、相当なことでないと泣き喚いたりしない。こちらが先回りして、 いろいろ考えてやらねばならない。やはり喉が渇いていたようで、果汁を40ccほど飲み、両乳を飲み、ゲップ。 ベビーカーに乗せ直してアートプラザに迎えに戻ったら、 絵の具だらけのお兄ちゃんたちから「赤ちゃーん」と声をかけられ、 頭をなでられ、手を握られていた ことこと であった。モテモテ。
夜は妙にご機嫌で、ベビーベッドの中で、一人、可愛い声で鼻歌を歌っていた。



2004年7月12日(月) 生後234日目   生後7ヶ月健診+DPT2回目
梅雨明けしたらしい。のい兄のとびひは飲み薬(抗生物質ホスミシン)のおかげでかなり良くなったが、 まだ完全治癒はしていない。今日は園外の公共プールへ行く日なので、ずっとプールサイドで見ててもつまらないし、 またまた休ませた。土日をはさんで4日も休むと、だんだん園へ連れていくのが面倒になってくる私(苦笑)。 今日も3人で朝から蝉取りに行った。
昼食を早めに取って(ことことも)、ことことの生後7ヶ月健診+DPT2回目のため、小児科へ。 まず計測。体重は7.8kgで標準、身長は71cmでちょっと大き目というところ。 診察のときに、先生にうつ伏せにされると、そのまんま頭をベッドにペタリとつけて、まったりと指吸い。 あらあら。「やる気ないね〜」と先生が、いつもの優しい口調でニヤリ。 私がつつくと、ことことは「なんですか?え?」という感じで、やっと腕に力を入れて上半身を起こした。 まだ、はいはいはしないし、お座りも手で支えて少しの間だけ。歯も生えてない。 それでも、先生は「順調です」。指吸いについて尋ねると、 「このくらいの子は、指を吸って感覚を高めているので、指はどんどん吸ったほうがいいのです」とのこと。 DPTでは、またしても、針を刺されても全然泣かず。偉い偉いと誉めたことだった。
夕方、テレビを見ていたら、「クインテット」の歌と一緒に、ことこともウーウー言っていた。 のい兄の赤子時代同様、ことことも天気予報が好きで、じっと見ている。 今日もことことは私と風呂。お互いにだいぶ慣れてきて、笑顔も出た。



2004年7月11日(日) 生後233日目   
朝、まだ子どもたちが眠っている間に、自転車で一人散歩して、パン屋でパンを買ってきた。 涼しい風が気持ちいい〜。……と思っていたら、昼過ぎに体調が崩れて、腹痛と下痢に。 午後は腹が痛くて動けず、うなりながら寝ていた。皆と同じものしか食べていないのに。原因不明。 誰も夕食を用意しようとしないので、私が這うようにして台所へ行き、圧力鍋に野菜を放り込んでスープをつくった。 食事はすべて私が用意するものと思い込んでいるらしい。 頭に来たので、“ことことの離乳食づくりくらい覚えろ!”と、煮えた野菜スープと、水に浸かったご飯を出し、 電子レンジとスプーンを駆使するよう指示して、離乳食まで仕上げさせた。 野菜スープの滋養のおかげで、私も少し回復。 今日もまだ夫の肘のデキモノが怪しいので(消毒したらしぼんだが)、私がことことを風呂に入れた。泣かず。



2004年7月10日(土) 生後232日目   悲し〜い〜
固形ウンチを少しずつ出すモードに入っているが、出たときの泣き方が分かりやすくて面白い。 「出ちゃいましたぁ〜、悲し〜い〜」という感じで、哀情を漂わせて泣く。オムツを替えるとニッコリ。
離乳食は初スパゲティ。モロヘイヤとトマトのソース。美味しそうにワシワシ食べた。
のい兄のとびひは、薬を飲む前に飛んだ分がプチプチと出てきていて、拡がっているので、 今日は外出させず、家の周りまでで遊ばせた。飲み薬が効けば、これ以上は拡がらないだろう。 しかし夫の肘にもおでき状の物体ができて、まさか、とびひ感染?とまたまたダークになる。 念のため、消毒して軟膏を塗り、ことことのお風呂は私が入れた。 ここのところ私は、ことこととはシャワーばかりで、シャワーが嫌いな彼女に泣かれてばかり。 お風呂ではいつも機嫌が良くしているのだが、私が桶でお湯をかけてやったら、また泣かれてしまった。ううう。



2004年7月9日(金) 生後231日目   足の指
のい兄のとびひがなかなか治らないので、幼稚園は休みとして、小児科へ。 診察してもらってから、遅刻して出席する手もあったが、めんどくさいので休み休み! 小児科へは、空いている10時代に行けばいい。それまでは蝉取りだ〜と隣の史跡で、3人で遊んだ。 10時に小児科に着いたら、見事に待合室はガラガラ。 経過報告すると、「飲み薬も飲まないと治らないよ〜」といつもの穏やかな口調で言われてしまった。 ドクターに消毒+軟膏を塗ってもらって、のい兄の皮膚全般についても相談できた。 色の白い子は肌が弱いのかなあ。色黒のことことは、皮膚が強いといいなあ。
さてことこと。相変わらず指をおいしそうに吸うので、試しに私の指と取り替えてみたら、 眉をひそめてイヤーな顔に。 「お母さんの指、まず〜い。こんなんなら自分の足の指のほうがマシ…やね」とことことの代わりに言いながら、 指をことことの口から抜いてやったら、即座に足の指を舐め始めたので、びっくり。
ここのところ妙なウンチパターン。3日溜めてから、次の3日間はオムツをあけるたびにポロンポロン。



2004年7月8日(木) 生後230日目   惣菜のおばちゃん
蒸し暑い。のい兄は本日は園庭でのプールのはずだったが、見学させた。
園に送った後、朝早くからあいているホームセンターで紙オムツを買った。 のい兄の時代には、尿で湿ると色が変わる仕掛けつきのはまだ無かった。 ことが生まれた直後、「最近のオムツは色が変わるんやね」と驚いていたら、2歳児の母に笑われたっけ。 ドイツの紙オムツは、絵があるのはテープ部分だけで、ほぼ真っ白。 それでも全然不自由しなかった。今の日本の紙オムツは装飾過多だと思う。 ケバい模様(ウサちゃんやらクマちゃんやら)は要らん。というか邪魔。 蒸れなくてモレなくてカブレなければ、それでいいのだ。 今日は、1色刷りの素朴な模様のを買った。安いと馬鹿にするなかれ。私はこれが好き。
晴れていると思ったら、昼すぎに突然の雷雨となり、大分の中心部では停電にもなって大変だったらしい。 そんな中でも、ことことは泰然としてコロンコロン遊んでいた。 私も、ことことが機嫌よくしているので、製図2枚を仕上げて添削に出すことが出来た。
お迎えの前に寄った店の、惣菜のおばちゃん(彼女のつくる弁当はこの近辺では密かにヒット中)が、 ことことの姿を見つけて「わあ〜見せて見せて」と寄ってきてくれた。 片頬が擦れて赤くなっているのを発見されて、「服のフリルには気をつけないと」と言われる。 そういえば、妊娠中、彼女に「どーしても鮭が食べられない」と言って、 鮭が入っていないお弁当を出してもらったことがあったな。 産後は嘘のように平気で食べられるようにになった魚類だが、 ひょっとしたら、ことことにはアレルギー反応を起こすかも……と怖くて、まだ離乳食では与えていない。



2004年7月7日(水) 生後229日目   ダーッダーッダーッ
昨日とびひを発見、夜にさらに増えているのに気づいたガックリ感が朝も続いていて、身体がストライキ状態。 前回のとびひは4日ほどで治癒したが、それに懲りて以来、 ポンプ式薬用石鹸を買ってきてしっかり手を洗わせて、シーツ洗いまくって、爪の汚れを毎日かきとって、 …と清潔清潔を心がけてきた私の努力は水の泡。ああ、うんざり。無力感にさいなまれる。 今日はもう休ませるしかないか…とプチ鬱だったが、朝、 潰れたとびひを観察したら薄皮ができていたので、急遽登園させるとする。 なにしろ、今日は、ずっと楽しみにしていたボディペインティング。 登園の途中、薬局に寄って、防水絆創膏を買い、患部に貼り付ける。ことことを抱いていると貼るのも大変。 「叱っても叱ってもボリボリ掻く」とぼやいていたら、薬剤師のおじさんが 「叱ったってしょうがないよ〜このぐらいの子は、とびひになりやすいんだから」ですと。 「指先をオキシドールで消毒するといい」とも…… しかし、そこまでしないと防げんのか(涙)。
ダークな気分も、ことことが「ダーッダーッダーッ」と可愛い声で、 囁くようにおしゃべりするのは可愛くて、心を和まされた。 坊ちゃんカボチャを丸ごと蒸してみた。ポクポクして美味。切り分けて皮ごと潰して粥に入れてやった。



2004年7月6日(火) 生後228日目   豊後の憮然(ぶぜん)姫
朝、また、のい兄の脚がとびひになっているのを発見。ダークだ……。
午後、美術絵画教室へ。待っている間に、ベビーカーのことこと を連れて期日前投票へ。 投票所では、係の人たちに「可愛いね」「目がキラキラしているね」などと声をかけられ、 頬をつつかれていたが、全く笑わず、じっと見つめて憮然としていた。 その後、ベビーコーナーでお湯をもらって、ベビーフードのプルーン果汁を飲ませた。 口の周りをティッシュでトントンと叩きながら拭いてやると、面白がって笑っていた。 お迎えの時間まで、他のお母さんたちと市役所裏庭のベンチでおしゃべり。 ことことは足をベビーカーの柵に上げてまったりしていた。 私と目が合うと笑うが、他のお母さんたちにはやはり憮然としていた。



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