2006年4月20日(木) 生後2年4ヵ月と30日目 ニコ!
私が、のい兄の昨日の細かな行状に落ち込んでいたら、
ことことが私の顔を見に来て「おかーさん、ニコ!」と言いながら微笑む。
可愛い…。おどけている時は、「ニコ!エヘ!」と左右に首をかしげることもある。
前は「飛行機乗って、エーン泣いた」と言っていたが、
泣かずに乗れた春休み以来、「飛行機、ニコ!した」と言う。
午後、帰宅したのい兄と、遠足のおやつを買うため車でスーパーへ。
徒歩圏内にスーパーがなくなってしまったのは不便だ。
ことことは、キョロちゃんが好きで、のい兄が買ったチョコボールがうらやましくて泣いた。
2006年4月19日(水) 生後2年4ヵ月と29日目 おねえさんパンツ・初めての小学校PTA
そろそろ暖かくなってきたので、トイレトレーニングを始めようと、
ことことのパンツを買いに行った。やっぱり可愛いパンツだと、モチベーションが上がるからな。
N松屋で安くて可愛いのを選んだ。ことことは「おねえさんパンツだ〜」と喜んで、レジまで自分で持っていった。
11時に早くも昼食をとらせ、昼前から昼寝をさせた。「お兄ちゃんの学校に行くから、今寝ておくよ」と言ったら、
納得して寝てくれた。午後1時半に起こして車で学校へ。
授業参観の間は、床に転がったり、拍手をしたりしていた。上靴を脱いでしまい、
履けなくなって、ことこと癇癪を起こしている時、ふと のい兄を見たら……
のい兄も授業中なのに、上靴を脱いでるし(涙)。気が合う兄妹だが、行儀が悪すぎ。
参観の後は、中庭で遊んでいる のい兄のところに行きたくてたまらず。
お菓子でなだめて私の膝に。しかし、懇談会の間、お菓子の袋を振り回して中身をぶちまけ。
私が思わず「何てことするの!」と言ったら、しゅんとして、泣きそうな顔。でも泣かずに私にしがみついていた。
懇談会では、寝ぼけた自己紹介をしてしまった。
人前に立たない期間が長くなりすぎてテンションが落ちている……自分についても情けなかった母だった。
ただ、小学校の方が幼稚園より空間が広いし、いろいろな事情の人がいる分、気分的に楽な気はした。
2006年4月18日(火) 生後2年4ヵ月と28日目 女の子言葉・ドールハウス
生協の共同購入で、たくさんの荷物を前にしていたら、ことことが「持つわ!」と一言。
班の人に「まあ、ちゃんと女の子言葉!」と驚かれた。
ことことが大好きな『わ!』という歌の影響だと思うのだが…。
いつものように食パンを渡したら怒って、どうやら、大好きな納豆のパックを持ちたかったらしい。
その後、郊外の子どもルームへ。のい兄が小さい時に行って以来かな。ちょうどリズム教室があったようで、
押し合いへしあいの大盛況で吃驚。ことことは、シルヴァニアファミリーのドールハウスを気に入り、
「オウチ、アソブ〜」と、一生懸命家具をレイアウトしたり、人形を動かしたりしていた。
この人は、インテリア好き?
ならば、住宅模型をつくって、それをドールハウスに遊ぶのもいいかも。
のい兄も、祖父の記念館で、住宅模型をつくってたしな〜。
あまりに一生懸命遊んだので帰るのが遅くなり、昼寝はのい兄が帰宅した後に。
なぜか、ご機嫌で「トットトット〜♪」と歌いながら起きてきた。
2006年4月17日(月) 生後2年4ヵ月と27日目 ままごと・「コボリ!」
朝から子どもルームへ。いつも午後遅くにしか連れて行かないので、先生から「あら珍しい〜」と言われてしまった。
ことことは、ままごとコーナーで、たくさんの食べ物を並べて愉しんだ。茶碗にプラスチックのご飯を入れて、
ちょっかいをかけてきた男の子に「ハイ」とあげたり。
絵を描いたり、外でスコップを持ったり、乗り物に乗ってみたり。どれも、ままごとほどは集中せず。
午後、学校から帰ってきた のい兄と、郊外の子どもルームへ。
こちらは出来たてのピカピカ。ことことは、のい兄がつくった、紙の鯉のぼりを握って、
「コボリ!」と叫んでは嬉しそうにしていた。車窓に鯉のぼりを見かけても「コボリ!コボリ!」。
帰省以来、おかしくなっていた食事が、やっと安定してきた。
大好きな肉や卵を食べつつも、ご飯や野菜など他のものも「おいしいな〜」とワシワシ食べるようになって、
ほっと一安心。どころか、ウドや山椒味噌など、のい兄すら遠慮するような渋いものも、おいしそうに食べる。
2006年4月16日(日) 生後2年4ヵ月と26日目 アルゲリッチ音楽祭
午前中、ことことと用事を片付けた。ことことはスーパーでキティのカートに乗って、
得意そうにハンドルを動かしていた。荷物も持ってくれて、とてもおりこうさん。
午後は、私とのい兄で、アルゲリッチ音楽祭の「子供のための無料コンサート」に行った。
夫とことことが、車で会場のグランシアタ前まで送ってくれたのだが、
ことことは自分が置いていかれたので、吃驚したような悲しいような顔をしていたらしい。
音楽大好きの ことこと、何年か後に行こうね。
プログラムは、●ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハ 第9番 前奏曲フーガ、
●ベートーベン ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15 第一楽章 アレグロ・コン・ブリオ。
演奏は、東京音楽大学シンフォニーオーケストラ、
指揮は下野竜也先生で、みなさん、Tシャツにジーンズのラフな格好。
ピアノは、スティーブン・コヴァセビッチさん。巨匠も普段着っぽかった。
この子供のためのコンサートは、
夜のコンサートのリハーサルを兼ねていたらしい。
今回の別府アルゲリッチ音楽祭のテーマは「南米からの風」。
ブラジルの作曲家、ヴィラ=ロボスは、今回初めて聴いた。
とても熱情的でロマンティックな曲。
チェロパートの紹介で弾かれたのもヴィラ=ロボスで、
こちらも素敵だった。
せっかく、巨匠がピアノを弾いているのに、
のい兄には、ベートーベンは長すぎて退屈だったもよう。
でも初めてのクラシックコンサートにしては、
まあ、お行儀良く聴いていた。
入学式用に縫った例のスーツが、再び役に立ち。
私は、久々にヒールの革靴を履き、久々にピアスをし。
ピアス穴から、垢が栓のような形でポンと出た(苦笑)。
のい兄と2人、大分市内の展望を愉しんだり、ジュースを飲んだりしてから帰宅。
ことことは、夫と昼寝していた。
2006年4月15日(土) 生後2年4ヵ月と25日目 ミッフィー、モンスターズインク
図書館へ。ことことは小さい子の絵本コーナーに上がり、
ミッフィーのぬいぐるみを抱っこして、さらにカメのぬいぐるみに座ってご機嫌。
自分で本を持ってきて、椅子に座ったりもした。
「片付けようね」と言うと、あっさりと持っていた本を返しに行く。
のい兄と私は、読み聞かせ会に参加してみた。今回のグループ3人組は
とてもテンポが良く、声の通る読み方で、子供を飽きさせない工夫がたくさんで、
とうとう最後まで聴いた。どうやら部屋の外にまで、私たちの笑い声が響いていたらしい。
午後はビデオ『モンスターズインク』を皆で鑑賞。ちょっとした“訓練”である。
のい兄は、最初ドキドキしていたが、映画は面白かったらしく、
怖いビジュアルを克服したようだ。あの女の子(ブー)は、ことことと同じくらいの年頃かな。
鑑賞後、ことことは夫と一緒に昼寝。
2006年4月14日(金) 生後2年4ヵ月と24日目 長靴党・電車党
長靴なら自分で履けるようになった。得意気に履いて、のい兄と夫を見送ったり、ごみ出しに行ったり。
晴れていても長靴ばかり履きたがる。
用事を済ませてから、K先生の子どもルームへ。紙芝居のボランティアさんが来ていたが、
ことことは段ボールの家のほうが気になって、先に遊んだ。
絵を描いたり、ボールプールで遊んだり。機関車トーマスの玩具を見て、
「レディー(「トーマスと魔法の線路」に出てくる女の子機関車)」と言い、
私が「トーマスだよ」と言うと怒る。
電車が大好きになってきて、過剰に反応する。小さな写真でも見つけて、指差す。
前にJR九州からもらった、電車の下敷きを見て、「つばめ」などと言う。
このくらいの子は、電車にはまりやすいのかしらん。
のい兄も2歳の時は電車が大好きだったが、今は全く覚えていないらしい。
2006年4月13日(木) 生後2年4ヵ月と23日目 入学式
待ちに待った、のい兄の入学式。朝から雨で憂鬱だったが、
のい兄は、私の縫ったスーツをパリッと着こなして、立派にピカピカの1年生になっている。
雨の中、スーツで25分歩くのは辛いので、タクシーで学校へ。
のい兄は自分のクラスへ、ことことと夫と私は体育館へ。
体育館では、ことことは、夫の膝の上へ。
式が始まるまで、ことことは「オニイチャン、ドコ〜?、オニイチャンに会いたいよ〜」と言っていた。
式が始まってからも、飽きると「オニイチャン、ドコ〜?」。
落ち着くと、今度は、♪いちねんせ〜になったら〜♪ とその部分だけを何度も歌い、
周りの保護者に笑われていた。式の後、夫は仕事へ。クラスごとに分かれてPTAの役員決めがあったが、
まだしばらくは2歳児に振り回されるから何もできないな……と大人しくしていた。
写真撮影では、ことことが機嫌を悪くして、後ろを向いてしまった。
帰りは、雨が上がったので3人で歩いた。退屈しきっていた ことことも、張り切って歩道橋を2つ上り下り。
私もクタクタになったことだった。
2006年4月12日(水) 生後2年4ヵ月と22日目 うどん
郊外に新設された子どもルームへ。ことことは、めざとくメジロンの垂れ幕を見つけた。
シースルーエレベーターを「コワイ」と言う。ルームの中を一通り見せてもらった後は、
のい兄と一緒に粘土で遊んだ。ことことにとっては、これまで、粘土遊び=うどん作り だったので、
ことことは粘土をこねながら「うどん!ウドン!」と言っていた。
おかげで、お昼は子供たちのリクエストで、本当のウドンになった。
途中の店で、うどん玉を買って、家で、大分の県南名物・ゴマだしうどんをつくった。
ウドンなのに、ことことは「チュルチュルラーメン!」と言いながら食べた。
麺が好きで、遊びながらも「ごめん、ラーメン!」と言う。なんだそのシャレは……
のい兄によると、NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」の中で出てきたフレーズらしい。
2006年4月11日(火) 生後2年4ヵ月と21日目
幼児クラスとしては最後の絵画教室。母たちは近くの喫茶店へ。
ことことは、私にしがみついて離れず。紅茶の友として付いてきたプリンにもそっぽを向いていた。
最後に、会場前のスロープで、のい兄たちを待っていたら、
やっと私から離れて、ご機嫌な笑顔になった。
青サギを見たり、プランターの花々を見て「オハナ、キレイネ〜」と言ったり、
チョコマカと走り回ったりして喜んでいた。
2006年4月10日(月) 生後2年4ヵ月と20日目 「コオチャン」
午後、雨の中、入学前の最後の買い物。ことことは、ベビーカーに乗せて連れ回した。
自分でやりたいことは「ジブンデ!」と主張する。自分のことを、今までは
「ワーシ(わたし)」と言っていたが、「コオチャン」と言い始めた。
でも、私が「コオチャン」と呼ぶと、ちゃんと「ことちゃん」と言うまで怒る。
自分では、「コトチャン」と言っているつもりらしい。
祖父母のことを時々思い出しては、
「オジーチャン」「オバーチャン」「グアンパ」「セコサン」と言う。春休みの成果。
2006年4月9日(日) 生後2年4ヵ月と19日目 スーツ完成
今日は夫が子守担当。美術館下の公園へ子供たちを連れて行き、2人を走り回らせたらしい。
私は家で、のい兄のスーツを製作。ようやく上着(裏地付きの服なんて初めてつくったよ…)が完成。
素人なのに物好きなことだが、入学式1日限りの“祭りの衣装”ということで、
細部は冒険につぐ冒険(笑)。ネクタイは七五三のときのを流用。
2006年4月8日(土) 生後2年4ヵ月と18日目 焼餅・理髪店
夫は平常営業。のい兄とことことと3人で、歩いて「大分土曜市」へ。
大手公園でフリマを覗いた後、遊歩公園に入ったら、ベビーカーの中のことことが。
「お餅食べる〜」。え?彼女の頭に、
“ここに来たら、焼いたお餅を食べられる」とインプットされていたとは。
せっかくなので、堀川饅頭を買い、サービスの焼餅をいただいた。お茶もおいしゅうございました。
午後はことことの昼寝の後、車の点検へ。ディーラーに車をお願いしてから、
ことことをベビーカーに入れて、近くの理髪店へ。
のい兄の頭を、パリッと刈り上げてもらった。私は初めてなので、ことことを抱っこして見学。
のい兄は理容師さんに「後ろにいるのは、弟?妹?」と訊かれていた。ピンクのズボンなのに……(苦笑)。
ディーラーに戻ったら、愛車Mくんが洗車機に入るところだった。
しばらく待合の子どもコーナーへ。ことことは、楽器を叩いたり、一人でボールのテントに入ったり、
勝手知ったる場所という風で、よく遊んでいた。
2006年4月7日(金) 生後2年4ヵ月と17日目 別府〜洗面台
朝、ことことと のい兄と3人でゴミ出し。ちょうど朝の自主散歩中(笑)の近所の犬がいた。
もう年取っているので大人しい。ことことは、のい兄を真似て背中など触っていた。曰く「イヌ、ヨシヨシしたね」。
別府・山猫軒へ。絵本とおもちゃの店だ。のい兄は、やっと「お年玉」でオモチャを買えた。
ことことは、最初私にへばり付いていたが、お店のKさんがうまく遊んでくれたので、
やっと私もゆっくり品物を見ることが出来た。
その様子は
お店のブログに。
ことことには、絵本『キャラメル』(福音館書店・こどものとも012)を買った。
ことことが図書館で気に入って、何度も読まされたもの。巨大なキャラメルを動物たちが舐める話で、
美味しいもの大好きのことことにはピッタリの絵本だ。
帰りに、田ノ浦ビーチに寄って昼食。ちょうど、のい兄のお友達も遊びに来ていて、のい兄は一緒に遊んだ。
ことことは、イルカなどの乗り物に乗って、愉しそうにしていた。
滑り台は怖がって滑らず。船のデッキに上がって、バネ付きのボールを叩いてはしゃいだ。
のい兄はもっと友達と遊んでいたがったが、ことことの昼寝の時間なので帰った。
帰宅後、ことことが昼寝をしている間に、大家さんが買って下さった、新しい洗面台が到着。
古い洗面台を取り外し、新しい洗面台を取り付けるドリルの音など、かなりの振動と音だったが、
ことことは隣の部屋で、グースカと眠り、全然起きなかった。
のい兄は、洗面台取付の一部始終を見学。私は、入学式用の、のい兄のシャツを縫い上げた。
2006年4月6日(木) 生後2年4ヵ月と16日目 お手伝いことこと
近所の小さな商店をはしご。ことことは、なかなか歩こうとしなかったが、道端に生えていた“なずな”を持たせたら、
自分で歩くように。店のバイトのお姉ちゃんに「ペンペン草だね〜」と言われていた。
ペンペン草……そう言われると何だか貧乏臭くて嫌だ(苦笑)。
学生時代に、夏の夕方に咲く黄色い花を「月見草」と言ったら、教授に「風情が無いねえ〜。これからは宵待草と言いたまえ」
と指導されたことを思い出した。
買ったイチゴの袋を、ことことが持ってくれた。頑張って30分ほどもよく歩いた。
帰宅して、玄関先に、のい兄の持ったサツマイモと、私の菜っ葉をポンと放置していたら、
ことことが、自分のイチゴと合わせて3袋を、台所まで持ってきてくれた。
「ありがとう〜」と褒めたら、誇らしそうな顔をして、笑っていた。