ことこと日記
2005年3月20日(日) 生後1年3ヵ月と27日目 福岡県西方沖地震
午前中、まだ時々腹痛が来るので、寝室で横になろうとしていた。
そのときふと、「子供たちだけで居間に居させたら危ない」と思い、
居間の床に横になることにした。床に転がって数分後…地震発生。
本棚の傍に居たことことを引っ掴み、のい兄と3人でくっついて揺れが収まるのを待った。
てっきり大分の断層が震源と思ったのに、福岡とは。
テレビを見た義弟から「大丈夫ですか」とお見舞いの電話が入り、有り難いやらびっくりするやら。
夫は午後、大分に戻ってきたが、地震の事は全く知らなかったらしい。夜、義母からも見舞の電話。有り難い。
2005年3月19日(土) 生後1年3ヵ月と26日目
夫は出張。予定なら一緒に車で空港に行って、別々の便に乗るはずだったのだが、一人で空港バスに乗ってもらった。
留守にするつもりだったから、冷蔵庫は空っぽ。でも、買い物に出る気力もなく。
寝ていたいが、子どもの世話もしなければならない。腹痛が時々襲ってくる。泣きながら頑張った。
のい兄が絵を描くのを見ながら、ことことも初めて殴り描きをした。結構、サマになっている描きっぷり。
2005年3月18日(金) 生後1年3ヵ月と25日目 修了式・倒れる
朝、3時ごろ目覚めた。やってもやっても終わらない雑事を片付けているうちに、
お腹が痛くなってきた。睡眠不足とストレスでやってくる、20年来の痛み。
ここ10日ばかり、ずっと睡眠不足気味だった。寝つきはいいが、早く目覚める。
イライラさせられることも多かった。
腹痛でぼんやりとした頭で、「(実家ツアーに)行くのやめよう」と決めた。
待ってくれている家族には悪いけど、こんな状態で子ども2人を連れて行くのは無理。
奈良と福井に電話した。遠すぎる実家。同じ日本の中なのに。バリアーがいっぱい。
のい兄の修了式。身体が辛く、ことことを抱えてベビーカーを広げたり畳んだりして公共交通を利用する元気もない。
車で行って、園の近くにコソッと駐車。園からは禁止されているんだけど。
クラス内での修了式では、もう立っていられず、床に座り込んでいた。ことことはぐずって暴れ、
こちらが泣きたい。さらに財布を忘れていて写真代も払えず、他のお母さんに借りる始末。
一人ずつ、先生に連絡帳などを返してもらうときに、先生の膝にすがり付いて離れなかった子がいて、
母親たちの涙を誘った。あんな風に先生を信頼できて、甘えて泣けるなんていいな…。
先生とお話する順番を待つのもしんどく、後日挨拶することにして、急いで車へ。フラフラしながら運転。
帰宅して、これまた急いで昼食をとらせてから、数時間、意識をなくしていた。
気づいたら、ことことと布団に転がっていて、窓の外から、のい兄が遊んでいる高笑いが聞こえてきた。
2005年3月17日(木) 生後1年3ヵ月と24日目 春一番
身体がだるく、大阪奈良と福井への実家ツアーの荷造りが全然進まない。
とりあえず土産物を買いに出ようとするが、
春一番が吹き荒れ、雨もパラパラ。ことこと連れで街を歩きたくなかったので、
車で郊外の百貨店へ。のい兄のお迎えの時間も迫っているので大急ぎ。
ことことは帰る車の中で眠ってしまった。
2005年3月16日(水) 生後1年3ヵ月と23日目 納豆姫・ラララ雑巾
赤子用スプーン(4本指で握りこむ持ち方でも口に入るよう、角度をつけてある)を持って、
少しずつ自分で食べるようになった。
今日は納豆ご飯(ことことの大好物)を自分で食べようと頑張っていたが、途中でスプーンを振り回してしまい、
服が納豆だらけに。うへ〜。掃除しても掃除しても、ことことの飛ばすゴハン粒やパン屑だらけになるので、
毎日何度も掃除しなければならず。
のい兄と約束していた、ヒーロー物雑誌を買いに書店へ。店頭でのい兄が雑誌を選んでいる間、ことことは、
ビッグバードのPOPが気になって「お〜お〜」言っていた。
最近思いついて、「ラララ雑巾」という身体遊び歌をしてやったら、ことことが大声上げて喜ぶ。
指でチクチクお腹をくすぐるられるのが、面白いらしい。
高校時代の友人と久々に(12年ぶりくらい?)、電話で話した。
「しゃべるのゆっくりになったね〜」と言われてドキッ。
話す能力の衰えを、日々感じていたんだが、ハッキリ言ってもらって良かった。
何でもズケズケ言い合っていた、学生時代の友人関係が懐かしい。
2005年3月15日(火) 生後1年3ヵ月と22日目
日曜につくった甘夏のママレードを、甘夏の主で、私が小学2年生のときの担任の先生にお届けした。
去年お届けしたママレードも大事に食べて下さったそうで、感激する。
今日からのい兄が午前中保育となり、ことことの喜ぶこと。着替えるのい兄に近づいては、親愛の情で頭を叩いていた(笑)。
昼ごはんもオヤツも一緒に愉しく食べ、絵画教室へ。
今日は今年度最終ということで、お母さんたちとまたまたティータイム。
ことこともお相伴して、オレンジジュースをもらった。
絵画教室の後は、兄たちの泣いたり泣かせたりの騒動もあったが、帰る頃には仲良く遊んでいた。
ことことは、よそのお兄ちゃんにヨシヨシされたり、お兄ちゃんたちの口に指を突っ込んだり(うっ!何てことを)。
大人には警戒心が強いが、お兄ちゃんたちは大好きらしい。
2005年3月14日(月) 生後1年3ヵ月と21日目 ホワイトデー
ホワイトデーだが「我が家の男どもには関係ないな…」と初めから期待もせず。
夫は昨日の“地獄蒸しプリン”でチャラにしたい様子。
しかし昨日は昨日。彼らが昨日楽しんできた遊園地のチケットは、
私とことことがわざわざ、譲ってもらいに行ってGETしたもの。
大体、私、ここのところ数週間、ずっと11kgのことことを抱えて全ての用事をこなしていて、
「月月火水木金金」状態なんだけど。
ストレスが溜まると、私はチョコレートに走ってしまうのだが、
ことことももう味を覚えて、お相伴するようになってしまった。早過ぎ……。
せめて砂糖タップリのエスプレッソにしないと…と自戒。
のい兄が、この園では最後のお弁当を食べて帰ってきた。弁当箱を洗おうとしたら、折り紙がハラリ。
ハート型に切った折り紙に「いつもいつもにかいずーつおべんとっおつくてくねてありかとう」と書いてあった。
きゃあ〜感激♪ ひらがなが間違っているのが、また5歳児らしい。
自分の顔マークも描いてあってこれがまた可愛い(親バカバカ)。
“にかいずーつ”というのが謎だが。
我が家の古い掃除機を、「使いたい」という奇特な方が持っていって下さった。
少しずつでも家の中からモノが消えると、晴れ晴れとした気持ちになる。
2005年3月13日(日) 生後1年3ヵ月と20日目 お雛様は桐箱へ
のい兄と夫は遊びに行ってしまった。ことこと と留守番していたら、お雛様用の桐箱が届いた。
「女の子組」でお片づけ。来週から3月末まで忙しいし、今日は晴れているので。
屏風の裏側(2月に出したとき、カビが一番酷かった)と屏風の入っていた箱も外に干して、日光消毒。
ことことは、桐箱をバンバン叩いてご満悦。「お雛様、いなくなったね〜」と言ったら、
小首をかしげて、のい兄がつくったお雛様を指差していた。おお、話していることを理解してる!
自分で靴下を脱いではいろんなところに放り投げるので、「ことちゃん、椅子の下に靴下が落ちてるよ」と言ったら、
私が指も指していないのに、すぐに探しに行ったり。
犬を見て「バウバウバウ」と言ったり。この人は耳がいいぞ(親バカ)。
のい兄と夫が夕方遅くなって帰宅、お土産は“地獄蒸しプリン”。ことこともペロリと平らげ、
他の人の分まで欲しがった。おかげで夕食をあまり食べず。離乳食はもう終わっているが、
離乳食時代のように噛んでやったら、全部食べた。ハハハハ。
2005年3月12日(土) 生後1年3ヵ月と19日目 いただきますいただきます
昨夜遅く、夫が出張から戻ってきて、子供達は朝から大喜び。夫の上に、子供がてんこ盛り。
ことことは、食事のとき、一口夫からもらっては、嬉しそうに微笑んで小首をかしげていた。可愛い〜。
お土産は、“おやき”と“五平餅”。私にとっては、名古屋時代の懐かしの味ですわ。
ことこと は、美味しいものには、食べている途中でも何度も手を合わせて「いただきます」をする。
まるで「もっといただきますわ〜」とでも言っているよう。
のい兄が赤子時代、手を合わせるポーズが「ごちそうさま」=「もう要りません」に多用されていたのと対照的。
大分市美術館で、所蔵品の地元現代作家の作品を見た。ことことはベビーカーで。
途中でお腹が空いて、泣き出したので、常設は飛ばして観た。のい兄たちは下の公園で遊んでから、
山登りして美術館に合流。
2005年3月11日(金) 生後1年3ヵ月と18日目 3歩と4漕ぎ
立って膝曲げダンスをしてから、目をクリクリさせて、1歩2歩……おお3歩も歩いたよ!
ことことの父(私の夫)は、歩き始めが1歳半過ぎだったらしいので、覚悟はしていたのだが、
歩き始めてホッとした。夫は雪国出身、着膨れていなければきっと、
夫もことことと同じくらいの月齢で歩けていたのだろう。
暖かいので、のい兄が帰宅してからは3人で外遊び。のい兄も自転車の練習。1漕ぎ2漕ぎ……おお3漕ぎ!
ことこと の歩くのといい勝負である。「こと と のい と競争だね」と言ったら、のい兄の張り切ること。
結局、4漕ぎまでできた。私が拍手して喜んでいると、ことこともベビーカーの手すりを叩いてニコニコしていた。
動物に興味が出てきたようで、ご近所にいる猫やハト、雀などを指差して「ア!」「ダ!」などと言う。
「ア!」と指差された猫は、ことことの顔をじっと見ていた。
身体がしっかりしてきたのはいいが、今度は何にでも登りたがるので、目が離せなくなってきた。
台所に立っていたら、椅子の脚の横桟によじ登ろうとしていた。
慌てて引き剥がし「ダメだよ」と足を叩いたが全然効果なしで、何度も繰り返して上ろうとする。
登りながら私の顔をチロチロ見て、引き剥がしに来るのを待っている。
これは分からせんとイカン!と思い、登りかけたところをとっ捕まえて、
真っ暗な寝室に2分間ほど閉じ込めた。大泣き。さすがに懲りたようで、その後は椅子には登らなくなったが、
積んである布団、玩具箱など、すぐに上がるのでたまらない。
2005年3月10日(木) 生後1年3ヵ月と17日目 スペイン語講座終了
スペイン語最終回。ことことは朝からずっと暴れて昼寝していなかったが、教室に入るなりスリングの中で
熟睡モードに。今日は先生の娘さんや、メキシコ人学生のPさんも参加。
ことことは眠ったまま、娘さんに「可愛い〜♪」と言われていた。
Pさんが各人にスペイン語で質問し、それに答えるのをやった。私には「子供は何人いますか?」。
何が飛び出るか分からずスリリングで、また彼女のラテンな乗りが面白かった。スピードもあるし。
愉しくてニコニコしていたら、Pさんに「彼女は満足そう」と言われた(笑)。
だって赤子がいるのに、家の外でネイティブの人から言葉を習えるなんて、それだけで嬉しい。
とはいえ、半年習った割には上達もせず、イロハのイまでのレベルにしかならなかったけど。
今日は特別に、先生が、ケーキをご馳走してくださった。ことことにも分けたかったが、
突付いても揺らしても全然起きず。授業が終わって席を立つときに、ようやっと起きた。
2005年3月9日(水) 生後1年3ヵ月と16日目
のい兄の友達が突然遊びに来ることに。二人が座り机に座っているところへ、ことことが近づいていく。
友達の肩をガシとつかんだかと思ったら、顔を覗き込んでお愛想でもするようにニッコリ(笑)。
自分も仲間に入りたかったのか?
転ばずに1歩踏み出すことを、何度もやっていた。風呂のとき、浴槽の中で膝曲げダンスをして得意顔。
2005年3月8日(火) 生後1年3ヵ月と15日目
とにかく、のい兄が大好きなことこと、今日は絵画教室を終え、のい兄と車の後部座席に座らされたら、
のい兄の顔を見て、キャハキャハと声を上げて笑っていた。
帰宅すると、座っている のい兄の頭を撫でたり、目隠しをしては「ば〜」と言ってみたり。
机に上がろうとして、のい兄に取り押さえられ、
「おひなさま、後ろ向いてるけど
(お雛様は早く片付けないといけないらしいが、片付けられないときは後ろ向きにすると良いらしい)、
何でもちゃ〜んと見えてるんだからね」と言われていた(笑)。
のい兄が幼稚園で作ってきた雛飾りもまだそのまま。三人官女もお内裏様も のい兄そっくりなのだが、
お雛様だけニッコリ笑った ことことの顔になっているので面白い。
ことことは、のい兄いじり(笑)に飽きたら、冬の間、世話になった白熊帽子に、せっせと積木を詰め込んでいた。
生協の共同購入で買った荷物から、勝手に豆のドライパック缶を取り出して、
3つ積み重ねたりも! もうそんな器用なことが出来るの!と吃驚。
今日は初めて、転ばずに1歩歩いた。
2005年3月7日(月) 生後1年3ヵ月と14日目
寝起きの良い ことことに、「お兄ちゃんにチュッして、起こしてね」と言ってみたら、
のそのそと のい兄の布団に這っていき、おでこにチュ!していた。
午前中は、ことことを車に乗せて連れ回した。某BBSで譲ってもらえることになった物を受け取りに行ったり、
先日の模様替えで発生した不用品をリサイクルショップに売りに出したり。
帰りに、売上金で子供たち用の丼を、器問屋で購入。子供用ではなく、大人用の小ぶりのもの。
ことことは、店内の陶器のお雛様を指差して、「あ!あ!」と喜んでいた。
しかし午後は、大人しくしていた反動で、機嫌悪し。
のい兄が帰宅したら、急にニッコリして元気になった。
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