ことこと日記
2005年2月5日(土) 生後1年2ヵ月と15日目
夫は午後から3泊4日の出張へ。張り切って、出発前の昼ごはんはしっかりと。ことことも、肉じゃがをパクパク。
夫がいないと一番苦労するのがお風呂…と思っていたが、バスローブの活躍と、
のい兄の成長(浴槽の縁が高いけど、やっとよじ登って入れるようになった。
踏み台は台ごと滑るのが怖くて置けない)のおかげで、だいぶ楽になった。のい兄は頭も自分で洗えるようになったし。
2005年2月4日(金) 生後1年2ヵ月と14日目 公立幼稚園説明会
のい兄の4月からの公立幼稚園説明会へ。後ろの席に座った、同じくらいの年齢の男の子が、
ことことに興味を持って手を伸ばしてきた。握手。さらに親愛の情で、ことことの頭を撫でてくれようとしたが、
まだコントロールがきかないのでペチペチ叩いていた(笑)。結局2人とも席でじっとしていられず、
2歳くらいの男の子が歩き回っているのに刺激を受け、3人でホールの隅を動き回って遊んで過ごした。
ことことは椅子につかまり立ちして、他の子が近寄ってきても騒いでいても、静かにおっとり「なんですの?」な風情。
子供同士、目が合うとニッコリしたりしていた。
帰りには、在籍中のお姉ちゃんにヨシヨシされたりも。ことことは恥ずかしそうにしていた。
2005年2月3日(木) 生後1年2ヵ月と13日目 節分
車で、産直野菜の買い出し。レジのおばさんにすっかり覚えられた ことこと。「大きなお目目で分かったよ」とのこと。
帰る車の中で、機嫌よく「バー」と独り言を言っているのに応えて、
私が「バーバババー」などと言っていたら、盛り上がった。
途中、豆まき用の豆を買うのにコンビニに寄ったら、すぐに用事が済んだため、抱かれ足りなかったらしく、
チャイルドシートに下ろすときに大泣きされた。
午後、久しぶりにスペイン語講座へ。…が、30分たっても先生が来ない。結局、休講になった。
なんだかなあ。ことことを抱いて、クラスメートたちと色んな話(山で兎獲りをした話は面白かった!)をし、
昨年度のクラスのテキスト(スペイン語のみ)を見せてもらったのみ。
でも、おかげで、残りの時間を家事に有効活用できた。
夜は巻き寿司+豆まき。ことことにはチラシ寿司にしたが、酢飯のニオイが嫌らしく、2〜3口だまされて食べた後は、
大声を上げて拒否していた(笑)。それより、豆まきの炒り大豆を気に入ったらしい。
まだ丸のままでは食べられないので、私が噛み砕いたのを、ことことの口に放り込んでやるのだが、
歳の数をはるかにオーバーして、たくさん食べた。
ことこと と夫が風呂に入っている間に、のい兄が「のいは〜外、ことは〜内」と叫んでいたので、
「違う違う、のいは〜内、ことは〜内だよ」と言うと、意地になって「のいは〜外」と言う。
「どうして? のいくんが いなくなったら、嫌だよ〜」と私がオイオイ泣き始めたら、
のいも泣きながら「みんな、ことちゃんにばっかり優しくする…」。
「ごめんね、お兄ちゃんといっても、まだ5歳だもんね。厳しくしすぎたね」と謝り、
また二人して泣いた。自分が姉として嫌だったことを、のいに対してしてしまっていた。強く反省。
“叱りすぎ鬼”は出て行け!だ。
2005年2月2日(水) 生後1年2ヵ月と12日目 寝起きのいい子・奥歯
朝から絶好調のことこと、昼寝もせずに遊んだり家事の邪魔をしたり。
スリングの中でやっと眠ったと思ったら、20分ほどで のい兄のお迎えの時間に。
園バスからのい兄たちが賑やかに下りてきたら、嬉しくて起きてしまった。
のい兄の友達が急遽、家に遊びに来ることになった。
ことことをオンブして残りの家事を片付け、細かいレゴブロックで遊ぶというので、
敷物を敷いて「ブロックを敷物の外に散らばらせないこと、終わったら全部片付けること」と念を押し。
オヤツの後、兄たち2人が外で遊ぶというので、
ことことも、帽子+亀の甲+ママコートを被せられて外へ。
隣の史跡へ行ったが、よく見ると、崖にガラスや瀬戸物の破片がたくさん!
危ないので、たまたま持っていたビニル袋に拾い集めたが、
子供たちが上り下りして遊ぶのに丁度良いところなのに、心無いことを…と腹が立つ。
ことことはいつの間にか自分で帽子を取ってしまい、頭が寒かったのか、ちっとも眠らず。
夕方、のい兄の友達が帰って、背中から下ろしても、ことことは眠いはずなのに眠らず。
結局、6時近くになって、再びのオンブで眠った。夕食のため50分ほどで起こしたが、
寝起きは悪くなく、混ぜご飯を美味しそうに平らげ、おかわりまでも。
一人で立つのがだいぶ上手になってきて、夜はトランプを持ったまま、かっこよく立ってニコニコ。
風呂上りに、布団に潜ったり這い出たりして一人ふざけていたが、部屋を暗くしたらコロッと眠ってしまった。
ところで、先月半ばに夜泣きしていたのは、最初の奥歯が萌え出ていたためらしい。一遍に4本とも出てきた。
ドイツでの一人目育児中、ドイツ語クラスの休憩時間に
「子供が夜中に起きて泣くので大変」と話していたら、モロッコのZが即座に
「歯が出てきているのでは」と言ったっけ。懐かしい。
「ドイツの大学で飛行機の勉強をしたい」「私を写真に撮るのは禁止」と言い、
得意気にイスラム教の話をしていた彼。元気で頑張っているといいのだけれど。
決してテロリストになどなっていませんように。祈るしかない。
2005年2月1日(火) 生後1年2ヵ月と11日目 南国の子だから雪は嬉しい
ことことは窓から外を見て、チラチラ舞う雪に「は〜(笑)! は〜(笑)!」と言って嬉しそう。
今日は車で移動しなければならないので、積雪しなくて助かった。
オンブ紐で外に出るときは、亀の甲+ママコート+白熊帽子 で完全防備。
スリング抱っこで外に出るときも、つなぎのスキー服?+ママコート。
家から外に出ると、原っぱの周りで雀たちが隊列を組んでいた。それを見て、また、ことことが笑う。
寒くても風が強くても、外に出るのは嬉しい様子。子供は風の子だなあ。
のい兄が、美術絵画教室で石を削ったり磨いたりしている間、
ことことと私は、隣の子どもルームへ。火事で焼けた部屋を改築していたのが先月末に完成し、
今日は初めて新しい部屋に入った。大きなエアコンが二つも付いていて、明るい。
授乳室も綺麗なトイレもできた。焼けなかった部分も、廊下が張り替えられ、ペンキが塗り替えられ。
ことことは、初めての部屋に驚いて、着いてしばらくは私にくっついて離れなかったが、
室内用の滑り台を滑りまくってからは(物凄い静電気が起きたが)、
いつもの調子が出てきた。玩具箱を悪戯しては、よそのお兄ちゃんに注意されていた。
絵画教室に戻ると、片づけを終えたよそのお兄ちゃんに手を握られたり、撫でてもらったり。
ことことは、ちょっと恥ずかしそうにしていた。ことことの周りは、兄ちゃんばかりだなあ。
2005年1月31日(月) 生後1年2ヵ月と10日目
一晩、悩みに悩んだが、やはり昨日紹介された物件は断ることにした。
今のところで丁寧に暮らすことを考えた方がいいかな。まだ片付ける余地はたくさんある。
ゆっくりじっくり探して、いい物件があれば入園後に引っ越してもいいんだし。
のい兄が帰宅すると、ことことは心から嬉しそうな顔をする。
その顔を見ると、こちらまで嬉しくなる。
ウンチが出ると、悲しそうな声でシクシク泣く。
眠くなると私にしがみ着いてワンワン泣く。割と気持ちが他の人に分かりやすい方かも。
2005年1月30日(日) 生後1年2ヵ月と9日目 不動産屋巡り2日目
今日も、家族総出で不動産屋巡り…と思ったが、多くの不動産屋が今日は休みで、
開けているところも昨日見たのと同じ物件ばかり。
お昼前、帰り際にたまたま通りがかって入ってみた、期待もしていなかった不動産屋で、
なかなか悪くない物件を紹介された。物件を見てから不動産屋に戻ったら、ことことはお腹が空いて泣き始めた。
オヤツでその場は誤魔化し、一旦帰宅して昼食。ことことは、車の中で眠ってしまった。
夕方、その物件の大家さんにも会わせてもらった。とても良い御方だった。
ただ、悪くない物件だが、今住んでいる所よりずっと良いという訳でもない……う〜ん。
大家さんに、ことこと のことを「坊や」と言われてしまったが、重要事項ではないので今回は指摘せず。
家では、「ばー」とことことが言うと、のい兄が「べー」とか「ぶー」とか返してくれるのが嬉しくて、
愉しそうに叫んでいた。昨日出した皿と椀でよく遊んだ。
台所に入ってきては、椅子の下に潜り込んで動けなくなったり、
買って袋のまま床に置いていた野菜や果物を悪戯して転がしたりしていた。
ことことは、食べるもの関係が本当に好きだ。
2005年1月29日(土) 生後1年2ヵ月と8日目 不動産屋巡り初日
午後、家族総出で不動産屋巡り。のい兄の来年からの幼稚園+小学校に近くて、
日当たりの良い物件はないかな〜、あったらいいな〜と。
小春日和でぽかぽか暖かく、コートも要らないほど。
ことこと はスリングに入れられて連れ回され、3軒目の物件を見に行く途中で眠り込んでしまった。
その3軒目がかなり条件にマッチしていて、夫と「おお!」と色めき立った。
が、後で少し気になった点があり、大家さんに直接、話を聞きに戻ったら、
重要なことが判明……こりゃ、あかん。大家さんも、立地も、とても良いだけに残念だったが、諦めた。
皆して疲れた。ことこと が、テーブルの上の食器を悪戯しようとするので、
代わりに、ままごと用に下ろした、のい兄が赤子時代のプラスチックの皿と椀を出したら(傷ついてボロボロ)、
大変喜んで、せっせと重ねたり、積木を入れたりして楽しんでいた。
寝る前は、片山健さんの「いいないいな」を喜んで聞き入り、私は3回も立て続けに読んだ。
2005年1月28日(金) 生後1年2ヵ月と7日目 卒乳はまだしません!
朝も、ことことは乳を飲まず。張って痛くなってきた。痛くて何も出来ない。
抱っこするのも痛い。なのに、乳を飲ませようとすると怒って逃げ、
私が家事をしようと動き出すと、泣きながら追ってくるので、どうにもならない。
あまりに痛いので、少し搾乳。飲んでみたが、別に不味くはない。
「断乳」で調べてみると、まだ自分で歩けないのに乳を卒業するのは、時期尚早のよう。
「悔しかったら歩いてみろ。まだ歩けもしないのに乳を拒否するとは生意気だ!」と、怒鳴ってみたり。
でも歩けているなら、断乳してもいい時期ではある。ただ、私自身が、まだ母乳を飲ませたい。
まだ風邪の治りかけで、体調も良くないし……と悩んだ末、
産んだ医院の乳房外来に電話をかけた。
「そ〜りゃ、乳がおいしくないんよ。マッサージしておいしい乳にしないと」と一言目に言われて、ムッ。
「離乳食の食べすぎの可能性もある」とのことで、昼食前にお腹のすいたところで乳をやってみることにした。
電話相談して10分後、泣き疲れて、腹を減らした ことことに、乳をくわえさせてみたら……飲んだ。
張った両乳を飲み干して、そのまま眠ってしまった。
乳房外来に、報告とお礼の電話をした。先のことも考え、卒乳の時期を相談したら、
「しっかり歩けるようにならないと、(卒乳は)だめね」とのこと。また
「下の子は、上の子につられて、食事を食べ過ぎる傾向にある」とも。なるほど。
私としては、のい兄同様、2歳過ぎまでは乳を飲ませたいと思っていたので、ほっとした。
2005年1月27日(木) 生後1年2ヵ月と6日目 もう卒乳??
やっと、のい兄が幼稚園へ。ことことも、まるでスキーにでも行くような完全防備で登園にお付き合い。
鼻水を吸われるとスッキリすることがやっと理解できたらしく、吸おうとしても嫌がらなくなった。
午前中に一度授乳し、昼食も食べ、午後は美味しいオヤツを食べ、
夜も豚大根(昆布と一緒に圧力鍋で煮込んだトロトロの、味噌味)をしっかり平らげ……と、
お腹が大満足したのか、寝る前の母乳を拒否。え〜っ! 母はショック。張って痛む乳。
2005年1月26日(水) 生後1年2ヵ月と5日目
ことことは鼻水が酷い。のい兄は念のため今日も幼稚園を休ませたが、少し咳が出るほかは元気はいい。
夜はまた、ことことがなかなか寝付かず泣く。昨日同様、ことことの泣き声を一緒に唱えていたら、そのうちに眠った。
夜中は一度しか泣かなかったので助かった。
2005年1月25日(火) 生後1年2ヵ月と4日目
ことことは、苦しいらしく夜中に1時間おきに泣く。こっちも泣きたい。
のい兄の方はだいぶ良くなったが、まだ咳と鼻水。
今日は、楽しみにしていた幼稚園行事「お店屋さんごっこ」の開店日だったが、
こちらが幼稚園に連れて行く気力も、病気の赤子を連れて参観する気力もない。
というわけで休みにした。
昼休みに、夫が帰宅して子供たちを見ている間、急いで買い物へ。
幼稚園に参観に行かないと分かっていたら、生協に生鮮品の注文を出していたのに…。あ〜あ。
夜は、ことことが布団の中で、自分の指をくわえては「はひ〜」などと言ってニコニコ。
私も「はひ〜」と同じように唱えていたら、ニッコリして眠ってしまった。
2005年1月24日(月) 生後1年2ヵ月と3日目
のい兄は風邪で幼稚園をお休み。
注意していたのに、ことことが のい兄にくっついて行ってニコニコ遊んでしまうため、すぐに感染ってしまった。
夫には、私が何故怒っているのか、説明しても理解できないらしい。
2005年1月23日(日) 生後1年2ヵ月と2日目
私とことことは風邪が怖くて家でゆっくり過ごしていたが、
夫とのい兄は県立図書館へ。夕方から夫は自分だけライブに行くことになっているのに、
また、図書館の児童書コーナーは、感染症が流行っている秋冬はウイルスの巣なのに、
の〜んびりゆ〜っくりして帰ってきた。マスクもしないで。
気をつけるように言っていたのに…のい兄は風邪をもらってきた。
私は毎晩、ことことに起こされて、寒い中も一人で頑張っているのに……と、
我慢も限界に達し、ぶち切れた!
休日に一人でライブに行くなら、それなりに家族に対してケアすることがあるだろうよ。
結局、夫はライブには行かず。来週末のお泊り研究会もキャンセルに。私は悪妻なんでしょうか?
2005年1月22日(土) 生後1年2ヵ月と1日目
市民図書館へ。風邪やウイルス性胃腸炎、さらに花粉症の予防のため、ことこと以外はマスク着用。
ことことは、また夜中に起きて泣いた。
2005年1月21日(金) 生後1年2ヵ月と0日目 はしか予防接種
はしか予防接種。「もしもしされるけど、怖くないよ。のい兄ちゃんが大好きな先生なんだよ」
などと、車の中でさんざん話しておいたにも関わらず、
聴診器を当てられたらもう大泣き。注射は痛がる様子がないのだが……。
「のい兄ちゃんの描いた、クワガタ虫も応援してるよ」と言っても、
泣き暴れ始めたらもう聞く耳無し。
診察室を出たとたんに泣き止んだ。はあ。
と〜っても優しい先生なのになあ。
待合室ではもう上機嫌で、窓辺に置いてあった、イタリア物のテディベアを抱き上げてチウしていた。
これに気づくとは、なかなかセンスがいいな。
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