ことこと日記
2005年1月5日(水) 生後1年1ヵ月と15日目 こと猫
朝からずっと機嫌が悪くなかったが、夕方になぜか、ことことが超ハイテンションに。
床を笑いながら転げ回ったり、テレビのチャンネルやボリュームを替えたり、
中身の入ったペットボトルを転がしてみたり、次々と悪戯する。
テレビのチャンネルを替えてしまったのを、のい兄に「コラ!」と怒られても、笑いながら這って逃げる。
逃げる様子が、我が家のベランダを通る野良猫たちにそっくりなので
(のい兄が「コラ!」と叫ぶと慌てて逃亡)、
「ことちゃん、猫みたいだね」と、のい兄と私とで大笑い。ことことも一緒になってニヤリ。
しかし何度怒られても、懲りずに のい兄に近づいていき、終いには、
のい兄の頭を撫で、さらに背中から♪好き好き♪と抱きついていた。
夕方に暴れすぎて疲れたのか、いつもはご機嫌で入る、夫(おとうさん)との愉しいお風呂タイムも、
眠くて泣き通し。パジャマを着せ、乳をやったらすぐに眠った。
2005年1月4日(火) 生後1年1ヵ月と14日目
昼間、ことことは眠いのに眠らず、ずっとグズグズ言って、私とのい兄を困らせた。
のい兄の自転車の補助輪を外し、スタンドを取り付けた。外で作業している間も泣きわめいたため、
結局、室内の廊下に自転車を入れたり、ことことが眠っている間に作業したり。
私の力ではなかなナットが緩まないので、ヘトヘトになった。
2005年1月3日(月) 生後1年1ヵ月と13日目
夫は仕事へ。例年なら、我が家はドイツ式に1月2日から平常営業なのだが、今年は2日が日曜だったので。
仕事に行く前に、のい兄と縄跳びやボールで一遊びしていってくれた。
私は、転石礫礫……にも関わらず、ここのところすっかり引越にご無沙汰で、
家の中がゴチャゴチャなのを、今年こそは再構築したいと思っている。
今までかなりサボっていた「内助の功」も狙いたい。
一級建築士にも合格したことだし、今年からはスッキリと!というわけで、
今日はさっそく、ことことの機嫌を見ながら、書類の掃除を始めた。
ことことは、捨てる書類の山から何やら引っ張り出しては投げ飛ばして、遊んでいた。
2005年1月2日(日) 生後1年1ヵ月と12日目
郊外のショッピングモールの初売へ。
とはいえ、仙台で体験した「お茶箱」とか「超豪華福袋」などのような、もの凄い熱気はない。
ことこと は抱っこ紐に入れてウロウロ。のい兄が本を選んでいる間、
ことことと私は、絵本の形をした音の出る玩具で遊んだり(絵本じゃないよな)。
ディスプレーされている機関車トーマスを見て、喜んでいた。
家では、のい兄のお下がりのトーマス絵本を見てはニコニコしているのだ。
マジで好きらしい。
この人も一言目に「キシャ!」と言うのかあ?踏切のところで動かない子供になるのかあ?
……女の子なのに。それはそれで面白いけど。
午後はのんびりまったり。
2005年1月1日(土祝) 生後1年1ヵ月と11日目 (→すごい!1並び)お正月
今年も起きぬけに、わが家の窓から初日の出を拝んだ。
大分でも県北部では雪が降っているほどで、我が家近辺も、雪こそ無いが寒い。
ことことをオンブして、ママコートを着て、家族揃ってご近所の神社巡り。
外気に触れている皮膚は凍ってしまいそうなほどなので、ことことにも帽子を被せた。
いつもは帽子を被せると、自分で勝手に脱いでしまうが、今日は寒いのでさすがに取ることもなし。
午前2社、午後2社、すべて徒歩でお参り。
ことことは、きんとん と黒豆を大層喜んで、皿が見えると「くれくれ!」と言うように催促。
よく食べた。餅抜きの雑煮、筑前煮の煮汁(!)も催促して食べていた。
夜、身体がなまっている のい兄と私とで、片足相撲や腕相撲、ブリッジなどで遊んだ。
盛り上がっていたら、ことことも参加。ハイハイ競争を嬉しそうにしていた。
最後は夫も参加して、大騒ぎに。お正月だから、ま、よかでっしょう。
2004年12月31日(金) 生後1年1ヵ月と10日目 さつま芋好き
やっと夫も休暇に。ことことを頼んで、料理に励んだ。
とはいえ、今回のオセチは、黒豆、田作り、きんとん、筑前煮程度。
芋きんとん の裏ごしした繊維部分を、ちょうどお腹が空いた ことこと に試食させたら、
食べる食べる。匙を持つ夫が驚くほどの物凄い勢いで、しゃもじ1杯分をペロリ。
年越し蕎麦も、蕎麦アレルギーがあったら大変だと思い、ことこと には ほんの少しだけにしたのだが、
美味しそうに食べた。だしの味も好きらしく、汁をしっかり飲んだ。
2004年12月30日(木) 生後1年1ヵ月と9日目 パジャマとガウン
年末年始休暇に入った人も多いが、我が家は今日も平常営業。
「明日は雪」との天気予報にビビって、車での用事を片付ける。精米など。
午後は、ことこと をオンブし、のい兄が近所のお寺で「ネズミの小判」拾いするのに付き合った。
お寺の幼子(3歳らしい)が、のい兄に興味を持って声をかけてきたので、一緒に遊んだ。
境内を掃除していた父親(住職?)とも、世間話。ことことは背中でまったり。
夜、いつものと違う、女の子っぽいパジャマを着せてみたら(でも、のい兄のお下がりなのは同じ)、
ことこと本人もお姫様気分になったのか、ニッコリ笑っておとなしくなった。
また、これもお下がりの、黄色いキルティングのガウンが好きで、
枕元に置いてあるのを引っ張り出しては、頬に摺り寄せて嬉しそうにしている。
このガウン、のい兄も赤子時代に好んでおり、着るといつも得意そうな顔をしていた。
これの何が、それほど赤子を惹きつけるのか? フワフワ感?
2004年12月29日(水) 生後1年1ヵ月と8日目 Yes/Ja/Si/Oui
ことことが、よく「ダー」と言っているが、どうもこれはロシア語だったらしい(笑)。
例: のい兄「ことちゃん、(のい の道具に)触っちゃダメ!」
ことこと「ダー」 (…と言っているが、手を離そうとしない)
のい兄「ダーじゃないでしょ」
ことこと「(手を振り回して)……ダー!ダー!」
要するに、ハイ、ハイ! ってな感じか。
昼間、なかなか眠らず、私にすがり付いて台所にも立たせてくれず、参った。夕食後にやっと眠り、
しばらくして大泣き。夫が抱いても泣きわめき、私と風呂に入って乳を飲んだらやっと安心して眠った。
2004年12月28日(火) 生後1年1ヵ月と7日目
年賀状をやっと書き始めた。ふと気づくと、小さな黒目が二つだけ、テーブルの端に見えている。
テーブルにつかまり立ちして、私の様子を伺っている ことことであった。
黒豆みたい……おせちの黒豆は、ことことの目で兼用ってことで省略?なんてな。
年賀状を数枚書いては、ことことの世話。はかどらない。
のい兄は、私の隣で、レゴの恐竜をやっと完成させた。デカイ……。
書けた年賀状をポストに出しがてら、のい兄を連れ、ことことをオンブして散歩。
のい兄が、冬恒例の「ねずみの小判」(どうやら楠から落ちてくるらしい)をセッセと拾うので、
寒い中、ことことと私もお付き合いした。
ことことが風呂上がりに歌を歌っていた。何の歌か分からないが、
♪ダー、ダーッ、ダダダーッ♪と愉しそうなので、一緒に私も合わせていたら、声が揃ってますます盛り上がり、
♪ナン、ナン、ナーン♪、♪アーーーーーアッ、アーーーーーアッ♪と、次々に歌が生まれたが、まるでお経の様相。
2004年12月27日(月) 生後1年1ヵ月と6日目
一級建築士の免許登録のための書類を受け取りに行く。子供二人連れて、土木建築系の役所へ。
物凄く場違いな感じ。
一日中、ほとんど子供たちとだけ付き合っていると、可愛い可愛いでイチャイチャするのは愉しいんだが、
片付け仕事は全くはかどらず。まとわりつかれて+疲れて、夕方にはぶち切れる。
2004年12月26日(日) 生後1年1ヵ月と5日目
寝起きの ことこと はすこぶる機嫌がいい。起きて布団を這い出して、
いきなりオバサン座りで玩具箱から何か引っ張り出して遊んでいる。
しかしパッチリ二重瞼のお目目(チャームポイント)の瞼が、むくんで一重になっているので、
ちょっと変な感じ。
朝食後、子供たちを夫に頼んで、私は紙オムツの買出し。
これでしばらく、紙オムツのことは考えないで済みそうだ。
夏になるまで布オムツには戻れそうにない。
夫の尽力で、やっとベビーベッドを片付けられた。
既に檻としての役目も終わり、単なる物置と化していた。
遊びに来た幼稚園児たちが登るので、危なかったし。部屋が幾分広くなった。
2004年12月25日(土) 生後1年1ヵ月と4日目 まずはバケツ投げ
サンタがことことにプレゼントしてくれたのは、9個の入れ子のバケツ。
のい兄には、レゴの恐竜づくりセット。のい兄は早速、ことこと に邪魔されないよう、
ダイニングテーブルに陣取って、コツコツ組み立てを始めた。集中していると物も言わずに静かだ。
ことこと は まだまだ集中には程遠い。まずはバケツを投げてバラバラにするところから。
2004年12月24日(金) 生後1年1ヵ月と3日目 子をだます
クリスマスイブとはいえ、我が家ではケーキを焼くぐらい。
今年はのい兄を助手に、チョコレートケーキをリング型で焼いた。クリームは無し。
ことことは、甘いもの好きらしく、ケーキは催促して食べていた。
私はクリスマスには冷ややかである。
8歳のクリスマスイブ、サンタは来なかった。それ以来。
ちょうどその晩、転勤・引越で忙しかったため、両親はそれどころじゃなかったらしい。
誕生日とクリスマスが近いためにコミにされ、
友達や先生との別れもあって、私本人もクリスマスなんてすっかり忘れていたのだが、
翌朝、新居で引越屋のオジサンに「サンタさんから何もらった?」と声をかけられて、大ショック。
世界で私たち姉妹だけ、取り残されたような気持ちがして、涙した。
妹は小さすぎて分かってなかったようだが。
所詮、クリスマスは宗教行事であり、我々異教徒がはしゃぐのは、みっともない!…と冷静に思えるのも、
あの悲しかった朝のおかげかも。
しかしながら、親となった今としては、だまし続けるのも楽しかったりする。
のい兄は本気でサンタを信じていて、サンタについて話し始めたらキリがない。
対して、ことこと は結構クールでだまされにくい性格のようだ。
指人形を操りながら私がキャラクターの声を作ってしゃべっても、
「なんですの?」という顔をして、私の口元を見ている。
のい兄は完璧にだまされて、指人形に見入っていたものだが。
2004年12月23日(木祝) 生後1年1ヵ月と2日目
合格できたのは、家族の協力のおかげだ。
御礼として、のい兄に、欲しがっていた“知恵の輪”をプレゼント。
そしてお昼は、美術館のレストランへ。
ことこともボルシチなど分けてもらって食べた。
食後に特別展(ていうか、今回のは所蔵品の日本画展なんだが)を鑑賞。ことことはスリングで。
のい兄は、0歳児時代と2〜3歳前半は、随分、美術館の中で過ごしたものだ。そのおかげか?、
特別展ではお利巧に、しかも批評しながら鑑賞。監視の人に「立派ですね」と誉められた。
ことことも、暗い展示室をものともせず。別の監視の人に「泣かないで偉いね」と誉められていた。
しかし、のい兄は常設では疲れて暴れそうになったので、結局プラマイ0であった。
館を出てから、のい兄と夫は下の公園へ。兄らが遊んでいる間、ことことは車の中で昼寝。
2004年12月22日(水) 生後1年1ヵ月と1日目
午後、のい兄のお友達が遊びに来て、ことこと はオンブ+ママコートで外遊びにお付き合い。
暖冬のおかげで、ことことは機嫌良く、日向でウーウーアーアー歌っていた。
兄ちゃんたちは、空き地などを走り回り、草むらで寝転び、一昔前風に遊んでいた。
家の中では、ことことは「ヨダレを垂らす怪獣」扱いされ、まったく失敬なこと。
途中、乳を飲んで眠ったが、兄ちゃんたちのうるささに起きてしまった。
夕方、お友達が帰るとき、ことことも一緒にバイバイしていた。
夕食中も、私と目が合うと、得意げにバイバイ。
食後は、ベビーベッドにつかまり立ちして、私の方を見てイナイイナイバーをしてはニッコリ。
疲れたせいか、私にまとわりついていた。
今朝の地元紙に、一級建築士試験の合格者リストが載っていた。ビックリ。合格通知も無事届いた。
2004年12月21日(火) 生後1年1ヵ月と0日目 嬉し涙
のい兄を園に送ってから自宅に戻り、インタネにて、一級建築士の合格発表を見る。緊張で身体がコチコチ。
私の番号と名前があった! ことこと を抱いて「お母さん、合格したよ〜やった〜!」と叫んで号泣する。
不思議そうな ことこと。しかしゆっくりしている暇は無い。
今日は園の「表現あそびの会」、いわゆるお遊戯の発表会だ。
涙を拭いてタクシーを呼ぶ。タクシーまで、ことことを抱いて、オンブ紐とママコートを担いでダッシュ。
運転手さんが「気をつけて〜」と言っているのに、いきなり頭を車の出入口でぶつけた。
ことこと じゃなくて私の頭で良かった。
のい兄の出番はあっという間に来て、終わった。無事に上手にできてホッとする。
ことことは、ホールの周りの絵本棚が気になって、ハイハイとつかまり立ちで悪戯。
スピーカーから音楽が鳴ったり合奏をしている間はとても嬉しそうで、おとなしく見ていたが、
幕間はチョコチョコ這い回って、取り押さえるのが大変だった。
そろそろ眠る時間…と思ってオンブするが、興奮しているのか、
大きな目で私を見ては「エヘヘッ」と上機嫌で笑っている。とても可愛く、お利口なのはいいけれど、
なかなか眠らないので参ってしまった。
休憩の間にママコートを羽織って外に出て、静かにしていてもまだ眠らない。
あきらめてホールに戻ったが、演目の途中で中に入れず、
仕方なく南に面したホールの入口廊下で揺すっていたら、やっと眠った。
午後は、今年最後の絵画教室。のい兄と私がお友達に「バイバーイ」と言っていたら、
ことこともスリングの中で「アイアーイ」。家に帰ってからも機嫌良く、
ウルトラマンシャドーくん(→ことことのお気に入り)の人形を持って、のい兄のウルトラセブン人形と遊んだり、
洗濯物をたたむ私の背中にもたれかかって、右から左から顔を覗き込んでは「エヘヘッ」と笑いかけてみたり。
夜、夫が出張先から帰宅。のい兄が園からもらってきたケーキを食べた。ことことは甘いものが大好きらしく、
皿の上にあればあるだけ食べてしまう感じ。
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