ことこと日記

最新のことこと日記

●生後1年0ヵ月後半



2004年12月20日(月) 生後1年と29日目  キモイ話
冬至は明日だが今日もう、小豆と一緒に冬至かぼちゃを炊いた。 ことことは、これを大変好んで催促しては食べた。
夫が出張なので、冷凍庫の掃除。冷凍母乳が出てきて、「離乳食に粉ミルクを使うんなら、これも使えるかも」 と思ったのが間違いだった。母乳でミルクシチューをつくったら、これが不味いの何のって吐きそうな味。 これまでの台所歴のなかで、最悪の味であった。加熱し始めた段階でもう脂の臭いが出てきていた。 ケチャップとカレー粉で誤魔化そうとするが、人間の脂のニホヒが喉にへばりつくようで、オエー。 のい兄が乳飲み子だったころ、あふれる乳を湯飲みに溜めて、勿体無いから飲んでみたことがあったが、 それは飲めた。たぶん加熱していなかったためだろう。 なのになのに、子供たちはこの不味いシチューを「おいしいよ」と、平気で平らげてしまった(食卓に出す私も私だが)。 母乳が飲める年頃の連中は、人間の脂を食っても大丈夫なようにできているらしい。それはそれですごい。



2004年12月19日(日) 生後1年と28日目  
先日、オークションで落札した育児用品が届いたのだが、部品が足りなくてこれでは使えない! ショック! 夫には「もうオークションはやめとけ」と言われる。 ダメで元々と思って出品者にメールを送ったら、相手には悪気があったわけではなく、 本当にその部品の存在を忘れていたらしい。すぐに探し出して適切に対処して下さった。ホッとする。
ことこと は、のい兄が工作に使った、プラスチックのババロアの入れ物をもらった。 嬉しそうに持っているなと思ったら、積木を入れて振り、カラカラコロコロ音を出させて喜んでいた。 楽器をつくってしまうとは!! 賢いな、ことこと。



2004年12月18日(土) 生後1年と27日目  
ことことにも、何かするときには話をして言い聞かせるようにした。 昨日読んだ、田中喜美子氏の本の中で、なるほどと思った部分の実践である。 目を見て、きちんと伝える。それだけで、機嫌のいいときは家事の間も一人で遊んでいられるようになった。
よくよく思い出してみたら、のい兄のときは、何事も目を見て言い聞かせていたのだ。 それが実を結んだのは、3歳1ヶ月のときだったが。ある日突然、憑き物が落ちたように、 “言えば分かる”人になって、本当に驚いたものだ。



2004年12月17日(金) 生後1年と26日目  
のい兄は夜中に咳き込み、今日は幼稚園を休んで寝ていた。ことことは元気良し。 ひさびさに、ヌイグルミを出したら、しまじろう と 犬のバウバウを喜んで、チウしていた。 バウバウに対しては、わざわざバウバウと同じ四つん這いになってから、その姿勢でチウ! その様子があまりに可笑しく、のい兄と大笑いする。
何か悪いことをして怒られそうになったとき(触ってはいけないときつく言われている、 ヒーターガードや台所の流し下を触ろうとしたときなど)、ことことは、両手を振りかざしながら、 「ち、ちがうのよ」と誤魔化しているかのような、トボケ顔をするようになった。コミカルで笑える。
田中喜美子氏の『子育て大崩落〜子どもは母親から引きはがせ』(毎日新聞社 2004)を通読。 日経新聞に、別の著作に関する記事があって、「何言ってるの?この人」と非常に違和感を感じ、 著者名を覚えていたのだ。読んでみたら、筋の通った過激な意見で、面白かった。 日頃、他の幼稚園母子と接する中で、「なーんかおかしくない?」と思っていたことの答えもあったし、 私の疲労の最大の原因、「ことこと による激しい後追い攻撃」への対策の参考ににもなりそうだし。 でも鵜呑みにはできないニホヒが、やっぱりプンプンする。



2004年12月16日(木) 生後1年と25日目  初ストロー
昨夜、ことことが脱いで振り回して遊んでいた靴下の片方が、行方不明に。 とても気に入っていた色の靴下なので懸命に探すが、なかなか見つからず。 間違えてゴミに出してしまったか……とあきらめかけていたら、 まさかこんなところには入れないよな……と見もしなかった、のい兄の玩具箱の隅に入っていた。 そろそろ、物隠しのお年頃か?  1歳児だった のい兄も、奇抜な場所に色んなものを押し込んで吃驚させてくれたが……。
2週間ぶりにスペイン語講座へ。レギュラーのS先生が戻っておられた。 S先生は、私の名前は覚えていないのに、ことことの名前はバッチリだ(苦笑)。 皆さん、私よりも ことこと の方がスペイン語を早く覚えるんじゃないかとおっしゃる。確かに。 前半は私の辞書を悪戯しまくり(辞書が玩具なんて、まあ知的)、 休憩時間に、自動販売機で買った紙パックのりんごジュースをもらった。初めてのストロー。 紙パックをちょっと押して、口の中にジュースを出したら、喜んで飲んだ。 これでかなり満足したようだったが素直には眠らず、大声を出して暴れ、 やむなく立ってあやしながら授業を受けた。最後の10分でやっと眠ってくれた。ふう〜。 それでも、先生はじめ皆さんからは「大人しいね〜(tranquilo)」と言われた。
今日は暖かいので、公民館までは徒歩。フレアスカートを改造して作った おんぶ用マントを羽織って。 帰りには、友達のところに遊びに行った のい兄をお迎えに。



2004年12月15日(水) 生後1年と24日目  
のい兄を園に送った後、展示中の行事写真を見にホールに上がった。半分ほど見終えたところで、 あら?ことこと のお尻が臭いわ……続きはまたの機会にして、慌てて車で帰宅。 オムツを開けたら、立派なウンチがペッタリ。 その後はおんぶでパカパカと用事を片付けた。懸案事項が片付くと、気分に余裕が出る。
のい兄がお昼過ぎに帰ってきたので、近所に預けられている同級生を家に呼んだ。 街中なのに我が家は閑静なせいか、ことことが「あ!」などと時々喚くのが気になるらしい。 その子が「うるさい」と言う。お姫様(見習い)に何てことを! 失敬な。
その子が帰るとき、見送りに出たら、ことことも「アイアーイ!」と言いながら手を振り回していた。
ハイハイのスピードが上がってきた。 テーブルの下・椅子の脚をくぐってから椅子の横を通る…という周回コースを自分でつくったらしい。 目標物があるのではなく、這うために這うのだ!という感じでクルクル回る。



2004年12月14日(火) 生後1年と23日目  アイアーイ
午前中、オンブで懸案事項に着手。これまで裁縫箱は、ことことの前では厳禁としていたが、 それでは用事が片付かないので、細心の注意の下、裁縫もすることにした。
のい兄の絵画教室へ。今日は、教室の間の ことことのお楽しみ・子どもルームでの遊び〜はお預けにして、 機嫌のいい間に一度帰宅して、家事を片付けた。 帰りの車内で、のい兄が車の窓を開け、まだアプローチで遊んでいる友達に向かって 「バイバーイ」と叫びながら手を振ったら、 あら? ことことも手を振っている?? 「ことちゃん、バイバイできているよ」と、のい兄。 車が動いている間中、チャイルドシートの中で得意気に「アイアーイ」と言い、手も振っていたらしい。 しかし、家に戻ったら頑としてバイバイせず。 バイバイは、動くもの・去っていくものに対してするのだ!とちゃんと理解しているのかも。賢いな〜(親バカ)。
夜は私にくっついて離れず、食後の汚れ物も洗えず。見かねて夫が洗ってくれた。



2004年12月13日(月) 生後1年と22日目  
ここのところ、夜必ず1〜2度起きる。その度に乳をやるのだが、クタクタで朝起きられず。 オンブ抱っこの連続で腰が痛い。



2004年12月12日(日) 生後1年と21日目  今日も滑り台
愛車のディーラーへ。車の点検を待っている間、ことことはショールーム内の遊び場で遊んだ。 置いてあった 室内用すべり台を大変喜び、夫によると「8回も滑った」。まだ一人では上がれないので、 夫が手を添えて。点検後は図書館へ。ことことは私がスリングで抱いていたら眠ってしまった。
午後は、夫がいてくれたので、家事を交代で片付けながら、ことことも遊んでもらった。 昨夜出てきた 木の馬・牛・豚や、積木落とし など。 夕方、NHK教育のグッチさんの番組中、「ピングー」を見て、のい兄が大笑い。 腹がよじれそうな勢いで笑っている兄を見て、ことこともケラケラ笑っていた。 また、のい兄が歌うのに反応して、ことことも一緒に何やら歌っていた。
ピングー兄妹は、のい兄とことことに、ホントに似ている。 最近、夫は、ピングーの父の声真似を、ホントに上手くやる。私は…??



2004年12月11日(土) 生後1年と20日目  ローラー滑り台・積木を舐める
のい兄がサンタに頼むものを選ぶため、皆で玩具屋巡り。 ビー玉状のものを使う玩具も適齢期だが、ことこと の傍で遊ぶと危険。 欲しがったが、「ことちゃんが飲み込んだら大変でしょ」と説明したら、納得して諦めてくれた。 のい兄は、もう話せば分かる年頃なので助かる。 いろいろ見て回ってカタログも集めて、ようやくサンタに頼む玩具が決まった。うれしそうな のい兄。
お昼は、天気が良く暖かかったので、お弁当を買って公園で。食べた後はアスレチックなど。 ことことも、長いローラー滑り台を滑って、「ウキャー」などと笑いながら叫んでいた。
念のために寄った大型商業施設で、のい兄がヒーローもののビデオ放映にはまり動かなくなった。 その間に、ことこと への、サンタからのプレゼントを購入。一見地味だけど、遊びがいのありそうな逸品。 ことことが気に入るといいんだけど。のい兄に気づかれないように隠して運んだ。
玩具屋巡りをしていて、ドイツで買った玩具の中で、ことことが今使えそうなものが色々あるのに気づいた。 帰宅して早速、形合わせの積木落とし などを出した。 最初は、箱の蓋(積木形の穴あき)を取り去ってしまい、積木を放り出すのみ。この反応は、のい兄の時と同じ。 ことことらしいのは、出した積木をいちいち舐めること。「食うな!」と皆して口から積木を取り上げても、 しばらくするとニヤリとして舐めていた。



2004年12月10日(金) 生後1年と19日目  保育園の人たち
私が小学生のときの担任の先生のところへ。八朔と甘夏をもういただいた。 帰宅してベランダに出たら、保育園の子どもたちが隣の史跡に来ていた。 ことこと も行きたそうにしていたので、連れて行った。 ちょうど、ことことと同じくらいの1〜1歳半くらいの子たち。 こんなに小さいのに、オムツじゃなくてパンツ着用。 当然、パンツはすぐ濡れるので、ちゃっちゃとズボンまで一式着替えさせられていた。 子どもたちは、尻を土とシッコでドロドロにし、石を舐め、落ち葉を放って、ワイルドに遊んでいた。 さらに、総高低差2m半はある石段を、ヨチヨチと尻と腕を使って上り下りするので、恐れ入ってしまった。 たくましいなあ〜。 ことこと は出て行きたがったくせに、史跡に着くと私にしがみついていた。 皆と一緒に、土の上に下ろして遊ばせていたら、だんだん慣れてきたようだ。 “リムジン”と呼ばれる、手押し車に乗せられた子どもたち、 「さあ、保育園に帰るよ。ことちゃんにバイバイしよう〜」との男の保育士さんの声かけに、 一斉に「バイバーイ」と手を振ってくれた。
午後、のい兄の園バスのお迎えに出た。園バスの色形を覚えたらしく、他の車には見向きもしなかったのに、 園バスがカーブを上がってくるのを見つけるなり、手を挙げてニッコリ。 分かることが増えてきたのか、本当は何でも分かっているが表現できなかっただけなのか。 どっちだ・どっちだ・どっちだ?
しっかり食べさせたおかげで、のい兄の風邪は治ってきたようだが、念のため午後は家の中で過ごさせた。 先生に戴いた柑橘を、一つ一つビニル袋に入れて、熟成させる作業を一緒にやった。 ことことは、柑橘を触ったり、袋に入れたのを出したり、悪戯していた。 作業終了後も、ことことは のい兄が遊ぶのについて回る。 ずっと「こ〜と〜ちゃん!だめ!」と声で制していた のい兄だが、 夫が帰宅するころには、堪忍袋の緒が切れそうになっていたらしい。 「僕、ずっとエイッと叩きたいんだけど(ことことを)、我慢してるの」と、 叩く真似をして訴えていた。ケロリとした顔で、どこ吹く風の ことこと……。



2004年12月9日(木) 生後1年と18日目  
朝食に梅干入りの吸い物を出したら、怒って拒否していた。 この人は酸っぱ好きではないらしい。残念。
午前中、インフルエンザの予防接種2回目へ。 ことことは、小児科医が「もしもしするよ〜」と聴診器を当てただけで泣いてしまい、 「注射よりも、他人に身体を触られるのが嫌なのっ!」という感じ。 診察室を出て、待合室で服を着せたらケロリとしていた。
午後は、のい兄が風邪っぽいので預かり保育には出さず降園、私はEspan~olを休んで在宅。 ことこと は、昼食後からは絶好調で、私の顔を見てはニコッと笑いながら悪戯するので、かなわない。 台所の食器棚のガラス扉を触ってはこちらを見てニッコリし(居間に強制送還されるのが嬉しいらしい)、 昼寝させられている のい兄のところに行って、ペチペチ頭を叩き。 とにかく「風邪には食べるが大事」と、野菜タップリのマイルドなカレーをつくって (カレーだと何度もおかわりするので)、のい兄にはしっかり食べさせた。柑橘類もたっぷり。
さてやっと生理が再開。のい兄のときは1歳7ヶ月になるまで再開しなかった。 のい兄の生後1年というと、ちょうど海外引越のゴタゴタ期だったし、 またドイツに着いたら着いたで大変だった。 今回は、余裕があるということかなあ。 日本の、しかも住み慣れた大分にいるし、二人目だから育児経験ゼロではないし、 のい兄は ことこと を遊んでくれるし、それより何より、夫が的確に手伝ってくれているのが大きい! 
数ヶ月前、夫と、子どもがいなかった頃について話した。 総括すると「あの頃は“独身”だった!」。子どもが生まれて、私も夫も、随分まともになったな〜と思う。



2004年12月8日(水) 生後1年と17日目  アイドル?
のい兄が来春から通う公立幼稚園の健康診断へ。ことことは、オンブ+ママコート。 待っている間、ことこと は待合室で はいはいして愉しそうにしていた。 その様子をよそのお母さんが見て「赤ちゃん見てると、なごむわね〜」。
健康診断を終えて待合室に戻ってきた、のい兄の友達の一人が、ことこと に顔をくっつけてニッコリ。 ことことがその男の子の笑顔を見て、またニッコリ。 彼が「○○(のいの本名)んちの赤ちゃん、笑うでえ〜!」と嬉しそうに叫んだので、 他の男の子たちもワラワラと集まってきた。 それぞれ、ことことの真正面で笑顔をつくっては、「あ、笑った!」と喜び、 ことことを抱っこしてみたり、頭をなでたり。ちょっとしたアイドル状態?
運動場で遊ぶ のい兄たちを待っている間も、今度は小学生女子たちに囲まれた。 オンブしているのを覗き込んできて、大声で「可愛い〜」。 ポカポカ小春日和で、ことことは いい気持ちになって眠ってしまった。
帰宅後も絶好調で、のい兄に大きなブロックで遊んでもらい上機嫌。コロコロウンチを何度もした。



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