ことこと日記
2004年12月7日(火) 生後1年と16日目
珍しく、昼食をあまり食べず。のい兄がアートプラザで絵を描いている間、
隣の子どもルームへ。ことことは、機関車トーマスや車のハンドルの玩具で遊んだ。
面白いので、女の子らしい玩具もあったが出さずに様子を見ていた。そのうち、
ままごと用のプラスチックの食材入れを発見してガサゴソ。車と食べ物に興味があるらしい。
園にお迎えに行ったとき、年長児で変な子がいて、こちらが門を開けようとするとわざと閉める、
さらに「だれのババア?」と言うので、即「どの口でババアと言うか〜」と頬をひねり上げてやった。
妙にひねくれた感じの子。ただただ元気がいい子ばかりだった、素朴な前の園が懐かしい。
昨夜つくったベビースリングを試してみるが、まだ慣れないせいか、使い心地は今ひとつ。
絵画教室の先生曰く「おしゃれね〜。私たちの頃は、スナグリと言ったものよ」。
2004年12月6日(月) 生後1年と15日目
公立幼稚園の制服のお下がりが手に入ったというので、のい兄の同級生宅へ。
そこの子は大柄なので、小さいサイズの分をもらった。
しかし、どういうわけか、そこの子が のい兄に乱暴なことばかり言う。
のい兄に意地悪を言った後で、ことことの頭をなでていたが、
ことことは例によって「なんですの?」と不審そうに見ていた。
お母さんはいい人なのになあ。愛情表現がまだうまくないってことかなあ。
夜、頑張ってベビースリング(リングあり)を製作。屏風折にした生地があまりに厚くて、ミシン針が一回折れた。
2004年12月5日(日) 生後1年と14日目
午後遅く、佐野植物公園へ。温室にて、ことことの大好きな花々を見たはいいが、
外は寒かった。その中、のい兄は草スキーを楽しんでいた。ことことは、砂場着を着せていたが寒くて、
しかめっつらをしていた。車に戻って授乳したら、やっと元気になった。
パークプレイスの魚屋さんで夕食。隣の席のカップルにやたら手を振られていた ことこと だった。
2004年12月4日(土) 生後1年と13日目
歯医者へ。ことこと連れだと大泣きされるので、のい兄と2人で。
「今日は混んでいるので」と、金属を埋めたら一旦、台から下ろされてしまったが、
「赤子のいない間に右奥の虫歯も…」とお願いして、再び診察台へ。
右奥の虫歯は軽かったので、削って埋めるだけで済んだ。というわけで治療は終了。やれやれ。
午後はまたしても押入掃除。ダンボールに入れていた衣類をすべてクリアケースに移した。
除湿機フル回転。
夕食後、思いついて、フライパンで焼き芋をつくった。ことことの意欲的に食べることといったら!
2004年12月3日(金) 生後1年と12日目
ようやっと、「いただきます」「ごちそうさま」が両方ともできるようになった。
手を斜めに合わせてニッコリ。
2004年12月2日(木) 生後1年と11日目 BONITO
午後、スペイン語講座へ。今日も本来のS先生は休みで、替わりにペルー人のL先生が教えてくれた。
L先生は、ことことを一目見て「Que bonito!(bonitoはスペイン語で「可愛い」の意) ボニート!」と言われた。
(本当は女の子なので「Que bonita」が正しい。要するにL先生は、ことことを男の子だと思っていたらしい(笑))。
のい兄はドイツ語で「ズース!(同じくドイツ語で「可愛い」の意)」と言われたものだ。
存在自体が可愛い貴重な赤子時代を、国際的に可愛がられるのは嬉しいことである。
発音練習で「r」の音を出しているときに、ことことも一緒に唇をブルブル震わせて音を出していた。
私より先に周りの人たちが気づいて、爆笑していた。
夜は、のい兄と夫が紙飛行機をビュンビュン飛ばしているのを見て、ことことも笑いながら、
膝を付いて、両手を振り上げては布団の上にバタンとうつ伏せに倒れる……というのを繰り返していた。
自分も飛んでいるつもりだったのかな。
2004年12月1日(水) 生後1年と10日目 S子さん三昧
のい兄は幼稚園を欠席。S子さんと朝から一生懸命遊んだ。朝食後は、昨日買ってもらった雑誌の付録を組み立て、
次に4人で隣の史蹟散歩。のい兄とS子さんが遊んでいる間に、ことことと私はバナナを買いに食料品店へ。
帰宅してから、のい兄とS子さんでバナナケーキつくり。
ケーキをオーブンで焼いている間に、のい兄は自分の名前を書くお稽古。S子さんは書道の先生もしているのだ。
……次から次へと「S子さんが来たら一緒にすることリスト」をかなえてたくさん遊んで、のい兄は嬉しそう。
お昼ご飯を食べていたら、あれ? 私が「いただきます」と言ったら、ことことが手を合わせているではないか。
食事中なら、何度「いただきます」と言っても、必ず手を合わせていた。
ただし、手の合わせ方が変。
合掌形ではなくて、右の掌が左の指の上に重なる“かしこまりました”なので(笑)。
のい兄は、午後もオセロなどで遊んでもらった。夕方、空港バスの発駅までS子さんを送っていった。
のい兄は、さようならをしてから車内でぐっすり眠り込んでしまった。
帰宅してからが大変だった。S子さんのいない居間を見てハッとしてから、後は大泣き。
「S子さんがいなくて寂しい〜」。なかなか泣き止まず。
ことことは、そんなのい兄を見て不思議そうにしていた。
S子さんがいる間は遠慮して溜めていたのか?、夕食後に大量のウンチを出した。
2004年11月30日(火) 生後1年と9日目 S子さん到着
「感慨も何もなき秋 歳をとる」。はあ〜。
朝、ことこととのい兄の祖母、私の実母のS子さんが到着。ちょうど1年ぶり。
ことことは最初泣いたが(前に会ったときは生後すぐなので覚えているわけがない)、
しばらくしたら慣れて抱かれた。
午後、のい兄を園へ迎えに行って、そのまま絵画教室へ。ことことは、S子さんに抱っこされ、膝の上で眠った。
2004年11月29日(月) 生後1年と8日目
削った虫歯に詰めた仮のゴムがもう取れてしまったので、ことことを抱いてまたまた歯医者へ。
ゴムを入れなおすだけなのに、大汗大泣きで大暴れのことことであった。ドリルなんてとてもとても。
で、苦労して入れてもらったゴムは、2食食べたら、またまた取れてしまったのであった。はあ。
のい兄が友達の家に遊びに行ったので、そのお迎えに。初めてママコートで外出。
もう ことことが1歳すぎているからか、私が細すぎるためにオンブ紐を一番短くしても
ことことが肩より下がるからか、一番上のボタンが止まらず肩口が広く開いてしまい、スースーする。
あんまり密着しても、ことことが苦しいし、難しいところだ。
着ると、ことことは少し視界を遮られるせいか、嫌がって泣く。これは亀の甲でも同じなんだが。
外に出てしまえば泣き止むのだが。
夜、NHK総合の「地球不思議大自然」を見る。琵琶湖の話。
カエルの目に花火が映っているシーンにいたく感激したのい兄、
すぐにその絵を描いていた。
2004年11月28日(日) 生後1年と7日目
夫は出勤。のい兄とことこと と過ごした。
夜、「鉄腕DASH」の特番を見ていたら、石段を登るヒキガエルの姿が、つかまり立ち中の ことこと
にそっくり。皆で「ことちゃんに似て可愛いね〜」と口々に言う。
2004年11月27日(土) 生後1年と6日目
歯医者へ。ことことは泣いて暴れるので夫と留守番。のい兄がついてきた。
麻酔して左奥をドリルで穴あけ。相当酷かったらしく、頭が船酔いのようにグラグラした。
午後は図書館へ。ことことは、絵本のコーナーをハイハイして回った。本棚の陰に私が隠れると
一生懸命這ってきて、顔が見えるととてもうれしそうに笑う。こちらまで嬉しくなる。
わさだタウンへ。高速で買い物をする。ここは疲れる。
2004年11月25日(木) 生後1年と4日目 ママコート到着・ベビーシート卒業
朝、夫が出がけに「チュース!(ドイツ語のバイバイ)チュース!」と言ったら、言うたびに、
ことことも皆と一緒に手を挙げるのでびっくり。もう分かるんだね。
ネットオークションで落札したママコートが到着。とても嬉しい。
ちょうど、ことことをオンブしていたときに届いたので、さっそく着てみる。ふむふむ。
のい兄が使っていた乳幼児用チャイルドシートを車に取り付けた。
ことことは、初め、慣れない雰囲気(少々周りが見難い)に泣いたが、すぐに慣れた。
レンタルしていたベビーシートは、よくよく見たら1歳半まで使えるものだったが、
2つも要らないのでやはり返却。店まで持っていった。
ことことはエンジン音と一緒に鼻歌を歌っていた。
外出ついでに「湿気取り」をたくさん買い、さっそく押入に配備。
ことことは、水が溜まるプラスチックの部分をしばらくもてあそんでいた。
午後はスペイン語講座へ。いつもの先生はお休みで、代わりにメキシコ人の学生さんが講師に。
寺子屋みたいな授業で笑えた。ことことは、途中眠くてぐずった。乳を出しても怒って飲まず、
立ってあやしていたら、やっと眠った。
2004年11月24日(水) 生後1年と3日目 お医者3連発
ことことは、朝から小児科にてインフルエンザの予防接種。
針が刺したときには全然平気だったが、終わって3秒してから泣き出した。のんびり屋である。
一旦帰宅して、お昼すぎに私が歯科へ。
昨夜、虫歯を発見していたので。「子供を産むたびに歯が悪くなる」というのは本当だったのね。
カルシウムが母乳にとられるからかしらん。それより何より、日常生活上の不摂生、
歯を磨かずに(時には風呂にも入らずに)疲れ果てて寝てしまうのが、一番の原因であろう。
ともあれ、ことこと連れで、いかに歯医者に診てもらうか。
昼過ぎだと空いているので、助手さんたちがあやしてくれるとのことだったが、一応
抱っこ紐を持っていく。ことことは前向き抱っこにして診てもらったが、
ことことは、自分の頭上でうなる数々の器械、器具に対して、汗だくになって泣きながら大暴れ。
結局、私が見つけたほかに更に2本の虫歯が発見され、しばらく歯医者通いになりそうだ。
そろそろ、ことことにも歯磨きの習慣をつけなくては。
午後は、のい兄が近所の内科でインフルエンザの予防接種。2回目。小児科に比べたらかなりお安い。
浮いた分のお金で、欲しがっていたキャラクターものの絵本を買ってやった。
2004年11月23日(火祝) 生後1年と2日目 押入掃除終了
朝から子供用品リサイクルショップのバーゲンへ。レアな絵本などを安く仕入れた。
帰宅後は、遊びの誘いを断って、押入掃除最終戦。カビ臭い段ボール箱が次々と。捨てまくる。
ことこと と のい兄を夫に任せ、残り3ブースをアルコール消毒。
その間、ことことは、夫とのい兄とベビーカーで近所を散歩。
ベビーカーのなかでは、いつものように愉しそうに、鼻歌を歌っていたらしい
(ちなみに機嫌のいいときは、両手を振り回して踊ることもある)。
のい兄のなわとびは、連日、最高記録を更新し、今日は35回も跳べたそうな。
昼食後、ことことは眠ってしまった。
のい兄と夫は、敷物と遊び道具・仕事道具をそれぞれ持って、隣の史跡へ。
日向ぼっこがてら、敷物の上で過ごしたらしい。ここはうちの庭か?
ことことが起きる前にやっと押入の消毒が終わり、
起きた ことこと を傍で見学させつつ荷物を押入に収めた。ふう〜。
夕方、のい兄が出した積木を、ことことも持たせてもらった。両手に一つずつ持ってカチカチ。
歯は上下とも4本ずつになった。私の指を入れると噛む。
唇をわざとブルブル震わせて唾を飛ばし、得意気にしていたが、のい兄と夫からは悲鳴が。
私が一緒に、ことことに顔を近づけてブルブルしてやったら、嬉しそう。ことことから、チウされちゃった。
お返しに頬をチウチウしてやったら、満面の笑み。
2004年11月22日(月) 生後1年と1日目
押入整理の続き。90サイズの服がこれでもかこれでもかと出てくる。
ことことが眠っている間に、押入内のカビとり。せっせせっせ。
ことことが目覚めた後は一緒に服の整理。空の引き出しに入れる端から、
ことことがポイポイ取り出してくれるので参った。それで、
中身を出しておいて欲しい引き出しを、ことことの前に置いたが、
ぎっしり詰まっているとやる気が出ないらしい。面白い。
初めてスパッツを履いた。アカンボ独特のガニ股が目立って、笑える。
夕方は、のい兄のなわとびにお付き合い。私は見ながら、藁こずみで藁だらけになった軍手を手入れ。
ことことは、ベビービョルンの抱っこ紐に入って、そっくり返り、
跳ぶのい兄を、逆さまに眺めて、大笑いしていた。
この抱っこ紐、「生後10ヶ月、体重10kgまで」とあるが、ことことはまだ9kg強。
ギリギリまで使おうっと。
車のベビーシートは、1年レンタルなので、今週末には返さねばならない。
これからは、のい兄が使っていた中古のチャイルドシートに。カバーを洗濯して綺麗にした。
慣れるために座らせようとするが、「座らされたら置いていかれる!」とでも思うのか、
ことことは椅子に座らせようとすると、大泣き。
のい兄に愉し気に座ってもらったら、少し納得したのか、ベソをかきながら座った。やれやれ。
2004年11月21日(日) 生後366日目 誕生日・第6回全国藁こずみ大会
早いもので、生後1年。……とまったりしている間もなく、朝から安心院町で行われる第6回全国藁こずみ大会へ。
去年は臨月の大きな腹だったので私は見学だった。今日は家族全員(ことことはオンブ)での参加。
会場の大分県農業文化公園は吹き曝し。大分市内よりは寒い。ことことは亀の甲の中。
開会式の途中で、ことことは授乳タイム。素敵な花壇を見ながら外乳。
去年のい兄は、アマチュア写真家からしきりに写真に撮られていたが、
怖い顔で懸命に藁を運んでいる1枚がコンテストに入賞して、今年の宣伝ポスターに。
さらに、開会式で開会宣言をするという大役を任されたが、何とかこなした。
地元のベテラン先生ご指導の下、ぶっつけ本番で藁を積んだ。
藁山ではしゃいでいた のい兄は、今年もカメラの皆さんに狙われていたが、まさか2年連続のポスターはあるまい。
…と思っていたら、オンブ(しかも超ダサい亀の甲で)の私とことことも、「今時珍しい」というので、
レンズが向けられていたらしい(夫談)。うぬぬぬ、気が付かなかった。
ことことは、「こんなに小さいときから藁こずみに来て、いいね〜」と声をかけられていた。
途中、のい兄は竹細工名人のおじさんに、振動で回るタイプの竹とんぼや、水鉄砲をつくってもらった。
お昼の牛丼は絶品だった。ことことにはレーズンパンを持ってきていたが、私のをくれくれ!とうるさく、
持参のスプーンで、ご飯もお肉も結構食べた。のい兄も大人と同じ量をペロリ。
昼食後の交流会では、韓国からのお客様が、藁の筆で字を書いたり。のい兄も筆を使わせてもらった。
ことことは、いつもと違った雰囲気に興奮して、午前中は眠らず、閉会式になってやっと眠った。
帰宅後、夕食をつくりながら、ロールケーキのスポンジを焼いて巻いた。
ことこと にはまだ生クリームは無理なので、ジャムと果物を巻いて、仕上げに粉砂糖。
「誕生日おめでとう!」と言っても、本人には何のことやら。
でも、ケーキは美味しかったようでパクパク食べ、なくなると夫に「あーあー」と要求していた。
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