フランクフルトぼちぼち行こか日記
2000年9月の子連れFrankfurt am Main日記
2000年9月30日-Sa.(のい1歳1ヵ月23日) 蚤の市へ+のいの靴を買う
マイン川沿いの蚤の市へ。物凄い人だかり、物凄い店の数。外国人(我々もだが)が多い。
私は、真白いティーポットを2DMで購入。夫は自転車を物色。迷っている間にどんどん売れていき、
気付いたらもう出店ごと消えていた。いやはや。
帰りに、またまたKonstablerwacheの土曜市場へ。ここは有機野菜の店が多い。
屋台のチーズ屋でカマンベールを買ってみたら、驚くほどマイルドな味。
焼きヴルスト(ソーセージ)+ジャガイモ炒めや、卵いっぱいのワッフルなどを食べた。
帰りに、オムツを替えられる場所を探して、百貨店内をたらい回しにされている間に、
のい が靴の片方を落としてしまった。マジックテープが何かの拍子に取れたらしい。探しても見つからない。
他の靴は引越荷物に入れてしまった。まだその荷物が届かない。週末を靴下で歩かせる訳にもいかない。
慌てて靴売り場へ。すべての店が閉まる時間も近づいたため、選択の余地なし。サイズだけで購入。
売り場の人が計ってくれた、のいの足のサイズは、ドイツ式で「20」らしい。
家に帰って履かせてみたら、案外よく似合う。真っ赤な布に青の靴底。
2000年9月29日-Fr.(のい1歳1ヵ月22日) 電話機
不動産屋の手違いで、2日前から既に電話が通じていることが分かった。
しかし大家(アフリカ人の若きエリート…らしい)が置いて行った電話機はISDN用で、
我々が加入しているのはアナログ回線。いろいろ試してみるが、電話をかけることができない。
電話機自体が合わないのか、それとも接続プラグを替えたらつながるのか、分からなかったので、
Zeilのドイツテレコムに、電話機持参で出向いた。私がドイツ語と英語のチャンポンおよび身ぶり手ぶりで説明。
何とか話は通じた。結論は「別の電話機を買わないと」。家電量販店にて169DMの特売FAX付き電話を買った。
ドイツまで来て日本のメーカーの。なぜかスペイン製。留守電機能はない、トホホ。
2000年9月28日-Do.(のい1歳1ヵ月21日) Hessen-Center
郊外のショッピングモール、Hessen-Centerに行ってみたが、我々の目当てのものは見つからず。
中の書店に、子供の遊べるコーナーがあり、のい を下ろしたら、
3歳くらいの男の子が、嬉しそうに“BABY〜♪”と言いながら、のいに抱きついてきた。
で、バランスを崩して、二人してすっ転び、のい は大泣き。
そのフィリップくんは、のい のことを気に入ったらしく、何かと構ってくるのだが、
のい 当人としては、どうでもいい様子で、勝手に遊んでいた。
2000年9月27日-Mi.(のい1歳1ヵ月20日) 紙オムツを買う
定期券は無記名なので、誰でも使える。夫と交代で使って(留守番の人が のい を見る)、
それぞれ用事を済ませた。私は紙オムツなど、かさ張る生活必需品を買いに、例の商店街へ。
まだベビーカーが到着していないので、のい を連れ歩くときは、ダッコ紐をしている。
着衣込みで10kg強の のい を抱いていては、とても重たいものは持てない。
大荷物を両手に抱え、最後に立ち寄った店では、レジ済の商品を自分の袋に入れるのも大変な状態に。
(ドイツのお店では大抵、ビニールの買い物袋は有料。老いも若きも、自分の袋をもって買い物に行く)
困ったな…と思うか思わないかの一瞬に、後ろのオバサマが、私の袋の口を開いてくれた。
2000年9月26日-Di.(のい1歳1ヵ月19日) 日本領事館+欧日協会+日本語普及センター
日本領事館へ、在留届を出しに行く。ついでに、欧日協会と日本語普及センターへ。
欧日協会では、住民登録証を引越業者に送るため、FAXを借りてしまった。
フランクフルト市内の1週間定期券を購入。31DM40なり。使い倒せるかしらん。
家の前の広場でまた別の父子に遭遇。1歳4ヶ月の女の子、スカーリーちゃん。父親は娘を溺愛している様子。
2000年9月25日-Mo.(のい1歳1ヵ月18日) 中国の母子と知り合う
我が家は、CityWESTという再開発地区のなかの計画された集合住宅地にある。
柄でもなく新築マンションである(私は古家好き)。貧乏留学生一家が……1年間だけだから良かろう。
家の前が広場になっているので、のい を歩き回らせていたら、アジア系の母子を見つけた。
思わず「こんにちは」と日本語で言ったら、「私は中国出身なんだけど、あなたは?」と聞かれてしまった。
子供は3才の女の子で、10月から幼稚園に行くとか。先週引越してきたばかりで、我々と同じく新人である。
夫は住民登録へ。街で、水のろ過器を買ってきてくれた。これでおいしいお茶が飲める。
2000年9月24日-So.(のい1歳1ヵ月17日) トルコ料理
日曜なので、近所を散歩しながら、商店街へ。トルコ料理店は開いていたので、ここでランチ。
のい 連れでレストランに入るのははばかられるが、店の外側のテーブルならまあまあ安心。
Doenerも豆のスープも美味。おじさんも気のいい人だった。
日曜でも開いているパン屋を発見し、安堵する。
2000年9月23日-Sa.(のい1歳1ヵ月16日) 買い物競争
ゆっくりしたいが、日曜は店が閉まってしまうし、土曜も大抵の店が16時には閉まってしまう。慌てて買い物。
フランクフルト一の繁華街Zeilの百貨店(といっても、ダイエーみたい)をまわって、細々とした道具類を購入。
その後、Konstablerwacheの土曜市場へ。新鮮な野菜や肉を買った。
市場の肉屋では、売り手が何をいっているのか分からず、冷や汗をかく。
“あと10ペニヒくれれば、おつりが出しやすいのに。ないの?”と言われていると気付いたのは、
ジャラジャラと大量の小銭を受け取った後だった。
2000年9月22日-金(のい1歳1ヵ月15日) KIX〜FRAの長い一日
朝7時にホテルのバスに乗車。前夜、同じホテルに泊まった夫の両親も一緒。
関西国際空港に到着。LHのカウンター(係員はANA)でチェックイン後、朝食。のい は義父に抱かれてご機嫌。
食事後で義父母と別れてイミグレへ。出入国カードは、昨夜、床に就く前に慌ててだが、書いておいた。
のい は、朝が早かったためか、行列に並ぶと泣く。歩き回ってなだめすかしながら、なんとかイミグレを通過した。
シャトルに乗り、食事の時間を尋ね、オムツを替え、機内の非常食用に「ビスコ」を買ったら、もう搭乗の時間。
LH 741便にて、午前9時40分、関空を出発。これでしばらく日本とはごぶさただ。
機内には日本人スチュワーデスもいるにはいるが、ほとんどが日本人以外の、ドイツ語を話すスチュワーデスだ。
まず「パンパース(→紙オムツの総称。私はムーニー党だが)はどこで替えられるのか」ときいたら、
トイレの場所を教えてくれたうえに、紙オムツ(もちろんドイツの)をくれた。
さらに、LHのキャラクター『LU』のパペット(指人形)まで。これが非常に愛嬌のある、お茶目な顔をしていて、
のい の前で動かしてみせたら、もう嬉しくて嬉しくて、ヨダレをたらして笑う。すっかり仲良くなってしまった。
LHったら、事前の電話では期待させなかったくせに、やるなあー。
食事は、離陸2時間後と、着陸1時間前の合計2回。のい にはチャイルドミールを頼んであったが、
ケチャップ味が濃く、またフライドチキンなどまだ食べられないものも多く、かえって、
大人の食事に入っていた、サーモンのお団子などの方が、食べやすかったようだ。
約11時間のフライト、少々飽きて泣きもしたが、大きなトラブルもなく、
14時25分にフランクフルト空港に到着。大量の預け荷物を受け取って(驚いたことに、券との対照なし)
タクシーで新しい自宅へ。運転手さんは気のいいおじさんだった。空港から15分ほどで到着した。
家は、家具付き食器付きなので、すぐに生活は始められる。が、食べるものは買い出さねば。
家の周りには、マンションの下に小さな店があるだけなので、バスで大学のそばまで出る。
勘で歩いて行った方角に見事な商店街があった。日常の買い物はここで済ませられそうだ。
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