フランクフルトぼちぼち行こか日記
2000年11月後半の子連れFrankfurt am Main日記




2000年11月30日-Do.(のい1歳3ヵ月23日) “NIPPON”
  ドイツでは、誕生日を迎えた人が御馳走をする。というわけで、今日のドイツ語のクラスに
  お菓子とジュースをかついで行った。Happy birthday to you♪ の歌は、ドイツでも同じ曲で
  Viel Glueck zum Geburtstag♪ というのだと知る。皆さんに歌っていただく。ありがたい。
  持っていったお菓子は“NIPPON”。ポン菓子をチョコでコーティングして四角に固めたものなのだが、
  初めてスーパーで目にしたときは衝撃だった。これを日本人の友達と食べてみたかった。念願かなった。
  帰りに、ベビースイミングをやっているところを見に行くが、いまひとつ。路面電車の乗降が難しいのも×。
  地下鉄で、韓国人女性に声をかけられた。彼女とは近所の商店街でよく顔を合わせていた。
  3才くらいの男の子がいて、Dr.ラーマンのところでも会ったかも。旦那さんは大学の教員らしい。
  「ボールペンを貸して」というので渡したら、電話番号を書いてくれた。
  彼女曰く「旦那さんはインドネシア人よね?」。……プププ。
  なすb夫の顔をご存じの人は笑って下さい。ご存じじゃない方は、想像してみて下さい。



2000年11月29日-Mi.(のい1歳3ヵ月22日) ドイツで初めての採血
  朝一番で、Dr.ラーマンのところへ。採血される。国際予防接種手帳(通称:黄色い小さいの)をつくってもらうが、
  日本の母子手帳に「平成」で日付表記がされていたので手間取った。書き直しておけば良かった。しまった。
  帰りに憂さ晴らしのため、本屋で雑誌を買った。働く母親向けの総合誌など。



2000年11月28日-Do.(のい1歳3ヵ月21日) 電車ごっこ
  今日の託児では、椅子を倒して並べ、電車ごっこをしていた。のいは満面の笑みで夢中で遊んでいた。
  のいの相手になってくれているお兄ちゃんも、同年代の子とはオモチャの取り合いになったりするのに、
  Fさんによると、小さい子には優しいらしい。託児室内の平和に一役 の のいであった。
  帰りに図書館に行って、絵本のコーナーに下ろしてやったら、ウンチ。親としてはピンチ。
  この図書館には、オムツ替え専用の場所はない。本棚の間に隠れてササッと替えてしまった。



2000年11月27日-Mo.(のい1歳3ヵ月20日) Dr.ラーマン
  いろいろな方から情報をいただいた結果(ご協力くださった方々、ありがとうございました!)、
  のい の主治医をDr.ラーマンにすることにした。実は家から最も近い小児科だったりする。
  診察室に入ったら、いきなり握手。大分の主治医からの紹介状とエコーの写真を見せたら、
  すぐに身長/体重/頭囲を、Dr.ラーマン自らの手で測ってくれ、日本の成長曲線にプロットしてくれた。問題なし。
  のいの元気っぷり(診察室のオモチャを触りまくり)に微笑み、「問題ないじゃない、何をしたいの?」と言われた。
  血液検査を継続したい旨、夫が話したらば、大病院に行かずにできるという。安堵する。
  待合室は、国際色豊かで、頭巾系の人もいれば、明らかにインド人の親子もいた。



2000年11月26日-So.(のい1歳3ヵ月19日) カトリック教会のバザー
  久しぶりに朝寝坊。M先生が下さった塩ラーメンを食べてみた。懐かしいケミカルな味。
  夕方、高級住宅街のカトリック教会のバザーに出かけてみた。
  手づくりの天使のマスコット(レース編み)が可愛買ったので、買った。
  のい は、小さなオモチャとチョコレートを頂いた。のいは、生まれて初めてチョコレートを食べた。
  オレンジ入りのチーズケーキ(もちろんお手製)を、のいと夫と分け合って食べていたら、
  同じテーブルの老婦人から、いろいろ話しかけられた。
  私が辞書をひきながら、チラシやパンフを読んでいるというのに、全く臆せずにドイツ語で質問してくる。
  若い人たちが、外国人とみるとすぐに英語を使ってくるのとは対照的。
  帰り際、のい に「小さな男の人、さようなら」と声をかけて、杖をつきながら去っていかれた。



2000年11月25日-Sa.(のい1歳3ヵ月18日) 清潔
  欧日協会の階段セール(古本&蚤の市)へ。日本語で書かれたヨーロッパ案内の本を買った。
  Nordendの教会のバザーに行ってみるが、要るものはなし。古着がたくさん売られていたが、
  綺麗に洗濯されているものばかりで、古着の臭いが全くしないのは、さすが清潔好きの国だと思った。
  それも外国人のたくさん流入しているフランクフルトでは、その辺がかなりルーズになっているはずで、
  元からの、高齢のドイツ人は、どんなに我慢していることかと考えてしまった。
  帰りに、雰囲気のいい本屋(隣に喫茶店)を発見し、夫と喜ぶ。のい連れでは入れそうにもないが。
  夕暮れのベットマン公園で、池の鴨に餌をやって遊んだ。



2000年11月24日-Fr.(のい1歳3ヵ月17日) ミリヤムさん
  ベビーカーをおして、ロスチャイルド公園にある社会福祉団体のバザーへ。
  公園で老婦人から「今日はバザーがありますよ」と日本語で話しかけられ、驚いた。
  会場に入ると、彼女が手招き。ドイツのクッキーをすすめるので、買うつもりで選ぶと、
  「ドイツ人はアドベント(降誕節)にはプレゼントをするものなのです」と言って、きかない。
  押し問答の末、ありがたく施しを受ける。そして電話番号を交換した。こちらドイツ語、相手は日本語で会話。
  彼女はミリヤムと名乗り、カタカナと漢数字を書いた。日本に3週間いたことがあるということだった。
  「いつ電話したらいいか」と尋ねたら、「朝早くか夜9時以降」という。ええええ?常識と逆なんだが。
  大学にも通っているそうだし、身体が少し不自由にも見えるが、どうやら相当忙しい人らしい。
  別のコーナーで、のいに手編みの手袋を買った。探し求めていた、シンプルで可愛いデザイン。嬉しい。
  今までは私の手編みのをさせていたのだが、かぎ針で編んだゴツゴツしたものだったのだ。
  帰りに、裏通りで見つけた大手スーパーのレジ前にて、話好きの老紳士に挟まれた。笑えた。



2000年11月23日-Do.(のい1歳3ヵ月16日) 小雨
  ドイツ語会話の後、木曜市場へ。小雨だったので、レインカバーが大活躍。
  大きな、ショウガ(Ingwer)の塊を買った。早速すり下ろして冷凍した。



2000年11月22日-Mi.(のい1歳3ヵ月15日) 気持ちいい空間
  シュテーデルの入口で泣かれ、仕方ないので鑑賞を諦めて散歩。隣のシュテーデル研究所に入ってみたり、
  G.ベーニッシュの郵便博物館に入ってみたり。この建物は最高に好きだ。気持ちいい。
  同じ通りにある、マイヤーの工芸美術館は、どうも相性が悪い。中に入るたびに、のいの機嫌が悪くなる。
  生理的に気持ちいい空間と、気持ち良くない空間というのは、実際存在する。
  “健康な建築”を提唱する内井昭蔵氏が設計した大分市美術館が、大分の新名所として一般人に受け、
  大分の誇る有名建築家の、大分市内の建物が壊された。それも人間の生理とすれば仕方のないことだ。
  腕時計のベルトを自分で替えるキットを購入。ベルト替えがやみつきになりそうだ。
  地元の図書館で、初めて絵本を借りた。



2000年11月21日-Di.(のい1歳3ヵ月14日) VHS行き決定
  夫と待ち合わせて、VHS(市民大学)のサービスセンターへ。
  私の受けたいクラスは子連れ不可。夫とスケジュールを合わせ、交代で、のいの世話をすることになった。
  VHSの窓口の女性は、我々の面倒な条件とたどたどしいドイツ語を、我慢強く聞いて、親切に対応してくれた。
  結局、1月は、私だけがVHSの外国人向けドイツ語講座を受け(1月2日から! 120時間690DMは安い)、
  夫は民間の語学学校に行くことになった。21世紀は、スタートから忙しくなりそうだ。。
  近所の古いアパート(新聞によると、再開発のため取り壊されるらしいが、立ち退き問題でもめているらしい)にて、
  何やら撮影が行われていた。外から室内を照らしていた照明係の人に、「映画?」と訊ねたら、
  犯罪もののTVドラマとのこと。俳優さんも近くにいたのかもしれないが、誰が誰やら分からない。



2000年11月20日-Mo.(のい1歳3ヵ月13日) 防寒仕様べビーカー
  引き続き、のい は鼻づまり。口が閉じられないので、ヨダレがひどい。
  久しぶりにヨダレ掛けをつけてやったが、手先が器用になっていて、いつの間にか外している。
  外は寒いので、家で養生させようとしたが、のい が出たがって暴れるので、
  べビーカーを防寒装備にして外へ。日本から持ち込んだ、フカフカの“亀の甲”(オンブ紐の上から着るもの)
  を座席の周りに巻いた。コタツ状態だ。そして帽子と揃いで編んでやった手袋をはめて。
  ドイツのベビーカーは、冬用寝袋みたいなのを取り付けるのが一般的のよう。
  アカンボの顔が見えないほど、布団だのクッションだのを掛けているべビーカーも、よく見かける。
  そもそもベビーカーのサイズが違う。座席もタイヤも、巨大だ。それを軽々とバスにも乗せるんだから凄い。



2000年11月19日-Sa.(のい1歳3ヵ月12日) ビタミンC
  昨日、大聖堂で冷えたのがいけなかったか、のい が鼻水とクシャミ。植物園の温室に行くつもりだったが止め、
  慌てて、日本から持ってきたビタミンCを飲ませ、キウイやミカン、サツマ芋を食べさせた。
  のい本人は機嫌良く、椅子の下に潜ったり、「まんま、まんま」としゃべってみたり、膝を曲げて踊ったり。
  うちでは、「ママ」「まんま」という言葉は使わないので、彼が何を言っているのかは不明だ。
  踊りについては、夫が「もう一回やって!」と何度もリクエストしたため、
  のいはその動きが「もう一回」という名なのだと勘違いしてしまった。
  食事後、皿を重ねていたら、足元にちっちゃいの(→のいのこと)がタイミング良くお盆を持ってきたり、
  汚れ防止の敷物を片付けようとしてくれたり、よくまあ働く子だことと感心する。



2000年11月18日-Sa.(のい1歳3ヵ月11日) 大聖堂
  欧日協会の歴史散歩会で、大聖堂を見学。よくよく考えてみれば、ゴシック建築の教会に入るのは初めてだ。
  建築史の教科書ではよく見ていたが。フランクフルトの大聖堂は戦災に遭ったため、現存するのは再建されたもの。
  コンクリートでつくられた上に、ペンキでレンガの色と目地の線を入れてあった。ほええ。
  レーマーのもみの木には、もう飾りが付けられていた。来週23日からはクリスマスの市で賑やかになる。
  Kaufhof(百貨店)にて昼食。エレベーターの前で、Bonn大学で医学を勉強中の、中国人の女の子と立ち話。
  帰りのエレベーターが、途中で動かなくなったので、ちょっとビビッた。



2000年11月17日-Fr.(のい1歳3ヵ月10日) シラー通りの金曜市場へ
  初めて、シラー通りの金曜市場へ。朝は雨。昨日買ったレインカバーをベビーカーにつけたが、その後は晴れた。
  これまで行った市場の面子とはかなり違う屋台が出ていて、金融街のビジネスマンがお客に多いのも面白かった。
  のい用のレーズンパンを、Legenbrochenという別のパンと間違えて買ってしまった。が、これが非常に美味。
  のい もベビーカーの中で食べては、うれしそうに笑う。あまりにニコニコなので、今日もよく声がかかった。
  いろいろな穀物が入ったパンを2種類-計1kg、各種リンゴ2kgで5DMなど。どれも美味で、今日は大当たり。
  本屋で、日めくりカレンダーと、のいの絵本を買った。のいの相手をしながら、ドイツ語の勉強もできる訳。



2000年11月16日-Do.(のい1歳3ヵ月9日) 社長?
  1週間ぶりにドイツ語会話へ。のいは、本棚の奥の方にあるライツ式ファイルを触って、Fさんに制止されたらしい。
  「あのファイルの存在に気が付いたのは、のいくんが初めてです」とのこと。家で触らせないから狙っていたのかな。
  「こんなによく働く人は、雇われ人になったら勿体ない。会社を興して、社長におなりなさい」ですと(笑)。
  帰りに、ベビーカー用のレインカバーを買った。16.90DMなり。これで安定しない天気でも、安心して外出できる。
  BockenheimerWarteの木曜市場で、サツマイモを物色していたら、60歳前くらいの日本人女性と知り合った。
  そして、ジャガイモ5kgをベビーカーに積んで帰った。とにかく、食べるものの買い物は重たい!



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