フランクフルトぼちぼち行こか日記
2000年12月後半の子連れFrankfurt am Main日記
2000年12月31日-So.(のい1歳4ヵ月24日) 年越しヌードル
年越し蕎麦の代わりに、スープにそうめんを入れたものと、日清のドイツ向けラーメンTop Ramenを食べた。
心なしか、ドイツ向けの方が、化学調味料が薄くて、食べやすいような気がした。
夜は、スクラップの整理をしながら、カウントダウンを待った。すでに11時半ごろから花火の音。
24時にベランダに出たら、近所の人たちも出てきていて、「おめでとう」と声をかけてくれた。
マイン川の方では大きな花火が上がっていたようだ。各所で打ち上げ花火が上がって、とてもきれい。
Sektを買い忘れていたので、ビールで乾杯した。のい はその間、くーすか寝ていた。
2000年12月30日-Sa.(のい1歳4ヵ月23日) 20世紀最後のお買い物競争
一昨日買ったヤッケは、大きすぎて下から寒風が入ってきてどうしようもない。
夫にはちょうどいい大きさだったので、夫にプレゼントする。改めて自分のを買うため、
3人で街に出た。急いでザクザクと見て回り、我々が“ドイツのユニクロ”と呼んでいるH&Mにて、
Mサイズの赤いダウンコートを試着している私を見て、夫曰く「中国人の子供ってかんじ」。
オカッパ頭にダブダブの赤いジャンパーは、まさに。珍しくSサイズがあったので購入。
こちらでは、標準サイズが身長168cmに設定されている(私は身長160cm)のだ。
年末年始には冷凍冷蔵庫と食品棚の整理をすることにして、食料の買い出しは最小限度にとどめた。
縁起物として、豚のマジパン菓子(豚は幸を運ぶ動物とされているらしい)と、小判の形の薄甘いパンを買った。
のい はさっそく、パンにかじりつき、豚をいじり倒していた。おいおい!
地下鉄のエレベーターで一緒になった、乳母車の若夫婦が「日本の乳母車だ! Praktisch!」と言っていたので、
「そうだ、軽いのだ!」と自慢してやった。チャチだし、乗り心地はドイツのほうが良さそうなんだがね。
2000年12月29日-Fr.(のい1歳4ヵ月22日)
雪。のい を夫にみてもらって、食料の買い出し。
DBの駅で、来月からの定期券(Monatskarte)も買った。110DMなり。
1ヵ月間、フランクフルト市内を乗り放題という、お得なチケットである。
のい は、オーブンの扉に映った自分の姿に手を振るのがブーム。ものすごく嬉しそう。
2000年12月28日-Do.(のい1歳4ヵ月21日) ヤッケを買う
また暖かさが戻った。1月はドイツ語コースの予習復習と家事に追われるため、買い物に出る余裕はなかろうと、
私のヤッケ(ジャンパー)と、のいのスキーズボンと、夫のフリースを買いに出た。
のい の機嫌を見ながら、大急ぎで店を回るが、その刺激が強すぎるのか、のいは昼寝の時間になっても眠れず
ぐずること甚だしい。パン屋のおばちゃんが、やたらと のい をあやしてくれた。
リンゴジュースをたっぷり飲ませたのが効いて、やっと眠ったときには、こちらもヘトヘト。
私のヤッケは、コートの上に羽織ってみただけで、えいやあ!と買ってしまった。しかしXLサイズ。
のい をダッコして着る分にはちょうどいいじゃん、と思ったのだが、どうも大きすぎる気が……。
2000年12月27日-Mi.(のい1歳4ヵ月20日) 見送り
両親が帰国。朝、皆でフランクフルト空港へ。
雪でアウトバーンが渋滞したりしたら大変。それが心配で早めの時間にタクシーを予約変更してあったが、
起きてみたら雨だった。助かった。のい は久しぶりにダッコ紐に入れた。
第2ターミナルの4階、軽食をとりながら飛行機を見られるマクドナルドにてお茶。
BSE騒ぎのため、「豚肉100%」のハンバーガーが登場していた。なるほどね。
2000年12月26日-Di.(のい1歳4ヵ月19日) 空港のスーパーマーケット
両親には、ゲーテハウスなどを自力で回ってもらうことにした。自力で地下鉄に乗るのも、楽しい冒険のはず。
私は家で片づけなどした後、昨日買った乗り放題券を使って、空港を下見に行った。
何でも揃う、週末も開いていることで有名な、空港のスーパーマーケットにも行ってみた。
のいを見ながら留守番&仕事をしていた夫に、お土産としてタイのラーメンを買って帰った。
両親は、マイン川岸でスケッチをしていたら、あまりの寒さにインクが凍ってしまい、
その後、私同様、路面電車とSバーンを乗り継いで、空港まで下見に行ったらしい。なんと。
夜、母が私の髪の毛があまりにあんまりなので(笑)、切ってくれた。20年近くぶりかなあ。
2000年12月25日-Mo.(のい1歳4ヵ月18日) バーガーキング
道が凍るほどの冷え込み。のい を夫に預けて、私だけ、両親とシュテーデル美術館へ。
インフォメーションが休みで、「フランクフルトカード」が買えず。ホテルで、宿泊客用の2日乗り放題券を買った。
あまりの展示の多さに、最後は「ゴチソウサマ」のポーズ(のい が食事椅子から降りたいときに使う)まで出た。
父は、フェルメールの『地理学者』を観られたのを、かなり喜んでいた。ああ良かった。
お昼にしようと、観光地レーマーの方まで歩いたが、軽食をとれるような店は軒並み閉まっていて、
結局、バーガーキングへ。店員もドイツ人ではない人ばかりのよう。私の当たった人は、
スペインの方のなまりがあって、“Take out, please.”と言っても通じなかった(苦笑)。おいおいおい。
大聖堂を通りがかったら、ミサの後だったのか、出入口には物凄い人が集まっていた。
2000年12月24日-So.(のい1歳4ヵ月17日) パルメンガルテン
観光スポットがほとんど休みのなか、唯一開いているパルメンガルテン(植物園)へ。自宅から徒歩30分弱。
気温は氷点下1度だが、温室の中は暖かかった。のい はベビーカーから降りて、ご機嫌でよく歩いた。
“ハイリゲランド(聖なる地)”の特別展のところで、ノンアルコールのグリューワインを皆で飲み、お昼。
庭園では、池のカモやアヒル、放し飼いの孔雀やその他の鳥を見て、のい が大喜び。
夕食には、アーティチョーク(西洋食用アザミ)を試してみた。一同、これを食べるのは初めて。
1時間近くもかけて塩ゆでしたのに、食べるところはほんのちょっと。大笑い。
2000年12月23日-Sa.(のい1歳4ヵ月16日) 3連休前のお買い物競争
両親にも“お買い物競争”に参加してもらった。
アパート1階の店でお酒を買った後、全員で街に出て、土曜市場で買い出し。ポロネギやキャベツ、チーズなど。
野外昼食にしたらば、のいがあまりの寒さと眠さに大泣き。皆交代であやしながら食べ、大変だった。
最初に食べ終わった夫が、のい を抱いて近所の洋服屋に逃げ込み、やっと眠らせた。
寒い中で眠り込んでしまったら、健康が、ひいては命がやばいもんね。
大泣きした のい の生命力に感謝するとともに、これから気を付けなければと思った。
その後、子供用品店や玩具店、百貨店へ。両親が木のおもちゃ(Dr.ラーマンの待合で夢中で遊んでいたもの)と、
来年も着られる大きさの、真冬用子供Jackeを買ってくれた。ありがたいありがたい。
閉店時間が近づくに連れて、人々が殺気だってレジに長い行列をつくっていく様子を見て、
両親たちもさすがに閉店法の不便さを実感したようだった。
2000年12月22日-Fr.(のい1歳4ヵ月15日) 到着
ワタシの両親が、ミュンヘンからICE(ドイツの新幹線)にて到着。中央駅まで3人でお迎え。
自宅近所のホテルにチェックインしてから、荷物を置いて、
すぐにクリスマスマーケットの最終日に行くつもりだったが、
あまりの寒さに、ベビーカーの中の のい が凍えてしまいそうだったので、自宅にて、のんびり休憩。
食器洗い機を初めて使ってみた。
2000年12月21日-Do.(のい1歳4ヵ月14日) 結氷
やっと本格的に寒くなってきた。ドイツに来た!という感じ。晴れてはいるが、最高気温は1度ほど。
日なたの工事現場の水たまりが、一日中結氷していた。
のい をベビーカーに載せて、木曜市場へ。今日の皆さんの挨拶は「素敵なクリスマスを!」。
のい はよせばいいのに、普段通り手を振り回していたため、寒さで手が真っ赤に。慌てて手袋をはめてやった。
八百屋のオジサンに、釣り無しで支払ったら、異様に喜ばれた。手がかじかんで、釣り銭を出すのが面倒だからか。
屋台で、若鶏の丸焼き(クリスマスに限らず、いつも売っている)を、持ち帰り用に包んでもらい、手を温めた。
我々は、親子3人で鶏半羽分がちょうどいいのだが(ちなみに4.90DM。日本円で250円ほど)、
こちらの方々は一人で同じ量を喰い、強者はそれにポンフリ(フライドポテト)までつける。太るわけだ。
2000年12月20日-Mi.(のい1歳4ヵ月13日) しゃべり続ける人
スーパーのレジに並んでいたら、私の後ろにいたおばあさんが、やたら押して来る。
顔に青あざが出来た理由を誰かに聞かせたいらしく、言葉の通じない私を通り越して、
前に並んでいるおばさんに話しかけ続けていた。どう転んだか、どこの病院にかかっているかなどなど。
ドイツ人は議論好きと言うが、言い訳も好きなんではなかろうか。
日本人なら恥じて黙り込むところを、彼らは、自分の失敗を言葉で埋め合わせようとしているような気がする。
以前に地下鉄のエレベーターで見かけた人は、閉まり際に駆け込んできたのを他の乗客に諭され、一瞬沈黙した後、
駆け込む前に自分がどんな状況だったのか、延々としゃべっていた。でも、乗客は皆知らんぷり。
2000年12月19日-Di.(のい1歳4ヵ月12日) 犬のぬいぐるみ
のい がテレビの中に出て来る生き物、特に犬とクマ(テディベアを含む)をとても喜ぶので、
クリスマスプレゼントとして、ぬいぐるみを与えることにした。語学コースが休暇に入った夫と3人で街へ。
トルコ人の団体がデモをしているところを見た。
Magenbrotというのをヴァイナハテン・マルクトで売っていた。「胃のパン」とはこれいかに?と思いきや、
九州の「黒棒」そっくりの見かけと味だった。黒砂糖でコーティングした、軽いクッキー。
夕方、買った犬のぬいぐるみに“くんくんくん”という名を付け、のい に与えた。
のいは早速、犬の鼻の頭にオデコをこすりつけていた。彼流の親愛の情なのである。
2000年12月18日-Mo.(のい1歳4ヵ月11日) 初雪
エレベーターが故障。非常口やケラ−(地上階の物置群)を通って、同じ建物の隣のブロックのエレベーターを利用した。
やっと初雪が降った。1時間ほど降っただけで、積もりはせず、すぐ消えた。
2000年12月17日-So.(のい1歳4ヵ月10日)
疲れたので家でのんびり。昼間、日射しがあったので、建物の周りを散歩した。
夜、ドイツ旅行中の私の両親から電話。ベルリンのポツダム広場で、シュレーダー首相と握手したそうな。ほええ。
2000年12月16日-Sa.(のい1歳4ヵ月9日) 恒例の…
土曜恒例の買い物競争。朝、家から一番近い(といっても2kmほどある)スーパーへ。のい は夫と留守番。
ジャガイモ5kgを含む、合計10kg近い荷物を背負って帰宅。肩が痛くなった。
その後、3人で街の土曜市場へ。いつもの肉屋で、豚のシュニッツェル+Brochenの昼食。
食べるだけは食べたが、あまりの人の多さに買い物は諦め、とっとと家に帰った。何しに街に出たんだか。
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