フランクフルトぼちぼち行こか日記
2001年4月前半の子連れFrankfurt am Main日記
2001年4月15日-So.(のい1歳8ヵ月8日) Ostersontag
オースター1日め。空からやってきたオースターウサギが、庭にお菓子を隠していき、朝、子供たちが探す…
という可愛い行事があるのだが、起きたら吹雪だった。あらあら。朝食にウサギの形のパンを食べた。
昨日買った苺も。屋台で4DM/Kg(シャベルでざくざく紙袋に入れてくれた)の。甘くて美味。
昨日、紙オムツにしていた時間が長かったため、オムツはずしは2歩後退という感じ。
のい はオマルに長時間座ってはいるものの(絵本まで抱えて!)、肝心なときには立ち上がってジャー。
我々が雑巾をもって慌てると、のい がオッサンのようなド太い声で勝ち誇ったように笑う。なんなのー!
夕食はヴルストと野菜スープ。のいは殆ど平らげてご満悦。眠くなりながらも私と夫の顔を見ては微笑。可愛いのう。
2001年4月14日-Sa.(のい1歳8ヵ月7日) 圧力鍋
未明に、のい が泣き止まず。なんと、オマルでシッコをしたかったらしい。寝室にオマルを持ってきてやった。
朝、のい がニコヤカに目覚めて、まだ横になっている私の上によじ登って通り越し、ベッドから降りて「うーん!」
起き抜けに、いきなり2日分の固いウンチが出た。朝食後も、台所でまたも「ううーん!」
オマルが間に合わず、パンツの中に、ウンチがコロンコロン…きあああ! 朝から大騒ぎ。
休みのハザマとはいえ普通の土曜日。晴天。久しぶりに3人で市場に出かけて、豚のシュニッツエルを食べた。
次に百貨店へ。私はドイツ製圧力鍋を少なくとも13年以上愛用しているが、
その会社
の製品が安くなっていたので
チェックする。同じ圧力鍋がもう一つあると、片方で米を炊き、片方でスープを煮ることができるもの。
しかし、購入しようとしたら、下見のときに対応してくれた愛想のいい女店員はおらず、
無愛想な大柄金髪中年店員が応対。「これを買いたい」と指差したら、いきなり展示してある鍋をとって寄越した。
箱がないのは仕方ないとして、説明書無しはいくらなんでも危険じゃないの、圧力鍋には。
片言であれこれ質問すると、いちいち面倒くさそうにする。早く私を片付けようとでもいうのか、
鍋用洗剤のオマケなど持って来たが、俺にはそんなの要らないんだよっ。
しつこく「この鍋のHeft(冊子)が欲しい」と言い続け、やっと彼女はどこかから持ってきたが、
家に帰って、それを読んでみて驚いた! 違う鍋の取扱説明書じゃないかよー(怒)!
のい がベビーカーの中で眠っていたので、夫に のい を頼んで、また街へ。閉店時間まであと1時間。
売り場に着いたら、愛想のいい方の女店員が戻っていた。怒りで口が回らないのではと思ったが、
用意しておいた言葉を一気に言ったら、続いて別の文章も口から出てきて、自分で驚いてしまった。
正しい説明書を探し出してもらい、付属品がないことの説明を受け、やっと納得。
「この国の百貨店では客は神様ではない」というのが、身に沁みた日だった。
2001年4月13日-Fr.(のい1歳8ヵ月6日) オマルでシッコ初成功!
復活祭のため休み。午前中の のい は、そこらにチョロチョロと排尿して、親たちは雑巾片手に這いつくばらされた。
オマルには喜んで座るが、どうもオマルが尿を受けるための道具だとは認識していないと思われたので、
思い切って、私がオマルで実演してみせた(うげー!)。これで納得したらしい。
昼寝の後、機嫌良く起きたところを見計らって、オマルに座らせたところ、たっぷりしてくれた。
夫と「シーできたねー、できたねー」と、大いに喜ぶ。しかし成功したのはこの1回のみ。
「シー」という言葉は、意味とともに、ちゃんと覚えたようだ。
2001年4月12日-Do.(のい1歳8ヵ月5日) シュパーゲル(白アスパラガス)
明日は休日。来週月曜もOsterのために休日なので、普通の勤め人家庭は4連休だ。
そのためか、朝から気合いを入れて買い物をしている人が商店街に一杯。私も野菜などを買い込んだ。
市場で、ドイツの春の味覚、生のシュパーゲル(白アスパラガス)を買ってみた。
丁寧に皮と筋を剥いて、バターと砂糖と塩を入れたお湯で茹でること20分。
ホランデーズソースをかけて食べた。美味! 春野菜のうっすらとしたエグ味がなんとも。
ホランデーズソースは、本来なら卵黄でつくるのだが、こちらの卵はサルモネラ汚染の可能性があり、
生食はかなり危険なので、
マギー
のインスタントを使用した(でもバターは書いてある半量で十分)。
市場では、乳児を育児中の日本人女性と知り合った。
のい は、パンツを脱いでオマルに座るのが相当面白いらしく、用もないのに尻丸出しで座っている。
2001年4月11日-Mi.(のい1歳8ヵ月4日) パンツ生活スタート
雨が降ったりやんだりだが、今日も割と暖かいので、パンツ生活を実行に移した。
いつもの、長袖Tシャツ+胸当て付きズボンというスタイルをやめ、
上半身はトレーナーと半袖Tシャツ、下半身はパンツと靴下のみとした。
昨日買ったパンツのうち一部は、オムツカバーとして使うものだったらしく、のい にはブカブカ。
身長で合わせて買ったのに。近所の商店街で、一つ下のサイズのを買う。
ここのところ、食べが少なくて心配していたが、豚でつくったイタリアンパセリたっぷりのハンバーグと
残りパンによるレモン風味のパンプディングは、ペロリと平らげた。人の分まで欲しがるほど。
2001年4月10日-Di.(のい1歳8ヵ月3日) パンツ購入
久々に街へ。まず、VHSのサービスセンターで質問。
ここの窓口の人はいつも我慢強く、私の訳分からんドイツ語を丁寧に聞いてくれるので、感心する。
次に、のい のパンツ(下着だ)を6枚購入。イタリア服の量販店Oviesseにて。
お昼に、通りでポンフリ(フライドポテト)を食べた。のい も自分で掴んで食べる食べる。
最後の2本を「のい のだよ」と言って渡したら、1本は自分の口に入れ、もう1本を私に食べさせようとした。
他の人を思いやることまでできるようになったのかと、驚くやら嬉しいやら。
南駅に向かって歩いていたら、またモロッコのZに会った。たぶん学校で覚えたての sich erinnern an で
「Yがバスで子供に間違われたことを思い出すと、まだ笑える」と言われてしまった。
もしや、ハイディお得意の例文をつくる練習で、私がネタになっていたのかも……うーむ。
南駅のゲーテインスティテュートで質問。しかしここは、コース料金があまりにも高すぎるので諦めた。
途中で土砂降り。路面電車とバスを乗り継いで帰ったが、それぞれ1回ずつ検札に遭遇した。
2001年4月9日-Mo.(のい1歳8ヵ月2日) ヒコウキ
一週間くらい前から、のいが「クアギ!」と叫ぶようになり「なぜカギ?」といぶかっていたが、やっと分かった!
彼は「飛行機!」と言っていたのだった。最初の言葉が「キシャ」で、次が「ヒコウキ」とは。将来が心配だ。
私が絵本の中のフレーズを言うと、頼みもしないのに、即座に棚の絵本コーナーに小走りし、その本を持って来る。
2001年4月8日-So.(のい1歳8ヵ月1日) ド太い声
念願の窓磨きに着手。掃除の合間に、公園の滑り台で遊ぶ。のい はハシゴを自分で登ろうとするようになった。
途中までなら、自力で上がる。これまでは私が後ろについて滑らせていたが、試しに一人で滑らせてみた。
滑り降りると得意になって、1歳児とは思えないド太い声で、腹の底から笑っていた。
午後、クローゼットの整理をしていたら、勝手に夏の帽子を引っ張り出して、これまた得意になって被っていた。
マジックテープのエプロンなら、自分で脱ぐことができるようになった。
2001年4月7日-Sa.(のい1歳8ヵ月0日) 筆入れ
ドラム式の洗濯機では一度にたくさん洗えないため、今日も洗濯。
のい は、私の 皮の筆入れ にいやにご執心で、ボールペンなどを出したり入れたりしている。
意外に几帳面な性格らしく、綺麗に並べて入れてくれるのが可笑しい。
旅の最終日に のい の口の端にブツブツができていたのだが、それが破れてカサブタになっている。
そのカサブタをまた、のい がいつの間にかとってしまうので、なかなか治らない。
2001年4月6日-Fr.(のい1歳7ヵ月29日) お疲れ休み
3日分の洗濯物を洗う。子連れだと汚れ物の量が多いこと。洗えるものはホテルで洗っておいたのだが…
Informationでホテル予約した手数料を、Postで払い込んだが、払込手数料を10DMも取るのであきれた。
Postbankに口座をもっていればタダなんだが。それが規則なんだからしかたなし。
我々も足腰が痛く、疲労感一杯だが、のい も疲れ気味。早めに眠った。
2001年4月2〜5日
については、
子連れドイツ旅 その1
を工事中です。近日公開!
2001年4月1日-So.(のい1歳7ヵ月24日) 本物のキシャ
夫と3人で、Rebstock公園のFeldbahnmuseum(農耕用列車博物館)へ。家から徒歩25分ほどで着いた。
今日は「テディベアの日」ということで、持参の子供は入場無料。のい は、そもそも入場無料だが、
うちのテディベアのチャッチャンを連れて行った。子供たちが手に手にテディベアを抱いている姿はとても愛らしかった。
今日は本物の蒸気機関車を動かす日でもあり、客車に乗ることができた。線路は、
博物館から外に出て、クラインガルテン(小さな週末の畑と小屋)のゾーンを抜けて、公園の中を走る。
ボランティアの人たちが機関士から車掌からやって、サービスにシャボン玉まで飛ばしてくれた。
少年車掌が「切符を拝見します。テディベアを連れていない人はいませんか?」と言って、
入場券代わりのテディベアバッジ をチェックするのも、面白かった。同じ客車に乗り合わせた
車椅子の男の子とその友人たちがはしゃいだら、のい も一緒になって大声を出して笑っていた。
のい は、自分が乗車中は「キシャ」に乗っているとは分からなかったようだが、
帰りに公園を歩いているときに、後ろからやってきた蒸気機関車を見たときはとても興奮して、
周囲の笑いを誘った。天気も良く暖かく、とても楽しかった。少しずつ日焼けした。
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