2歳児との暮らしつれづれ
2002年5月後半(2歳9ヵ月)



2002年5月31日(2歳9ヵ月24日) 終値
  のい の大好きなイチゴ(のい風に言うと「ヒチゴ」)の季節も、終わり。
  いつもの八百屋さんで2パックだけ買おうとしたら「1箱もってってくださいよ」「よっしゃ!」。
  のりやすいな俺。とうとう4パックで100円になってしまった。
  すっぴんで歩き回っている私も、さすがに日焼けが気になって、某W美白クリームを始めることにした。
  寄る年波には勝てん。



2002年5月30日(2歳9ヵ月23日) ザクザク済ませる
  簿記の勉強をしていて、試験10日前の今になって、商法が改正されたことに気づいた。
  日本を留守にしている間に、1年分の日本人の常識やら一般教養が抜け落ちているので、油断ならない。
  慌てて、のい を自転車の後ろに乗せて、街の本屋へダッシュ。直前対策の一番新しい問題集を買う。
  ついでに、文具店で、6月の育児サークルでつかう模造紙を買って、当番の相方さん宅に預けた。
  偶然、相方さんちの近くで子連れの女性と会い、話していたら、私が興味を持っている幼稚園に
  上のお子さんを通わせていたというので、色々とお話を伺った。
  ところで私の場合、“髪が長いと試験に落ちる”というジンクスがあるので(しょうもないなー)、
  眠くなった のい を乳母車に乗せ、のい が眠った隙に美容院で切ってもらうという作戦に出たが…、
  のい がうまく眠ってくれたのに、美容師(1人しかいない)が用事で外出してしまっていた。
  戻ってきたら電話をもらうことにして、帰宅したが、電話がかかってきたのは、
  助手が言っていたのより、かなり遅い時間だったので、行かず。髪は切らずに、縁は切れたって感じか。
  とにかく、やんちゃ悪戯坊主がいると、落ち着いて美容院にさえ行ってられないんだから。
  夜、ドイツでやっていた式に、自分でバッサリ切った。切る度に腕が上がるな(自画自賛)。



2002年5月29日(2歳9ヵ月22日) 下水道工事
  うっかり、腕時計を洗濯してしまった! やばい、試験のときはどうしよう。
  さて、ようやく我がアパートも下水道を利用することになり、下水管を通し、浄化槽を埋める工事が行われている。
  大きな機械を操作する工事のおじさんたち や 掘り起こした穴を、憧れの目で一生懸命観ている のい は、
  すぐにおじさんたちに可愛がられるようになった。工事終了後、小さいパワーショベルの運転席に
  座らせてもらったりもした。もちろんエンジンは切ってある。興奮して声も出ない のい であった。



2002年5月28日(2歳9ヵ月21日) 
  市民図書館へ。絵本コーナーでは、いつものように積極的によその子に向かっていく のい。
  大声で抵抗する相手の子に、相手ママが「そんな大きい声出したらダメよ」と注意するのを
  のいが「おおきいこえ出しちゃダーメ!」と真似して、相手の子の怒りの火に油を注いだ。



2002年5月27日(2歳9ヵ月20日) 
  しまじろうの3〜4歳児用の教材、歯磨きタイマーが届いた。本来の2〜3歳児用だと歯ブラシ1本だったところ。
  面白がって、歯を磨いてバイキンをやっつけていく タイマーのしまじろうで遊んでいた。
  また、ビデオには交通ルールを教えるコーナーもあり、神妙に見ていた。
  私はまた風邪。のい は夜、ウンチをして上機嫌ではしゃぎ回っていた。



2002年5月26日(2歳9ヵ月19日) 
  湿度の高い我が家の押入は、現在は生協で買った「備長炭シート」で守られているが、
  梅雨に入ったら、どうなることか分からないので、除湿機を買った。
  帰国後初めて、店でのラーメンに挑戦。しかし、のい が一人で座っていられず、
  一人が抱いて交代で食べていたら、麺がのびてしまった。やはり座敷が空くまで待つべきだった。



2002年5月25日(2歳9ヵ月18日) 
  夫とのいが県立図書館へ。その隙に、梅雨入り前にやっておきたかった、押入の掃除をした。



2002年5月24日(2歳9ヵ月17日) 
  風邪っぽくて、家で のい と寝ていた。今日は、折元立身さんのパフォーマンス「ブレッドマン」を
  大分市内のアートプラザ〜商店街〜大分駅 で行ったのに、見にも手伝いにも行けず残念だった。
  参加した友人によると、準備会場のパン屑を掃除するのが大変だったそうだ。



2002年5月23日(2歳9ヵ月16日) 口で泣かされる
  育児サークルへ。いつもは友達を泣かしがちな のい だが、今日は泣かされた。相手は同い歳の女の子。
  のい が砂場の端に落ちているのを見つけて遊んでいたプラスチックの瓶を、彼女に持っていかれた。
  のいが「かして」と言っても、ニヤリとして「イヤ」。「かして」「イヤ」が数回続いた後、
  とうとう のい が負けて大泣き。女の子の、笑顔の裏の意地悪には、男の子は勝てまへんな。
  しかし叩いたりしなかったので、今日の のい は偉かった。



2002年5月22日(2歳9ヵ月15日) 折元立身さん
  美術館ボランティア室にて会報づくり。終了して部屋を出ると、大階段の方でお仕事っぽい動きを発見。
  私の、怪しい!と思うと近づきたくなる習性が、子持ちになっても直らないのは困ったことだが、
  今日はとてもラッキーだった。次回の『アート循環系サイト』展の作品を設置しているところだったのだ。
  それもアーティストの立ち会いで。大階段に立っていたのは、アーティストの折元立身さんだった。
  のい に向かって「いらっしゃい」と声をかけてくださったので、のい を抱いて踊り場へ。
  ブレッドマン(パン人間)になった折元さんと、氏のお母様を写したバナーを前に、氏は、のいに
  「これが僕のお母さんだよ、わかる? お顔が似ているでしょう」などと優しく話しかけて下さった。
  その間中、NHKのビデオカメラが回っており、一体……? そのバナーには、Printed in Germanyとあり
  パン人間が左手に持っているのは、ドイツで常食していたMischbrotではないか?と思ったので
  階段の下にいた、ディレクターらしき人に尋ねてみた。すると彼は、特別展示室に入りかけていた折元さんを
  わざわざまた呼んで下さった。「この人たち、ドイツに住んでたんですって!」。とうとう、
  折元さん自ら「中も見せてあげる」とおっしゃったので、遠慮せず準備中の展示室内を見せてもらった。
  ケルンに友人がいて(ケルンはアーティストの街だ)、ドイツに滞在して制作されていたそうだ。
  ケルンからボン間のブレッドマンの写真を見て、のいが一言。「DB(デーベー)!」 
  DB列車内の客や車掌の、驚いているんだけどそれをかみ殺しているような表情が可笑しかった。
  お礼を言って帰ろうとすると、出口まで折元さん自らが案内して下さった。そして、のいに「Good bye」。
  のい が分からなくてキョトンとしていると(この人は英語は理解できぬ)、ちょっと考えてから
  「チュース!」と言ってくれた。のい も喜んで「チュース!」。
  帰ってから、夕方のテレビニュースに出るのかと思って、ビデオをセットして待っていたが、何もなし。
  のいは、「テレビの中に のい いない。のい は、ここにいーる!」と言っていた。



2002年5月21日(2歳9ヵ月14日) 
  これ以上、便秘悪魔と戦うのは嫌だ。紅茶漬けの柔プルーン3個とヨーグルトで攻撃。やっとウンチ。
  やっと天使に戻ったところで買い物へ。八百屋さんでは、お姉さんから「エンドウ豆を剥いたご褒美」と
  UK国旗のバッジをいただいた。国旗を見ると、どこの国でも「ワールドカップ!」と叫ぶ のい である。



2002年5月20日(2歳9ヵ月13日) 便秘悪魔
  反抗的で困る。のい の大好きなカレーをつくったのに、少しだけ匙をつけて、
  「食べるものがない」。これには激怒。悪魔のようだ。これもそれも、のいの便秘のせいか。



2002年5月19日(2歳9ヵ月12日) 初洗車
  ピカピカの新車も、放っておけば汚れて来るのは当たり前。本日、初めての洗車を行った。
  前の車は、私が大雨の日にスポンジで大きな汚れをこすり落とすだけだった。中は掃除機かけてたけど。
  今回は新車なので、多少は気を使う。洗車用品を、昨日夫とのい が、カー用品店で買ってきた。
  夫にとっては、おそらく初めての洗車である。当然、手際は良くない。
  さらに のい が手を出す、私は のい を取り押さえながら口を出す、近所の人は見に来る。
  最終的には、のい にも小さなスポンジを持たせ、協力させた。大変疲れる洗車であった。



2002年5月18日(2歳9ヵ月11日) 豆剥き息子
  夕方、一家総出で散歩に出た。八百屋さんに立ち寄ると、のい のお気に入りのお姉さんが、
  土間で、エンドウ豆のさやを剥いているところだった。それを見た のいが「のいもできる。お家でやってーる!」。
  お姉さんが「おねえさんと一緒に剥く?」と聞いてくれたので、のいはとうとう、一緒に座って剥き始めた。
  八百屋の店先に座り込んで、エンドウ豆のさやを剥いている2歳児。笑える。
  私が普段よりゆーっくり野菜を選んでいる間、のい はずっと剥いていた。
  「まだやるー」と言うのをなだめて、お姉さんにお礼を言って店を出たら、後からもう一人のお姉さんが
  走ってきて「のいくん、これお駄賃」。のいが剥いたより、たくさんのエンドウ豆をいただいてしまった。



2002年5月17日(2歳9ヵ月10日) 麦茶を沸かし始めた理由
  公園へ。よく会う子の中に、のい のすることをどういうわけか羨ましがって、真似する子がいる。
  昨日、のい が長靴で水たまりに入っていったのを見ていて、今日は長靴を履いてきた。
  しかし子供同士の性格は合わず、一緒に居ても仲良く遊ぶ時間より、争うことの方が多い。
  母親は、とても人当たりの良い人なのだが、仲裁するのにストレスが……。距離を置いた方がいいかもと思った。
  のい は、相手のもってきたオヤツを気に入ってしまい、まだ自分のものと他人のものの区別が分からず
  「ちょうだいちょうだい」と言って、喧嘩になったので、引き剥がして親に謝って帰った。
  緑茶の冷やしたのをペットボトルの水筒に入れて持ち歩いているのだが、のい はそれをしげしげと眺め、
  「お茶の色とオシッコの色は似ているねー」。うげげげげ! 以後、麦茶を沸かすことにした。



2002年5月16日(2歳9ヵ月9日) ドロドロ
  育児サークルへ。昨日の雨をうけ、今日は長靴を履かせて出かけた。大正解。
  終了後、のい は予想通り、水たまりにズブズブ入って遊んだ。結局尻まで濡らして、
  それを抱えて家まで帰ったものだから、親子共々、上から下までドロドロになった。



2歳児との暮らしつれづれTop page