2歳児との暮らしつれづれ
2002年6月15日(2歳10ヵ月8日) 鶴見岳ロープウェー
ロープウェーに乗りたがっている のい のために、別府の鶴見岳ロープウェーに乗りにいった。
のい は乗ってしまうと、興奮のあまり一言もしゃべらない。乗っていることに集中しているのだ。
W杯のおかげで、外国からのお客さんがたくさん登りに来ていた。ヨーロッパ系アジア系アフリカ系。
もうすぐ決勝リーグのセネガル戦が大分で行われるので、あれはセネガルの人だったのかな?
のい は行きは、小さいながらも頑張って、かなり自力で登っていった。
山頂は蜂だらけだったので、別府の老舗パン屋で買った昔ながらの菓子パンを食べた後は、すぐ下山した。
2002年6月14日(2歳10ヵ月7日) 予約のためだけに病院へ
県立病院に先の予約を入れようと電話。小児科の分は電話でOkだったが、放射線科の分は病院に行かないと
予約できないらしい。うちは病院に近いからいいが、遠方の人にはそれではあんまりじゃないの?
2年前、放射線科では、相手の連絡ミスなのにいきなり叱られて「へ??」となったことがあったが
なんだか威張ってるなあー放射線科、と思ったことだった。とりあえず、車で病院に向かった。
のい は小児科の待合室の玩具コーナーで遊びたくてたまらず、じっとしていなかった。
のいの様子をみた看護婦さんが、「これではエコーのときは薬で眠らせないといけないですね」と言った。
その場合、食事は3時間前までに済ませ、水分も2時間半前以降は摂れず、「絶対に眠らせないで下さい」だと。
えー! 普段より2時間も早く起こして無理矢理朝食をとらせたりしたら、車の中で寝てしまうよお。
慌てて、予約時間を1時間遅くずらしてもらえるか頼んでみた。なんとか入った。ふう。
眠らせるのはたしか、お尻からゼリー状の薬を入れるのだったと思うが、できればやりたくない。
2002年6月13日(2歳10ヵ月6日) からだ描き/萬寿寺/メキシコ
育児サークル。模造紙に子供を寝かせての「からだ描き」をやったが、今一つ盛り上がらなかった。
ある幼稚園がお休みのため兄姉も来て賑やかだったのはいいが、連絡なしの欠席者も多くて、
昨日急遽追加で用意した模造紙は、結局余ってしまった。がっかり。
終わってから、「お疲れさま。今日の良かったよー、家でもまた描いて遊べるし」と言ってくれた人がいて
そういう励ましの言葉をかけるのって、なかなかできないことだよなー、えらいなー、と感心した。
先月末に皆に配付した、私の手描きの予定表について、適当に描いたイラストをほめてくれた人もいて、
彼女たちの心の広さや優しさには、学ばないといかんなー、と思ったことだった。
夕方、自転車で『アート循環系サイト』展を見てまわった。先日、夫と のい が走ったコース。
萬寿寺は、今も若い僧が修業しており、隅から隅までピシッと手入れされて気持ちのいい空間だった。
茶室にエイリアンがひょっこり居るのが可笑しかった。中庭の萩も良かったし、庫裡の入口もよかった。
境内には、村井修さんによる石彫の作品が置かれていた。ちょうど、美術館の監視スタッフの人が、
作品に注ぐ水の入れ替えをしていた。落葉や虫の落下などで水面が汚れるので、
数日に1回は水を替えて掃除するとのこと。それを見ていた近所の小学1年の男の子が、のい と遊んでくれた。
(以後、この寺の横の道を通る度に、のいは「ここで、お兄ちゃんと遊んだねー」と言うようになった)。
隣の校区とはいえ、家の近くにこんな趣のある寺があるとは知らなかった。普段は中には入れないらしいが。
寺でのんびりしすぎて、府内城の廊下橋に着いたときには、もう電源を落とされてしまっていた。残念。
W杯の大分スタジアムでは、本日メキシコ対イタリア戦。府内城趾一帯がW杯のイベント会場となっており
ソンブレロを被った沢山のメキシコ人が来ていた。私も「オラ!」と言いながら歩き、
自転車の後部座席の のいは、外国人女性たちにニコッと笑いかけられていた。
2002年6月12日(2歳10ヵ月5日) エイ!エイ!
県体育館へ。数回前から柔道場での体操教室。柔道場にはフロアから少し上がったところに観覧席があり、
小さい子には転落の危険がある。先生が「絶対に子どもだけで上がらないこと」と約束させたのにもかかわらず、
教室が始まる前に上がってはしゃいでいる子どもたちがいた。のいが真似したがって泣いたため、
子供たちを叱りつけ、その親たちにも注意した。コワイ人と思われたろうなー。後で1人とは仲良くなったが。
注意した子供たち と のい は、やんちゃ同士、激しく怪獣ごっこをして、畳の上を転げていた。
のい曰く「エイ!エイ!ってするの」。以後、怪獣ごっこがブームに。テレビの怪獣はコワくて見られないのに。
夕方、近所の文具店へ。実は開店しているのを誰も見たことがない。が育児サークル用の模造紙を分けてもらえた。
2002年6月11日(2歳10ヵ月4日) ちゃん付け
美術館で、会報の打ち合わせ。「皆さんの名前を覚えようね」と のい に話していたら、
メンバーから直々に「それでは、私は◯子ちゃんと呼んでね」。面白くなってきたぞ。
2002年6月10日(2歳10ヵ月3日) 赤い悪魔登場
夜、大分スタジアム“ビッグアイ”での初戦が行われた。ベルギー対チュニジア。
昼間、のいを自転車の後ろに乗せて街に出たら、駅前で、ベルギーを応援に来たらしい
“赤い悪魔”姿のヨーロッパ人のおじさんたちに出くわした。ふ、太い腹。ビールのせい?
ほかの小さい子や若者はビビっていたが、のい は平然。免疫があるもんなー。隣国だし。
こんな地味な街が、華やか賑やかになって、ワールドカップっていいなーと思った。
2002年6月9日(2歳10ヵ月2日) 簿記検定
簿記検定を受験。午前に3級、午後に2級。ガラにもなく緊張した。
若い人ばかりなんだろうなーと思っていたが、私のようなオバチャンオジチャンも結構受けていた。
全力を振り絞ってやったが、全問正解の感触はなく、急場しのぎの勉強の穴を突かれた感じで、後味が悪い。
しかし、私には今月末、もう一つの試験があるじゃあーりませんか。それを頑張ろうっと。
夫と のい は、今日は市民図書館へ。またしても走りまわって怒られたらしい。
2002年6月8日(2歳10ヵ月1日) gleich,gleich
私が簿記の最後の追い込みに入っている間、夫と のい は、土曜恒例の県立図書館へ。
何の拍子か分からないが、突然「gleich,gleich(ドイツ語で『同じ、同じ』)」と言い初め、
絵本コーナーを走りまわって、司書さんに注意されたらしい。
夕方、私が近所のスーパーに連れて行った後、寄った公園でワカランチンに。よちよち歩きの子が
やっと滑り台に上がりかかったところを、後ろから羽交い締めにした。ダメだと言ってもきかないので、
泣き叫ぶのを、とっ捕まえて帰った。遊びたいと見境がないので、嫌になる。
2002年6月7日(2歳10ヵ月0日) 爪研ぎ
朝のゴミ出しのとき、赤ちゃんのときから顔なじみのIさんのおばちゃんと一緒になった。
のいは、さっさとおばちゃんの手をとって、うれしそうにゴミ置き場まで歩いた。
「おばちゃん、ジャンケンポン!」と言ってジャンケンまでした。Iさんにも、のいと同じ歳のお孫さんがいる。
曰く、「うちの娘によく言うんよ、『しゃべる笑う玩具がいて毎日愉しいでしょう』って」。
うーん、面白いばかりじゃないんだけど。こういう機嫌のいいときは、確かに愉しいけど。
家に戻る途中、猫が、木の古い電信柱で爪研ぎをしていた。面白くて、しばらく観察してから帰った。
おかげで、のい は電信柱と見ると爪研ぎの真似をするのがブームになった。
2002年6月6日(2歳9ヵ月30日) タラッタラッタラー
育児サークルの当番1回め。相方さんの発案で、保健所の方による歯のお話。
内容が内容だけに、今日はサークル外の母子も何組か参加して、なかなかの盛況。
蒸し暑いのと、小さい子はエプロンシアター以外は退屈なのとで、始まるときもうるさかったが、
最後は子供がドタバタ。終了後、希望者に歯科検診が行われたが、あまりの行列に、のい には受けさせず。
保健所や歯科医院など、設備の整ったところでちゃんと診てもらった方がいいような気がしたし。
夕方、またしても小学生たちと「お山」へ。のい が全員の手をつながせ、
のい自身が作った散歩のうた ♪タラッタラッタラー♪ を斉唱させて、ご機嫌で歩いているのには参った。
(ちなみにこの曲のメロディーは、♪ソラッソミッソラー♪ です。はい、どうぞ!)
2002年6月5日(2歳9ヵ月29日) お山
裏の史蹟のことを のいが「お山」と呼ぶ。これが近所の子らにも伝染してきたらしい。
前は「神社」と呼んでいたのを、彼らも「おやま」と言うようになってきた。
今日はお山で、かくれんぼ。神社のお社(無人)に小学生たちと上がって、大いにはしゃいでいた。
2002年6月4日(2歳9ヵ月28日) 保育所の子たちと遊ぶ
裏の史蹟に散歩に来た近くの保育所の2〜3歳児に混じって遊んだ。初対面の子たちなのに、
のい は我が物顔に仕切る。働く車のプリントのTシャツを着た子に「ちょっと見せて」と言い、
「これはパワーショベル、これは◯◯……」と、隅から隅まで車の名前を言っていた。
のい と 背格好も髪の薄さも目のクリクリ具合も近い男の子がいて、彼もやっぱり棒好きの世話焼きらしく、
のい は何かと取り合ったり、世話焼き競争をしたりして、愉しそうに衝突していた。
いよいよ保育所に帰るとき、点呼のため、皆が一つの場所に固まって座ると、
のい もちゃっかり、女の子の間に割って入って座っていた。女の子たちはキョトン。
私たちは解答用紙をコピーするためお店に行くので、別の道へ。毎日こんなに大勢で遊べたらいいのに。
昨日壊した水鉄砲を買って返した。兄妹は「そんなことせんでいい、のいくんにあげる」と言っていたが。
2002年6月3日(2歳9ヵ月27日) 水鉄砲破壊
昨日以来、ご近所の子供の間では水鉄砲がブーム。夕方、駐車場で水鉄砲遊びをしていたところ、
車止めに置いてあったコンクリートの小さな塊を、こともあろうに、のい が持ち上げ、
たまたま地面に置いてあった、よその子の水鉄砲の上に下ろしてしまった。バリバリバリ……。
その子の兄が「時間はかかるけど直すけん」と言っていたが、これは無理じゃて……まったくもう。
2002年6月2日(2歳9ヵ月26日) 夫べったり
私が嵐のように電卓を打って問題と格闘している間、夫とのいは、自転車で『アート循環系サイト』展巡り。
元町石仏から中世大友館跡、大友氏菩提寺の萬寿寺、府内城、アートプラザと走破したそうだ。
特に萬寿寺の雰囲気が良かったとか。のい は途中で夫にパンを買ってもらって食べたのがうれしかったらしい。
すっかり夫べったりで、帰宅してからも「おとうさん、かわいいかわいい」などと言っていた。なんじゃそら。
夕方は夕方で、近所の子供たちと、水鉄砲で遊び回っていた。
のいは すっかりご機嫌で、♪ハッピーバースデートウーユー♪ などと歌っていた。だれの誕生日だ一体。
2002年6月1日(2歳9ヵ月25日) おいしいって良い言葉だ
早朝、のい が起きて来る前に、先日洗濯した腕時計を修理してみた。電池替えキットで蓋を開けたら、
若干の水分が自然に蒸発。欲を出して、隅の水分まで出そうとして、時計用のドライバを使って
内部をいじっていたら……あ、コイル切っちゃった。壊れた……だめな俺。
朝食後すぐ、父の日のプレゼントを買いに出た。何を贈るかのヴィジョンは、今回ははっきりしている。
綿密に時間配分した行動計画に基づき、車と自転車を駆使して、店を巡った。
のい は、カートに入れたりしながら、夫と交代でコントロール。思い通りの品が見つかった。
買い物は基本的に面倒なのだが、こんな、ダラダラ度&ストレス度ゼロ が毎回なら、買い物もいいなあ。
のい は、百貨店の食堂で炊き込みごはんを「おいしいねえー」と言いながら食べた。
彼は食べ終わるとき、大抵の食事に「おいしかった、ごちそさま」と言う。いいことだ。
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