Taisyo of 坪田眞幸建築研究所

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■竣 工  2006年12月
構造・規模  鉄骨造 地上3階建
●面積
建築面積    47.72㎡
延床面積   141.31㎡
●主な外部仕上げ
屋根      QLデッキコンクリ-トスラブ シ-ト防水
外壁   薄型押出コンクリ-ト成形板 厚15 
開口部    アルミサッシ

●主な内部仕上げ
天井  玄関ホ-ル、食堂、居間、寝室、子供室/PB厚9㍉クロス張
壁   玄関ホ-ル、寝室、子供室/PB厚9㍉クロス張
    食堂、居間、/黄土入り漆喰プラスタ-木ゴテ摺り
        寝室、子供室/PB厚12㍉クロス張
床   玄関ホ-ル、居間、食堂、台所、寝室、子供室/
   唐松フロ-リング

大正区の家

普通の暮らしを快適にできる家。

 都心の密集地の三軒長屋の端の一軒を建替えるプロジェクトです。間口2間、奥行8間の三方を隣家に囲まれたうなぎの寝床状態の敷地に、お祖父さんと息子さん夫婦とお嬢さん三人家族の二世帯住宅を計画しました。
 空間構成は、1階に軽ワゴン車2台分の車庫と坪庭を挟んで洗面脱衣室と浴室、2階にリビング・ダイニング・キッチン、お祖父さんの部屋、3階に家族が集うファミリ-ル-ムを挟んで夫婦寝室と子供室となっています。お祖父さんの部屋は坪庭を通ってアプロ-チすることでリビング・ダイニングから適度な距離感を保ちます。部屋から窓を通して家族の姿が見えることにより、孤立感をなくし、キッチンから家事をしながら姿や気配が感じられ様子が知る事ができるようになっています。一度外に出てから部屋に入るのですが離れを訪問する感じと思っています。
 玄関からすぐに階段を上がると10帖半のリビング・ダイニングです。南側に小上がりの3帖の畳コ-ナ-を設けてあります。コ-ナ-の下は引き出しの収納になっています。
1階の光庭は上まで吹き抜けていて面しているキッチン横の窓と畳コ-ナ-の窓を開ければ風が通り抜けてゆきます。
 外観は道路に面しているので全面木製格子を取り付けて、外部からのプライバシ-を守りつつ内部からは開放的に感じる事ができるように配慮しました。

プラン図。

A11 平面図1.jpgA12 平面図2.jpg






P1020434.JPGリビング・ダイニングP1020435_2.jpgダイニング・キッチンP1020435_1.jpg3F階段スペ-ス大正区の二世帯住宅_ページ_4.jpgパ-ス図