Kengakukyo of 坪田眞幸建築研究所

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■竣 工  2005年2月
 敷地面積     68.63㎡(20.76坪)
 構造・規模    木造2階建
 面 積
 建築面積      42.13㎡( 12.74坪) 
 床面積
  2階     38.49㎡( 11.64坪)
  1階     37.55㎡( 11.35坪)
 延床面積     76.04㎡(23.00坪)

硯額居

プランの全面見直しと断熱性能向上リフォ-ム。

 今回のリフォ-ムにあたり、明るく、広さを感じる空間、隣家との音の問題の解決が求められました。
そこで1階にプライベ-トゾ-ン、2階にパブリックゾ-ンと現況と逆転する事を提案しました。1階の水廻りと寝室を1つのゾ-ンとし、ウォ-クインクロ-ゼットを間に設ける事で収納力と音の問題に対処しています。2階にはLDを計画し、船底天井とする事で高さのボリュ-ムを取り、広さを感じる工夫をしています。また、以前のトイレの位置を移動して、和室の建具を引き込みにしてLDとの一体感を図っています。建具を引き込むと2階は全部が1室空間となります。
天井を高くした分以前の屋根裏収納部分だった部分は、ご主人のご趣味である「書」をされるロフトとして新たによみがえりました。
 光と風については南北に隣家が迫っており、東西妻面の開口部だけでは十分にとる事ができません。そこで、2階のほぼ中心のLDに1帖のバルコニ-を設ける事で新たに呼込む工夫をしています。バルコニ-の外側には鍵の掛かる格子の引き戸を設け洗濯物を干して外出できるように配慮しました。
 隣家が迫っている南側はガラスブロック壁とする事で、音を遮断し光を取り入れるようにしました。
断熱に関しては、屋根は新たに断熱材をやり直し、外壁は既存のモルタルをできるだけ残し、内断熱材を増し足し、断熱材付ガルバリウム鋼板サイディングを全面に張り性能を向上しています。

リフォ-ム前・後プラン図。

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