書籍・写真集の岡田有希子登場資料

「実録まんが岡田有希子」小林利史絵・学研

1984年4月5日初版発行・定価390円

 デビュー直前に刊行された「アイドル・コミックス」シリーズ。ハート・はしゃぐ有希子、有希ちゃんのハッスル・レッスン、有希ちゃんふるさとを行く。「実録まんが」おてんば佳代ちゃん、三日間のワンワン物語、母とかわした三つの誓い、明日を夢みて、今花開くデビュー。有希ちゃんのわくわく解剖。

近代映画特別編集「ENDLESS SUMMER」近代映画社

1984年6月5日発行・定価1000円

 新人アイドルの水着写真集。赤いビキニの水着6P。

近代映画増刊「岡田有希子Special」近代映画社

1984年8月15日初版発行・定価1000円

 笑顔キラキラフレュシュ・アイドル。南国の海でピチピチビキニ、おとぎの国は愛いっぱい!、直撃インタビュー&生い立ち物語、168時間完全追跡レポート、軽井沢・高原の白い妖精。通称「岡スペ」写真集を揃えるならこの1冊からが順当か。

近代映画ハロー「ENDLESS SUMMER」part2近代映画社

1984年9月20日発行・定価1000円

 新人アイドルの水着写真集。終わりなき夏の恋人をキミへ。水着8P。

「別冊近代映画フレッシュ・アイドル特集」

1985年1月15日発行・定価1000円

 緑に舞いおりた憧れプリンセス。カラー10P掲載。白のカーディガンに赤いスカート。

長山洋子、荻野目洋子、菊池桃子など新人アイドルの特集号。表紙になっている。

「奈美子、有希子、小織のドキドキブック」旺文社

1985年7月15日・定価650円

 ラジオ番組のタイアップ本。

「瞳はヒミツ色」あなただけにこの想い 岡田有希子・ワニブックス

1985年2月10日初版発行・定価880円

 ワニブックスのタレント本。エッセイを書くってすごく大変!私の思っていることが違うニュアンスで受けとられはしないかしら…どうか私の気持ちが伝わりますように精一杯書きました。最後まで読んでネ。(表紙折り返しより)。日記や生い立ちなど。NHK「中学生日記」に出演していたことなどが書かれている。写真の一部は小田急向ヶ丘遊園(2001年閉園)で撮影されている。

デラックス近代映画「岡田有希子写真集・あなたとふたりきり」

1985年6月25日発行・定価1800円

 ハワイロケの水着、馬、パイナップル畑、など。

DELUXEマガジン特別編集「女のコの撮り方」野村誠一・講談社

1985年8月1日発行・定価880円

 デラマガに掲載されたカットなど、カラー4P。

「もっと逢いたい…有希子」岡田有希子・野村誠一撮影・講談社

1985年10月17日発行・定価1300円 

 PHOTOGRAPHIC MAGAZINEの写真集。水着編、恋写ワールド、CFグラフティ、スイス紀行編など。

ARENA37℃臨時増刊「岡田有希子SWEET LOVE DREAM」武藤義撮影・音楽専科社

1985年12月24日発行・定価1200円

 ハワイロケの水着。原稿用紙に書いた自筆の詩などがある写真集。

「ヴィーナス誕生」ポニカ出版・扶桑社

1986年4月4日発行・定価

 絵本「ヴィーナス誕生」「YUKIKO700DAYS」「MAKINGOFヴィーナス誕生」の3冊が函に入った3冊セット本。函のカバーには半透明のカバーが掛けられ、アルバムのポスターが使われている。発売が延期になり、発売直後には自殺により店頭から回収されたため一時、高額のプレミアムが付けられていた。

岡田有希子お別れ写真集「さよなら…有希子」シーズ

1986年6月1日発行・定価1300円

 香港、マカオのロケ、東京ディズニーランド、ハワイ、晴れ着など。「中一時代」に掲載した小説「メロディーラインは夢の中」「トマトケチャップは犯罪の色」「アイドルを探せ!」を掲載。死後の編集であるため写真や小説の掲載など充実している。

よい子の歌謡曲4月増刊「ベスト・オブ岡田有希子」よい子の歌謡曲・加藤秀樹

1987年4月1日発行・定価880円

 インタビュー、レビュー、語録、投稿、メロディーラインは夢の中〜悲しきキューピッド、CM、岡田有希子論。

別冊BIG GORO「素足のアイドルたち3」小学館

1987年6月5日発行・定価980円

 カラー水着4P。「GORO」に掲載されたもの。85年1月4日撮影。永遠の美少女、もっともっと撮ってみたかった(渡辺達生)。

「愛をください」岡田有希子・朝日出版社

1988年7月25日初版発行・定価1300円

 未公開の絵画、詩、日記をすべて収録(オビより)。母親の手記と雑誌などのインタビューから構成された書籍。絵画集、習字、母の手記、日記帳、メモリアル、ポートレートと6章に分けられている。 月刊誌「文芸春秋」に掲載された手記が元になっている。

「80'Sアイドル・ライナーノーツ」JICC出版局・真鍋公彦・宝泉薫・松井俊夫

1991年2月15日初版・定価1200円

 「くちびるNetwork」「シンデレラ」「ファースト・デイト」のレビューを掲載。

「相澤家の愛しき卒業生たち・スターを育てて27年」相澤てる子・近代映画社

1995年5月20日発行・定価1500円

 芸能プロの社長夫人として、タレントの卵たちとともに過ごした27年、森田健作、野村将希、松田聖子ら、相澤家から巣立っていった愛しき卒業生たちの若き日の微苦笑を、愛情に満ちたタッチでつづる…。それはあまりにも唐突な、あまりにも無残な死だった。サン・ミュージック相澤社長夫人がスターとの想い出を記したもの。最初の章で取り上げられている。表紙カバーにカラー写真も。

スコラスペシャル30「ザ・サンミュージック」スコラ

1997年2月3日発行・定価950円

 秘蔵写真満載サンミュージックの歴史本。カラー4P。

デラックス近代映画「20世紀アイドルスター大全集」Part3・近代映画社

2000年4月25日発行・定価1500円

 1980〜1989年 松田聖子、中森明菜からおニャン子クラブまで。カラー2P。


「芸能界とってもいい話」梨元勝・東京現代出版

1986年・定価1000円

 事件のウラオモテ。ぼくが現場で確信した遺書の真実。とても憤りを感じていること。遺書に酷似していると言われるメモ。

「岡田有希子はなぜ死んだか」上之郷利昭・新森書房

1986年10月24日発行・定価980円

 あの自殺は失恋なんかが原因じゃない!関係者への綿密な取材で浮かび上がった少女タレントの孤独の相貌。それは薄汚れた世間の常識を打ち破って、18歳の無垢な青春の死と真実を白日のもとに晒す(オビより)。「人間には、色恋だけではない、もっと別の真実というものもある。彼女にももっと別の彼女らしい青春の真実というものがあったのではないだろうか。それをいくらかでも掘り起こしたい、というのが本書を書く気になった動機である。取材を進め、資料に当たっていくうちに、案の定、岡田有希子という少女の特異で個性的な相貌がつぎからつぎと浮かび上がってきた。そのひとつひとつが、みな重要な彼女の死の理由であり、青春の真実である」(まえがきより)。

「にんじん倶楽部」松本典子著・近代映画社

1986年11月

 第5章・松本典子VS佐藤美和子・自殺…

 …岡田有希子さんの事件の時は、最初はホント、信じられなかった…。あの日はちょうど、学校の始業式だったの。学校から帰って家にいたら、親から電話がかかってきて知らされて…。それからずっとテレビにかじりついていました。そういえば、その日の10日ぐらい前に、お仕事をいっしょにしたんだけど、そのときもぜんぜん元気がなくて、どうしたのか、とか思っていたのね。年令も私と同じだったから、去年の暮れ頃は、「私の親戚の子が、有希子さんのファンなんだァ」「エー、ホント?」みたいによくお話していたんです。私からみた有希子さんって、いろんなことに対して一途だったっていうか、完璧な女の子って印象でした。

「清純少女歌手の研究」竹内義和・清心社

1987年・定価980円

 アイドル文化論。 清純少女歌手図典、ダークサイドアイドルの哀しみ、太ももの研究。 イラストと評論。

「死よりも遠くへ」吉岡忍・新潮社

1989年6月20日発行・定価1200円

 死ぬときは独りぼっち、と誰もがうすうすは気づいている。しかし、死に至る者よりも、生きている人々のほうが、本当はずっと孤独で寂しいのではないか−。死んでいった者は、その周囲の人々の生の現実を浮き彫りにする。アイドル歌手の岡田有希子、豊田商事事件の永野一男、昭和天皇など、一つの時代の終わりの6つの「生と死の風景」を、気鋭の作家が鮮やかに描くノンフィクション。ルポライターが6件の自殺・他殺について取材した書籍。「アイドルの遺言」四谷四丁目交差点で少年少女が涙を流した。なぜ?次々と後追い自殺を呼んだアイドル歌手岡田有希子が残した波紋。新潮文庫版も400円で出版されたが現在、在庫は無し。

オルタブックス004「アイドルという人生」メディアワークス

1998年1月5日初版発行・定価1200円

 頭脳明晰容姿端麗な巨乳テレビスターの悲劇。崩壊寸前の家庭内で命と引き替えにアイドルの道を歩み、芸能界に向いていないと自覚しつつ「何か」に挫折して命を絶った完璧主義者。4P。吉田豪

別冊宝島445「自殺したい人びと」宝島社

1999年6月17日発行・定価933円

 芸能界の「禁忌」とファンクラブ。聖なる行進!岡田有希子の早逝が憎い!?。衝撃の飛び降り自殺から13年。「自殺」したがゆえに、存在を封印されてきた早逝のアイドル岡田有希子。名誉回復を唱え続ける苦悩のユッコ教信者が迎えた、4月8日・命日の同行記。「Sugar☆Staff」への同行取材など。宝泉薫(加藤秀樹)。

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