2009年9月9日(水)〜10月11日(日) 

三木俊治 展
(Toshiharu Miki Exhibition)

Extrasolar Earth

■ 会期
 2009年9月9日(水)〜10月11日(日)
 休館日:月曜日、祝祭日の翌日
 ただし、9/21(月)、22(火)、23(水)は開館し、9/24(木)は休館します。

■ 作家名
 三木俊治 (みき としはる/ Toshiharu Miki)

■ 作家紹介
 「行列」は人類の未来を示唆する。東京造形大学在学中、「彫刻に何ができるか」を自問し、様々な国の人々が「何を考えて、どのように作るのか」を見るために旅に出た。メキシコの小さな村の木陰で黙々と機を織るインディアンの老婆に、もの作りの原点を教えられた。手を通してものを作っていく人間のあるべき姿にふれて、日本での「理詰め」だった本能から一歩踏み出すことができた。「思想」は頭で言葉を追うことだけで得られるのではなく、「たなごごろ」の中にも宿るということを確信する。現代人は心で行き詰まったとき、手と足を使うことを忘れてしまっている。最初の旅から40年が過ぎた。70数回に及ぶ海外への旅は作品にも大きく関わっている。世界各地で見た様々な意味を持つ行列、インドで見た大群衆から受けた感銘をもとに、シリーズ「行列」が生まれた。私の彫刻は、世界中を歩き回った旅の時間が非常に重要な要素になっている。「行列」は人間が意識して作る形、「行列」は人間の未来を示唆する。

■ 作品
 
内容:彫刻
 素材:Red Crystal、ブロンズ 他

■ 制作意図
 太陽系外惑星のうち、地球の数倍程度の質量を持つ個体成分の惑星をSuper Earth(スーパーアース)というが、 2005年以降次々と発見が報告されている。その後HARPS(Hige Accuracy Radial Velocity Planet Searcher=高精度視線速度系外惑星探査装置)の精度の飛躍的向上に伴い、太陽系外中心星の近くに惑星全域が海に覆われたOcean Planet(オーシャンプラネット)も発見された。そして、ついに2X09年9月9日 太陽系外惑星で生命が存在することが可能な表面温度(±40°)を持つ個体成分型惑星が発見された。人間に似た生命らしきものも確認されている。さっそくExtrasolar Earthと命名された。

■ 略歴
1945 栃木県生まれ
1972 東京造形大学彫刻専攻卒業
1985 現代日本具象彫刻展 大賞受賞(千葉県立美術館)
1986 第10回アジア大会記念Grand Sculpture Exhibition(Seoul KOREA)
1988 DEUTSCHE UNT JAPANISCHE METALLBILDHAUER DER GEGENWART (Berlin GERMANY)
1989 東京野外現代彫刻展 優秀賞(世田谷砧公園)
1990 ふれあいロード彫刻展 大賞(茨城県 東海村)
1994 あおもり野外彫刻展 優秀賞(青森県)
1995 大阪トリエンナーレ1995(マイドームおおさか)
1996 美ケ原高原美術館15周年記念 TUES1996 三木俊治展(美ケ原高原美術館)
1998 神戸須磨離宮公園現代彫刻展(神奈川県立近代美術館賞・宇部市野外彫刻美術館賞)
1999 個展(Metal Art Museum Hikarinotani/印旛沼湖畔・千葉)
2002 個展-NICE to meet you (Galerie Qvadrige, Nice FRANCE)
2005 医療と芸術展(広島大学病院棟内外)
2006 越後妻有アート・トリエンナーレ2006(新潟県)
2007 洞爺村国際彫刻ビエンナーレ(洞爺村総合センター)
2009 個展(Metal Art Museum Hikarinotani/印旛沼湖畔・千葉)
現在 東京造形大学教授