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       ■ 会期 
       2008年9月13日(土)〜10月12日(日) 
       休館日:月曜日、祝祭日の翌日 
      ■ 作家名 
       留守 玲(るす あき / Aki Rusu) 
      ■ 作家紹介 
       物質と対峙しようとするとき、莫とした精神を持つ我々にはいつも矛盾が生じます。そういう不条理を受け入れながら、鉄をこねくりまわしていると、そこに、ある言葉が発見できます。どんなに強引な扱いをしても、鉄はその都度、野放しの言葉を発します。それがたとえ独りよがりな聞き違いでも、私は構わないと思っています。鉄をいじるうちに出てきた状態を、私は抽出していきます。そうして、その状態と状態とを出会わせ、ある状況を作り出すことで作品が構築されています。 
      ■ 作品 
       内容:オブジェ(技法:溶接・溶断・鍛金) 
       素材:鉄 
      ■ 制作意図 
       私はこれまで、空間と作品との関係に自身の意識の希薄さを感じることが多くありました。このたび屋外空間と屋内空間の両方で同時に展示させていただくということになり、私は屋外の仕事と屋内の仕事との関係性やその差異をこの展覧会のテ−マとしました。これまで私は、鉄素材に溶接・溶断・鍛金という技法を用いて制作してきました。今回も同素材、同技法を用いながら、仕事の差異を発見していきたいと思っております。 
      ■ 略歴 
      1976 仙台市生まれ。 
      2000 多摩美術大学 美術学部デザイン科立体デザイン専攻クラフトデザイン専修 卒業 
      2001 熊日総合美術展21世紀ア−ト大賞2001(熊本県立美術館別館)熊本放送賞 受賞 
      2002 多摩美術大学大学院 美術学部 修了 
      2002〜05 多摩美術大学工芸学科金属プログラム助手 
      2003 個展(コンテンポラリ−ア−ト NIKI・東京) 
      2004 拡兆する美術 TSUKUBA 2004(茨城県つくば美術館・茨城) 
          文化庁日本文化藝術財団 第11回日本現代藝術奨励賞 
          第43回北陸中日美術展ア−トナウ KANAZAWA[以後'05] 
      2006 個人工房設立 
          個展(ギャラリ−目黒陶芸館・三重) 
      2007 個展(赤坂乾ギャラリ−・東京) 
          <素材×技術>からフォルムへ(茨城県つくば美術館・茨城) 
          工芸の力−21世紀の展望(東京国立近代美術館工芸館・東京) 
      2008 個展(Metal Art Museum Hikarinotani・千葉/印旛沼湖畔)
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