2005/5/28〜6/26

  松本 隆 (Takashi Matsumoto)

■ 会期
  2005年5月28日(土)〜6月26日(日)

■ 作家名
 
松本 隆(まつもと たかし)

■ 作家紹介
 無数の空洞を生み出しながら、網目状に広がり立ち上がる形。このような特徴を備えた彫刻作品を1993年の初個展以来、テラコッタを素材として発表してきた。私の制作は、まず一枚のドロ−イングから始まる。何枚ものドロ−イングを描くように粘土を積み上げる。他に同様な技法によるブロンズ作品も手がけている。

■ 作品
 
内容:彫刻
 素材:テラコッタ・ブロンズ

■ 制作意図
 今までの作品のドロ−イングは、独自のデッサンや写真・図版等によるものを主題としている。今回はその主題として等身の人物写真を用いた。たしかに、今までの作品の中でも、粘土の形成段階においては人間のフォルムの要素を引用してきていた。しかし、今回は輪郭線だけに人間的な要素を絞り込んだ表現に向かっている。そこに立ち現れる人間像はうつろで実体がない。

■ 略歴
1968 東京都生まれ
1992 武蔵野美術大学彫刻学科卒業
現在 武蔵野美術大学彫刻学科非常勤講師

【個展】
1993 ギャラリ−21+葉ANNEX(東京)
1994 ギャラリ−21+葉ANNEX(東京)
    ギャラリ−なつか(東京)
1996 「作ることへの視線Vol.5松本隆展」/ギャラリ−21+葉ANNEX(東京)  
1997 INAXガレリア・セラミカ(東京)
1998 ギャラリ−ア−トワ−クス(三島)
1999 ギャラリ−・4GATS(東京)
2001 プラザ・ギャラリ−(東京)
2002 ギャラリ−・4GATS(東京)
2004 Gallery+Cafe伽羅舎(東京)
    青梅クラフト会館(東京)
2005  Metal Art Museum Hikarinotani(千葉・印旛沼湖畔)

【グループ展】
1995 ながさき・水の波紋95/長崎大学内(長崎)
    摩天楼の眺望・円柱56景/200M(東京)
1996 現代彫刻8人/サンクリノ美術館(静岡県)
1997 掌と土と・現代陶の7人/200M(東京)
1999 浮気のかたち/ギャラリ−マロニエ(京都)
    /ワコ−ル銀座ア−トスペ−ス(東京) 
2001 自慢・満足−? 椅子について?/ギャラリ−21+葉ANNEX(東京)
2003 森の中の美術展/中之沢美術館(群馬県)

【その他】
1992 陶レンガによる野外彫刻を現地制作・設置(北海道北見市)
1993 アルミニウムによる野外彫刻を制作・設置(千葉ニュ−タウン・印西市)
    いけばな草月の作家3人(小川千帆氏ら)とのコラボレ−ション(季刊草月 208号に掲載)
1998 ダンス公演「エロスの灰皿」(DANCE GROUP 86B210)舞台美術に参加(西荻窪WENZスタジオ)
2004 古楽器演奏家、立川叔男氏とのコラポレ−ション(青梅クラフト館・東京)