2005/4/23〜5/22

坂本太郎展 (Taro Sakamoto Exhibition)

森へ II


■ 会期
 2005年4月23日(土)〜5月22日(日)(ただし、4/30開館、5/6休館)

■ 作家名
 
坂本 太郎(さかもと たろう)

■ 作家紹介
 人が日々生きて行くこと。その中で揺れ動きながらも感じ取る他者からの「ナニカ」。ここでの他者は、自分以外の人だけではなく、世界に存在しうる総てのモノ。僕にとってその「ナニカ」は、自分と対峙するときの手掛かりとなる。対峙するために作品として具現化してみる。そんな仕事を続けている。

■ 作品
 
内容:木を母体とした立体
 素材:木・金属・紙

■ 制作意図

木を彫るとき、頭の中で再生される記憶の場面がある。
木の香りを引き金として連なり湧き出してくる記憶の鎖。
幼い頃の、原風景としてのパノラマか。
記憶を辿り、身体が覚えている情景をカタチに起こす。
へその緒を手繰って源へと近付く。
大地か、森か、そこに宿る神秘的なチカラか。
森の中へと消えているそれの先は見えない。
心の中の森への道を辿る試み。

■ 略歴
1970 埼玉県生まれ
1997 愛知県立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻卒業
1999 愛知県立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
2000 愛知県立芸術大学修士課程修了
現在 東海学園大学短期大学部非常勤講師  
   名経大付属市邨高校・中学非常勤講師

【発表歴】 (*印は企画展)
1999 個展 ギャラリ−妙(愛知/千種)
2000 個展 ギャラリ−SOL(東京/早稲田)
     *グル−プ展「WELCOME ART」(愛知/岡崎)
2001 個展 フタバ画廊(東京/銀座)
2002 個展 フタバ画廊(東京/銀座)
2003  *グル−プ展「18人の立体表現」展(愛知/平針) 
    *個展 小野画廊(東京/京橋) 
     *グル−プ展ギャラリ−安里30周年記念展
    「30代若手作家によるコラボレ−ション」(愛知/覚王山)
     *作品展示シンポジュウム(東京/新宿オゾンホ−ル)
2004 個展 フタバ画廊(東京/銀座)
     *個展 小島びじゅつ室(東京/五反田) 
2005  *個展 Metal Art Museum Hikarinotani(千葉・印旛沼湖畔)

【受賞歴】
1997 国際滝富士美術賞受賞
    愛知県立芸術大学美術学部卒業制作展桑原賞受賞
1999 愛知県立芸術大学大学院修了制作展買い上げ賞受賞
2002 愛知教育文化財団第13回助成賞受賞