METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI
2004年
7月3日〜8月1日

7月の企画展

第3回
金属彫刻作家新鋭展

開かれた音域
松永晴子(Haruko Matsunaga)

村尾里奈(Rina Murao)


会 期
 2004年7月3日(土) - 8月1日(日)

作家名

 松永晴子(筑波大学) (まつなが はるこ)

 村尾里奈(東京芸術大学)(むらお りな)

作家紹介
「金属彫刻新鋭作家展」は、東京芸術大学と筑波大学の修了生らによる選抜展です。第3回となる今年は、金属を全く異なる方法で扱いながらも、その表現の可能性を広げている2人による展覧会です。村尾里奈は、鉄板を構造物のように加工して、空間に配置する作品を展開しており、松永晴子は、鋳造したブロンズと、テラコッタなどの異なる素材を組み合わせた作品に取り組んでいる。

作 品

 屋内(松永晴子):彫刻3点/ブロンズ・テラコッタ

 屋外(村尾里奈):庭園彫刻/ステンレス

制作意図
「開かれた音域」は、彫刻制作において、2人が彫刻を「開かれたもの」 「響くもの」として考えていることから付けられた。「外界と人間との相依相属性」を主題としてきた村尾は、それを「場の問題」として捉え、観賞者による「身体の残響」が、周界へ浸透していく場を表現する。一方、異なる素材による「響きあい」に取り組んできた松永は、その新たな展開として、楽器の形などを用いた作品を発表する。「音を喚起させる」テ−マを扱うことで、「彫刻の時間」の模索を試みる。

略 歴
 松永 晴子              
1980 愛知県出身
2002 筑波大学芸術専門学群卒業
2004 筑波大学大学院修了課程芸術研究科修了
現在 筑波大学芸術研究科研究生
【グル−プ展】
2001, 02, 03, 04 筑波大学彫塑展
2002 筑波大学芸術専門学群卒業展
2003, 04 ル−マニア文化交流協会展
2004 筑波大学修士課程芸術研究科修了制作展
2004 金属彫刻作家新鋭展 METAL ART MUSEUM    
     HIKARINOTANI(千葉・印旛沼湖畔)

 村尾 里奈
1975 名古屋市生まれ
1998 米国ニュ−ヨ−ク州アルフレッド大学
    ア−ト&デザイン学部卒業
2002 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
現在 同大学院彫刻科博士課程に在籍
【個展・グル−プ展】
1996 (個展)ロバ−トタ−ナ−ギャラリ−
      (アルフレッドNY,アメリカ)
1999, 00, 02 (個展)ウエストベスギャラリ−コヅカ(名古屋)
2001 (個展)村松画廊(東京)
   「取手ストリ−トア−トステ−ジ」JR取手駅(茨城)
   「松沢陽太/村尾里奈展」
      東京芸術大学大学会館展示室(東京)
2002 「名古屋コンテンポラリ−ア−トフェア」
      名古屋市民ギャラリ−(名古屋)
2002 「アルスギャラリ−オ−プニング展」
      アルスギャラリ−(東京)
   「Super Flat 2002」日比谷シティギャラリ−(東京)
2003 (個展)スピカミュ−ジアム(東京)
    (個展)ギャラリ−NAF(名古屋)
   「弍千三年睦月展」ウエストベスギャラリ−コヅカ(名古屋)
   「Jin Winter Session 2003夢の小品展」
      ギャラリ−人(東京)
2004「弍千四年睦月展」ウエストベスギャラリ−コヅカ(名古屋)
2004 金属彫刻作家新鋭展 METAL ART MUSEUM
      HIKARINOTANI(千葉・印旛沼湖畔) 
【パブリックコレクション】
   東京芸術大学