METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI

2002年
 4月27日
 〜5月26日

5月の企画展

井波未知子展

Michiko Inami
Exhibition




会 期

 2002年4月27日(土)〜5月26日(日)

作家名

 井波 未知子(いなみ みちこ)

作家紹介

 私の最初の個展から現在まで共通して関わってきたものは線である。素材は,綿糸・ラメ糸・縫い糸,そして今回のワイヤ−と変化してきた。線そのものはとてもシンプルであるが,平面,立体共にとても自然の力を借りやすく,私の気持ちに替わって素直に表現してくれる。共に6年間表現した化繊綿を用いるのも光の透過性が共通していることによる。

作 品

 内容 : 立体・インスタレ−ション・平面
 素材 : ワイヤ−・化繊綿・樹脂 

制作意図

 人間,自然,地球を周り巡ぐる水をテ−マにした。水は人間,自然,地球の規模で循環し,再び人間の体の中に戻ってくる。その時,水はその長い旅を記憶しているのだろうか。水が人の身体から自然に戻り,地球をまわり大きなサイクルで循環するイメ−ジを化繊綿の持つ透明感,そしてワイヤ−で造形する透過性で表現しようと思う。

略 歴

1948 東京に生まれる
1988〜1992 元具体美術協会会員,松田豊氏に現代美術を師事
【主な個展】
2002 井波未知子展/Metal Art Museum Hikarinotani(千葉)
2001  糸とドロ−イングによる−せんのかたち−/
     ギャラリ−由芽(東京)
1999 −Cotton work・滴−/
     ワコ−ル銀座ア−トスペ−ス(東京)
    −Cotton work・危い箱−/
     ギャラリ−スペ−ス侑(群馬)
1998 −Cotton work・天地融合−/
     オレゴンム−ンギャラリ−(東京)
1997 −Cotton work・繊/SEN−/
     ギャラリ−スペ−ス侑(群馬)
1996 −Cotton work・繊/SAN−/千疋屋ギャラリ−(東京)
1995 “WhiteShadow”/ワコ−ル銀座ア−トスペ−ス(東京)
1994 “White Tie”
     千疋屋ギャラリ−(東京)/ギャラリ−無有(京都)
    井波未知子展/大和ギャラリ−(大阪)
1993 “White Object”/ギャラリ−無有(京都)
1989-1992 織りによる立体造形展/ギャラリ−Do(大阪)
【主なグル−プ展】
2001 ファイバ−ズア−トパ−ト2001展/
     ギャラリ−スペ−ス21(東京)
2000 第26回現代日本美術展/
     東京都美術館・京都市美術館(東京・京都)立体賞候補
    第5回国際掌中新立体造形公募展/吹上ホ−ル(名古屋)
    2000年釜山国際ア−トフェステバル/
     釜山文化会館(韓国・釜山)
1999 第25回現代日本美術展/
     東京都美術館・京都市美術館(東京・京都)立体賞候補
    第4回インタ−ナショナルグル−プショ−/
     公立トル−カ近代美術館(メキシコ)
1998 第24回現代日本美術展/
     東京都美術館・京都市美術館(東京・京都)
1997 第23回現代日本美術展/
     東京都美術館・京都市美術館(東京・京都)
1995 第3回国際掌中新立体造形公募展/
     吹上ホ−ル(名古屋)大賞受賞