METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI | |
2001年 4月21日 〜5月20日 |
4〜5月の企画展 |
セツ スズキ展 |
NO-MENシリ−ズ |
会 期 |
2001年4月21日(土)〜5月20日(日) |
作家名 |
セツ スズキ |
作家紹介 |
私は彫刻家です。彫刻家とは,世界の事物を彫り・刻み・くっつける者のことです。さらに具体的にいえば,モノのみに因われるのでなく,広く社会のコトをも視野にいれ,思考し(彫り),分析し(刻み),再構成する(くっける)者のことです。既成の活力を失ったさまざまな事象にメスを入れ,問題提起し,より生き生きとしたものに関係づけていく。そのようなスタンスに立って,私は長年,実存と芸術,芸術と大地,大地と人間の問題を考えてきました。 そして近年の作品シリ−ズとしてNO-MENシリ−ズを造り続けています。その意味するところは,人間世界の不条理に対する否定の NO! から始まり日本文化の根源的芸能,能楽のNO-h。生命を根底的に支え,文化の淵源ともなった農耕のNO-u。更に人間生命の根幹であり中枢ともいえる頭脳のNO-uです。これらの多角的で根源的意味を有するNOという語をキ−ワ−ドに現実世界を様々な角度,手法で表現し問題提起して行きたいと思っています。 |
作 品 |
内容:彫刻 インスタレ−ション 素材:鉄,FRP,木,ワックス,等 |
制作意図 |
現在,継続中のNO-MENシリ−ズという一貫したテ−マで作品発表したいと思います。「NO-MEN」という語をキ−ワ−ドに多面的な社会の様々な事象に彫刻という表現手法を駆使し,思考し,分析し,再構成して行く作業を通して,現実社会と積極的に関わり世界の根源(真理)に肉薄したいと思っています。それはちょうど,太陽光という一つの色彩に見える光線がプリズムを通過する時スペクトルという個々の色彩の光線となって,その本質や真実の姿が露になるように,私という現実世界を反映した個々がパスト的光線を彫刻というプリズム的なものに投射して見えてくる個々のイメ−ジが,現実世界の根源的なものであるような関係です。 今回の展示には2つのベクトルがあります。 |
略 歴 |
1953 茨城県に生まれる。 1980 東京造形大学美術学科彫刻専攻卒。 【個展】 1989 Vorpal Gallery (New York) 1991 Vorpal Gallery (New York) 1996 ア−トギャラリ−「環」(銀座) 1997 TAUE PROJECT'97(八千代町) 2000 Gallery Q & QS(銀座) TAUE PROJECT 2000(八千代町) 2001 METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI(千葉・印旛沼湖畔) TAUE PROJECT 2001 (千葉・印旛沼湖畔) 【グル−プ展】 1981 第13回第三文明展 大賞(上野) 倉敷市美術館(倉敷市) 1989 第25回神奈川県展 大賞(神奈川県) 三浦市ふれあいの村(三浦市) 1990 倉敷まちかどの彫刻展(倉敷市) 1993 湘南ひらつか野外彫刻展(平塚市) 1995 洞爺村国際彫刻ビエンナ−レ(洞爺村) 2000 第1回印旛村野外彫刻展 佳作(印旛村) 2001 岡本太郎記念 現代芸術大賞展(川崎市) 【パブリックコレクション】 倉敷市美術館(倉敷市) 三浦市ふれあいの村(三浦市) |
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