METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI

2001/2/10
   〜3/11

2〜3月の屋外展示


<土の子どもプロジェクト>
土の子どもの旅 vol.2

清水雄一作品展


■同時特別企画「作品と巨木のある神社巡り」(お問い合わせください)


会 期

 2001年2月10日(土)〜3月11日(日)

作家名

 清水 雄一(しみず ゆういち)

作家紹介

 植物の「種」の不思議と美しさに魅せられて,もっと言えば万物の自然とそのままの姿の面白さに魅せられて,人工物に囲まれて生きる私がなぜそう感じるかを,ずっと粘土(土)という素材に関わって造形表現を試みています。ここ数年は,縄文時代と同じ技法でテラコッタを焼くことで,火や木,または焼き上がって出来る偶然の模様などに自然のエネルギ−を楽しんでいます。それらの作品を「土のこども」と称し,2000年から開始した「土のこどもプロジェクト」では,神社や仏閣など人の歴史ある場所にインスタレ−ションをしたり,参加形式で観に来た人達の「土のこども」を展示してもらったり,子供たちと粘土造形・野焼きのワ−クショップをするなど地域を巻き込んだ活動をしています。

作 品

 内容:立体によるインスタレ−ション
 素材:テラコッタ・木材 

制作意図

 土のこどもプロジェクト「土のこどもの旅 vol.2」として,メタルア−トミュ−ジアムと大網にある房総平和園を結びます。vol.1同様どちらからでもスタ−ト出来るように,あらかじめ用意した小さな「土のこども」を持って見に来られた人に参加してもらいます。その間約40kmにある神社・仏閣その他にも作品を配し車でラリ−します。メタルア−トミュ−ジアムにインスタレ−ションしてある作品と参加した人の作品は,これから続く「旅」を共にし,そこの地域の人達との交流をしていきます。そしていつの日かそれぞれの手元に戻った素焼きの作品が何を語るのか見てみたいのです。今回のメタルア−トミュ−ジアムの「土のこども」たちは,印旛の広い冬の寒空のもとクロッカスとスイセンの傍らに踊っています。

略 歴

1961 東京都生まれ
1984 東海大学芸術学科卒業
【個展】
1988 Blue Zohe(武蔵野市)
1990 Blue Zohe(武蔵野市)
1995 ア−トスペ−ス美蕾樹(渋谷)
1997 野焼き・インスタレ−ション(大網白里町)
2000 土のこどもプロジェクト「土のこどもの旅 vol.1」
    毘沙門天・亀岡八幡宮(神楽坂・市ヶ谷)
2001 土のこどもプロジェクト「土のこどもの旅 vol.2」
    METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI(千葉・印旛沼湖畔)【グル−プ展・公募展】
1993 埼玉県展(埼玉県立美術館)
1997 メキシコ国際彫刻シンポジュウム(メキシコ チャパス州)
1998 第6回東京野外現代彫刻展(都立砧公園)
1999 第28回現代日本美術展(東京都美術館・京都市美術館)
2000 第29回現代日本美術展(東京都美術館・京都市美術館)
【パブリックコレクション】
 福島県西会津町 さゆり公園
 メキシコ チャパ・デ・コルソ 旧修道院
 千葉県大網白里町 房総平和園