1階はモルタル塗、2階は板張として、上下階で外装の仕上材を変えていますが、全体は白く塗られすっきりとした外観です。しかし、建築当初は板壁は赤褐色に塗られていたそうで、緑色のスレート屋根と併せずいぶんと斬新な感じであったと思われます。正面に妻壁を据えたこの住まいでも母屋は方杖に支えられていますが破風板に包まれ控えめなデザインとなっています。。曲線を用いた破風板端部のデザインが随所で繰り返されとても印象的です。玄関の庇のデザインも洋館の浪漫な香りを漂わせています。 (この住まいは残念ながら取り壊されました 2017/02 記)