2番目に、教育体制についてご説明します。中国全体、それからこの興隆県でも、教育体制は国家が運営することが中心です。それから社会各界と協力しながら学校を運営する2種類があります。例えば、さっき申し上げました基礎教育は全部国家が行う。職業教育と成人教育は各県なり各企業が協力し合って運営する。管理体制は各級毎に(段階に分けて)責任をもって管理する。例えば小学校は村が運営する。中学校は郷・鎮が運営する。教育の用具は教育委員会が統一的に管理しています。
繰り返しますけれども、入学前は1年間、小学校5年間、中学校4年間、高校3年間ですが、今中国全体では2つの体制をとっています。1つは、大都会では6・3制、小学校6年、中学校3年制をとっている。もう1種類は5・4年の体制で、この興隆県はこの5・4の方をとっている。出来るだけ条件を作って、学齢前、今1年ですけれども、2年にするよう努力しています。
学校運営の方針について簡単にご紹介します。今教育方針については、社会主義現代化建設に奉仕し、清算労働と結びつけさせなければならないというのがあります。徳育・知育・体育を全面的に発展させていく人材を養成することであります。教育方針は、以前は学校教育だけを方針にしていましたが、今は社会と結び付けて全面的に能力を持つ人材を養成することを方針としています。例えば、先ほど言いました徳育・知育・体育と結び付けて、思想道徳のレベルを高め、文化、科学のレベルを高めること、労働の技能を持つようにすること、健康と心理の素養を良くすることに力を入れています。学生たちのそれぞれの特長を生かして、生気溌剌、愉快に成長させることを目指しています。
各学校それぞれ自分の状況に適応した特色を持つ学校を運営するよう今要求しています。今中国教育委員会では、「品質を高める」という言葉をよく使いますが、この言葉には先ほどから申しましたこうした内容が含まれています。どういう人間になるのか、どう生きていくのか、どう仕事するのか、いろいろ学校時代から教えていくのです。
最後に、どのように今学校の先生のレベルアップに力を入れていくかです。高いレベルの生徒を養成するためには、高いレベルのある校長と先生が必要です。幹部、長に対して教育委員会の要求があって、免許証を持ってその部所に就くということを実施しています。また免許証のある人に対しても、引き続き自分のレベルをアップしないといけないと要求しています。小学校の校長に対しては教育委員会の研修学校があります。高校のは省の研修クラスに入って研修を行います。小学校と中学校の先生は県内で研修します。高校は市クラスの研修班で研修します。私の方からは以上簡単に紹介させていただきました。皆さんの方からご質問ございましたら遠慮なくおっしゃって下さい。お互いに交流しあいましょう。謝謝。」